本当にあった×××な話
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#251 [ゆーちん]
10分ほど走っただろうか。
すごくお洒落なお店に着いた。
店に入ると店員が、
「青木様、いらっしゃいませ。」
と深々と頭を下げた。
常連中の常連なんだろうな〜って思いながら、案内係について行った。
:08/12/05 21:23 :SH901iC :EaTN36f.
#252 [ゆーちん]
普通の席とは違い、特別な席に通された。
席に着き、はるちゃんは青木さんに聞いていた。
「青木君、何なのここ?」
「あぁ、VIP席。」
「マジ?」
はるちゃんと一緒に笑うしかなかった。
すごく豪華で異空間って感じ。
私には似合わない。
:08/12/05 21:25 :SH901iC :EaTN36f.
#253 [ゆーちん]
「由美ちゃん、緊張しなくて良いよ。」
「あ、はい。」
「いつも通りでいいんだよ。」
ニコッと笑ってくれた青木さんに私もつられて笑った。
「あ、はるはいつも通りじゃダメだからな?」
「わかってるわよ」
どういう意味かわからなかったけど、5分後に理解ができた。
:08/12/05 21:25 :SH901iC :EaTN36f.
#254 [ゆーちん]
「お待たせ。」
一人の男の人が入ってきた。
見た事ない人だった。
「こんばんわ!初めまして!」
はるちゃんが挨拶をした。
「わざわざごめんな。まあここ座ってよ!」
男の人は青木さんの近くの席に腰を下ろした。
:08/12/05 21:26 :SH901iC :EaTN36f.
#255 [ゆーちん]
「由美ちゃん、こいつは俺の同僚で相沢。」
そう紹介された相沢さんは、私にペコっと頭をさげてくれた。
私も急いで頭を下げ返した。
「由美ちゃんって、想像していた子と違うな〜。」
相沢さんは笑った。
:08/12/05 21:28 :SH901iC :EaTN36f.
#256 [ゆーちん]
「え?」
「青木から話聞いてたからさ。」
「あ、そうなんですか。よろしくお願いしますね。」
「こちらこそ。」
「相沢さん、今日はわざわざすみません。」
はるちゃんが笑いながら相沢さんに謝っている。
んー。
いまいち話がわからない…。
:08/12/05 21:28 :SH901iC :EaTN36f.
#257 [ゆーちん]
「いえいえ。呼んでいただいて幸栄です。」
爽やかな笑顔の相沢さん。
「今日もお仕事だったんですか?」
「ええ…まだ少し仕事が残ってたんですが、あとは部下に任せてきました。早くここに来たかったんで…。」
「本当ですか?嬉しい!」
思いっきり、はるちゃんと相沢さんの二人だけの会話になり始めた。
:08/12/05 21:29 :SH901iC :EaTN36f.
#258 [ゆーちん]
ポカーンとしていると青木さんから、
「由美ちゃん、口開いてる。」
と笑いながら小声で指摘された。
「あ、アハハ。」
:08/12/05 21:30 :SH901iC :EaTN36f.
#259 [ゆーちん]
「はるが相沢の事気に入っちゃってさ。紹介してって言われて今日の食事会することになったんだ。」
青木さんは私の耳元で説明を続ける。
「はるには内緒だけど相沢もはるのこと、たぶん好意持ってるよ。なんせあの容姿だからさ。」
相沢さんとはるちゃん。
美男美女。
:08/12/05 21:35 :SH901iC :EaTN36f.
#260 [ゆーちん]
「2対1だと俺邪魔じゃん?だからってすぐに消えちゃうのは露骨だから、2対2にしようって事で由美ちゃん呼んでもらっての。」
なるほど…。
「はるから聞いてると思ったのに…はるも緊張してたから由美ちゃんに言うの忘れてたんだな!」
:08/12/05 21:36 :SH901iC :EaTN36f.
#261 [ゆーちん]
状況も把握したところで、料理や飲み物を注文し、4人で乾杯した。
少し二日酔い気味だったので、私は普通のドリンクにしてもらった。
「松中さんってやっぱりモテます?」
「全然ですよ〜。」
はるちゃんの嘘つき。
モテモテじゃん!
そう言ってあげたかったけど、はるちゃんの芽生え始めたかもしれない恋を、応援してあげたかったから、私は黙って料理を食べた。
:08/12/05 21:36 :SH901iC :EaTN36f.
#262 [ゆーちん]
良い感じに盛り上がって3人は楽しそうにお酒を飲んでいる。
話を聞いていると、やっぱり私はまだまだ子供なんだなって改めて思い知らされた。
社会人の意見は子供な私にはすごく刺激的で…。
将来の事、マジメに考えようって思ったのはこの日だった。
:08/12/05 21:37 :SH901iC :EaTN36f.
#263 [ゆーちん]
盛り下がらないように、私も無理矢理話しに食らい付くが、やっぱりわからないことも多々。
ほんと私ってまだまだ子供だ…。
大人にならないと。
大人に、なりたい。
:08/12/05 21:38 :SH901iC :EaTN36f.
#264 [ゆーちん]
3時間ほどいただろうか。
「それじゃ、そろそろお開きにするか。」
青木さんが言った。
「えぇ〜、まだ飲み足りない!」
「俺も。」
はるちゃんと相沢さんの腰が上がらない。
:08/12/05 21:40 :SH901iC :EaTN36f.
#265 [ゆーちん]
「じゃあ2人で二軒目行けばいいじゃん。俺は由美ちゃん送り届けて帰るよ。俺、明日早いんだ。」
「そうなんだ。じゃあ仕方ないね。相沢さん二軒目行きましょう?」
「おう。」
はるちゃんは相沢さんと。
私は青木さんと帰える事になった。
思いっきり飲酒運転だったからちょっと怖かったけど、青木さんは『余裕。』と笑っていた。
:08/12/05 21:41 :SH901iC :EaTN36f.
#266 [ゆーちん]
車が動き出す。
だけど私の家とは反対方向に向かっていた。
「青木さん、私の家こっちじゃないですよ。」
「ん?わかってるよぉ。」
「え?」
「なんでせっかく会えたのにすんなり返さないといけないんだよ。」
クスッと笑った青木さん。
:08/12/05 21:42 :SH901iC :EaTN36f.
#267 [ゆーちん]
「でも明日早いんでしょ?」
「あんなの嘘だよ。明日休みだもん。」
「そうなんですか?」
「うん。ああいう風にあの2人を上手い事二軒目に行かせりゃ、俺ら2人っきりになれんじゃん?」
「…」
:08/12/05 21:43 :SH901iC :EaTN36f.
#268 [ゆーちん]
なんだか照れてしまう。
そういうこと、サラって言われるとすごくドキドキする。
「今日覚悟しててね?俺かなりタマってんの。」
青木さんはまた笑った。
相沢さんとはまた違う、爽やかな笑顔だった。
:08/12/05 21:43 :SH901iC :EaTN36f.
#269 [ゆーちん]
「アッ…ンン…青木さ…」
ホテルに着き、シャワーも浴びずに青木さんは私をベットに押し倒した。
「気持ちいい?」
「んんっ…アッ…」
フカフカのベットで、青木さんは後ろから攻めてくる。
二日連続で少し疲れちゃうけど、気持ちいい…。
:08/12/05 21:44 :SH901iC :EaTN36f.
#270 [ゆーちん]
どんどん私を淫らにさせていく青木さん。
ほんと上手い。
昨日の飯田先輩と比べてしまう。
どっちもすごいテクニックを持ってると思うけど…
やっぱ青木さんかな?
青木さんのモノの方がデカかったり…なんてね。
:08/12/05 21:44 :SH901iC :EaTN36f.
#271 [ゆーちん]
何度イかされても、またイかされたい。
果てても求めてしまう青木さんとのSEXは、麻薬みたいなもの。
辞められないの…。
:08/12/05 21:45 :SH901iC :EaTN36f.
#272 [ゆーちん]
「今日はありがとうございました。またお食事誘ってくださいね?」
「ああ。今度は二人で食事に行こう。」
「本当ですか?楽しみにしておきます。」
「それじゃあ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
今日もまた青木さんに家まで送ってもらい、お金をもらってから、さよならした。
この瞬間が嫌い。
:08/12/05 21:46 :SH901iC :EaTN36f.
#273 [ゆーちん]
青木さんがどんどん遠ざかっていって、二度と会えなくなりそうな気さえするから…嫌い。
青木さんとの食事を楽しみにしながら、また次の日から学校が始まる。
月曜の朝は憂鬱でダルい。
:08/12/05 21:46 :SH901iC :EaTN36f.
#274 [ゆーちん]
先輩と飲んだカクテルも、まだ抜けきっていないらしくどこか気持ち悪い。
三日酔い?
《おはよう。音楽室来て!》
登校中にはるちゃんからメールが入った。
《了解。》
学校に急いだ。
きっと昨日の事だ!
なんだかワクワクする。
いつもなら15分かかる道のりを10分で到着させた。
:08/12/05 21:47 :SH901iC :EaTN36f.
#275 [ゆーちん]
「は〜るちゃん!」
「あ、おはよう。」
はるちゃんは昨日とは違い、清楚で可愛いオーラを放っていた。
:08/12/05 21:48 :SH901iC :EaTN36f.
#276 [ゆーちん]
「ちょっと!昨日の事説明してよね?」
「アハハ、ごめんね!よく考えたら私、由美ちゃんに説明してないな〜って気づいて、今呼び出しちゃったってわけ。」
「ほんとビックリしちゃったんだからね。」
「エヘヘ、あのね話せば長くなるんだけど、聞いてくれる?」
「もちろん!」
:08/12/05 21:49 :SH901iC :EaTN36f.
#277 [ゆーちん]
はるちゃんは優しい笑顔を浮かべ、話し始めた。
「こないだ青木君に会った時、いい男いない?って冗談で聞いたら、写真見せてくれたのね。その写真に写ってたのが相沢さん。迷わず、この人紹介してって言ったら、昨日の食事会が開催されたってわけ。」
:08/12/05 21:49 :SH901iC :EaTN36f.
#278 [ゆーちん]
「じゃあはるちゃんの一目惚れ?それとも客としての惚れ込み?」
「もちろん恋愛対象としての惚れ込みだよ。」
「マジ?なんか私まで興奮しそう…。」
「相沢さんって話してみると見た目と違ってすっごく気さくでね。ギャップが可愛くってさ。」
:08/12/05 21:50 :SH901iC :EaTN36f.
#279 [ゆーちん]
はるちゃんは子供のようにはしゃぎながら、相沢さんの事を話を続けた。
「あれから由美ちゃん達とバイバイしたじゃない?あの後、相沢さんの行きつけのバーで飲み直したんだけど、すっごく楽しくて…。私、恋しちゃったかもしれない。」
:08/12/05 21:51 :SH901iC :EaTN36f.
#280 [ゆーちん]
「ええーっ!マジ?なんかすごいよ!私、応援するからね。」
「うん。ありがと!頑張るね。」
「それじゃあ、もう仕事もないの?」
「ううん。それは続けるよ。恋したぐらいで、もうSEXしません、なんて言ったら今までの客に殺されそうだからね。」
:08/12/05 21:52 :SH901iC :EaTN36f.
#281 [ゆーちん]
さっきまで無邪気にはしゃいでいたはるちゃんの表情は一気に曇ってしまった。
悲しそうで辛そうで…。
無理矢理作った笑顔だった。
「…そっか。わかった。」
「だからこれからもよろしくね?」
「うん、こちらこそ。」
:08/12/05 21:53 :SH901iC :EaTN36f.
#282 [ゆーちん]
はるちゃんとある程度、これからの話を済ませ、音楽室を出て教室に向かう事にした。
「石田!」
廊下を歩いていると、誰かに呼ばれ、振り返る。
「あ、長谷川先生。おはよーございまーす。」
いやみったらしく笑顔を見せつけた。
:08/12/05 21:54 :SH901iC :EaTN36f.
#283 [ゆーちん]
「あ、ああ。おはよう。あの…ちょっとコッチに来てくれないか?」
先生は物陰を指さした。
「嫌です。ここで話してください?」
周りはたくさんの生徒が歩いている。
:08/12/05 21:54 :SH901iC :EaTN36f.
#284 [ゆーちん]
「お願いだから…少しでいいんだ。」
「ここで言えないんだった聞きません。何ですか?」
悔しそうな顔をする長谷川を見るのが楽しくて、ついつい意地悪をしてしまう。
はるちゃんの恋を邪魔する客だと言う事に、益々悪事心が働く。
:08/12/05 21:55 :SH901iC :EaTN36f.
#285 [ゆーちん]
「あ、あの…土曜のことなんだが…その…。」
「何?私と先輩の事、校長にチクるつもりですか?」
「まさか!あの…はるちゃんがどうのこうの言ってたけど、石田…もしかして。」
:08/12/05 21:56 :SH901iC :EaTN36f.
#286 [ゆーちん]
「あぁ、はるちゃんとのこと私知ってますよ?」
「どうして…」
「だって私、はるちゃんの相方だもん。」
「相方?」
長谷川は驚いていた。
「はい。接客中、私が監視してるんです。だからこの前、長谷川先生がしてた時、私監視してたんですよ?」
「なっ…!」
:08/12/05 21:57 :SH901iC :EaTN36f.
#287 [ゆーちん]
周りにたくさんの生徒が居るから、一応気を利かせて小声で喋ってあげた。
最後の言葉は、とびっきり小声で言ってやった。
「随分と激しくヤッたんですね、先生?」
:08/12/05 21:57 :SH901iC :EaTN36f.
#288 [ゆーちん]
「い、い、い、石田!頼む、今回の件、両方とも必ず誰にも言わないって約束してくれ!」
長谷川は慌てながら私に手を合わせてきた。
「別にいいですけど、先生も約束してくださいよ?」
「ああ、約束する!」
「じゃあ交渉成立したとこで、私教室行くんで!じゃあまたね…長谷川せーんせっ!」
不安げな顔をした長谷川を残し、私は教室へと去った。
:08/12/05 21:58 :SH901iC :EaTN36f.
#289 [ゆーちん]
■□■□■□■
今日の更新は
ここまで(^^)
>>2■□■□■□■
:08/12/05 21:59 :SH901iC :EaTN36f.
#290 [あ]
:08/12/06 00:09 :P905i :☆☆☆
#291 [ゆき]
おもしろーい(^O^)
:08/12/06 09:19 :921SH :KeNfYpEc
#292 [ゆーちん]
:08/12/06 11:18 :SH901iC :RGCJ8FBc
#293 [ゆーちん]
はるちゃんの恋愛発覚から1ヶ月がたった。
相沢さんとは相変わらずらしく、良い感じが続いているらしい。
私は青木さんが多忙なため、あの食事会のすぐ後に1度だけ体を買ってもらっただけで、もう2週間以上会っていない。
:08/12/06 11:23 :SH901iC :RGCJ8FBc
#294 [ゆーちん]
飯田先輩とは、おかげさまで毎日学校に来ているのでよくSEXする仲になっている。
お金はいらないと言い続けているが、先輩は払うと言って聞かない。
仕方なく受け取る日もあれば、断固として受け取らない日もある。
そんな先輩、はるちゃんとも定期的にSEXしている。
:08/12/06 11:24 :SH901iC :RGCJ8FBc
#295 [ゆーちん]
「好きな人いないの?」
と、はるちゃんに聞かれる事がある。
「いないよ。」
そう答えると、はるちゃんは言った。
「青木君のことは好きじゃないの?ただの客?」
「んー、どうだろ。」
正直…よくわからない。
:08/12/06 11:25 :SH901iC :RGCJ8FBc
#296 [ゆーちん]
恋ってなんか、めんどうじゃん。
いろいろ悩まないといけなし。
でも知らないうちに、しちゃってるのが恋であって…。
私は誰かに恋をしているのだろうか。
自分自身の気持ちさえ、理解できていなかった。
:08/12/06 11:25 :SH901iC :RGCJ8FBc
#297 [ゆーちん]
ある日。
《仕事です。3時間目にサッカー部の部室にてね。》
はるちゃんからメールがきた。
部室?
珍しいな…。
部室でヤリたがる人はだいたいが3年生。
3年生の客は少ないから珍しいし、どんな先輩なのか楽しみだったりする。
:08/12/06 11:26 :SH901iC :RGCJ8FBc
#298 [ゆーちん]
《了解です。》
2時間目が終わり、急いで部室近くに待機する。
《準備OKだよ。》
《はーい。よろしくね!》
はるちゃんとメールを交わしたところで、3時間目開始のチャイムが鳴った。
:08/12/06 11:27 :SH901iC :RGCJ8FBc
#299 [ゆーちん]
音楽準備室や資料室と言ったいつものパターンだと、中が見えないところで監視するのだが、今回の部室の場合は中が見えてしまう場所での監視だった。
場所的に、どう頑張っても中を見ないと監視できないという感じの造りだったので、部室SEXの時はいつも拝見させてもらっている。
:08/12/06 11:28 :SH901iC :RGCJ8FBc
#300 [ゆーちん]
1人の男が部室に入ってきた。
あれが今日の客か。
「ゆうとくん久しぶりだね。」
「最近、金無かったからさ…。はるちゃん、俺すっげー溜まってんだ。」
「えぇ〜?じゃあ何からする?」
「舐めて。」
「はーい。」
:08/12/06 11:29 :SH901iC :RGCJ8FBc
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