本当にあった×××な話
最新 最初 🆕
#1 [ゆーちん]
前にCーBOXで小説書いてました[ゆ]です

CーBOX卒業したのですが訳あって戻ってきました

マイペース更新ですが、どうぞ最後までお付き合い下さいm(__)m

>>2 アンカー・感想板
>>3 過去スレッド

⏰:08/12/03 20:30 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#2 [ゆーちん]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4098/

⏰:08/12/03 20:31 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#3 [ゆーちん]
過去に書いていた『本当にあったエロい話』と内容は一緒ですが、修正版として再び執筆しますね

一応、前のスレッドです
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/5222/f

[ゆ]イコール[ゆーちん]であるのを証明するのに、この携帯電話から投稿します

⏰:08/12/03 20:31 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#4 [ゆーちん]
高校1年生。


彼氏はいないけど友達がいたから毎日楽しい日々を平々凡々と送れていた。


私、石田由美は、その日も友達の亜紀と一緒に昼休みを過ごしていた。


「由美、次の時間何だっけ?」


亜紀はジュースを飲みながら私に言った。


「音楽だよ。はるちゃんに会えるね。」


はるちゃんとは、産休中の先生の代理で2ヵ月前にこの学校にやってきた。


若くて美人。


男子から人気があった。

⏰:08/12/03 20:56 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#5 [ゆーちん]
「暇だし、もう行く?」

「そうだね。」


昼ご飯を食べ終えた私と亜紀は、授業開始のチャイムが鳴るまで少し早いが音楽室に向かった。


到着し、違和感を感じた。


音楽室の隣に準備室があるのだが、電気は消えてるのになぜか様子が変。


「準備室に誰かいるのかな?」

「こんな早くに誰もいないよ。」


亜紀は笑った。

⏰:08/12/03 20:57 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#6 [ゆーちん]
「だよね!」


私もつられて笑った。


「いたとしたらオバケだね。」

「辞めてよ!ホラー苦手なんだから。」


そんな話をしていると亜紀の携帯電話に彼氏からの着信。


「もしもし…え?…ごめん、何?」


どうやら電波が悪いらしく、聞こえにくそうに亜紀は顔をしかめている。

⏰:08/12/03 20:59 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#7 [架恋]
わぁーゆさんだあ!

前作読んでました
めっちゃファンです~

戻って来たんですね}
嬉しいです!!

今回の作品も楽しく…
エロく見させてもらいますステ

応援してますので
頑張って下さいd(≧□≦)b

⏰:08/12/03 21:00 📱:W62SH 🆔:.kItBdoM


#8 [ゆーちん]
「由美ごめん。ちょっと電波悪いから外出るね!」

「うん。」


亜紀は音楽室の外に出て行った。


一人ぼっちの音楽室。


携帯電話を触って暇潰し。


友達にメールの返事を打っていた時だった。


ガタッ…


準備室から音が聞こえた。


やっぱり誰かいる!


携帯電話を握りしめ、準備室のドアノブ゙に手をかけた。

⏰:08/12/03 21:00 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#9 [ゆーちん]
ガチャ…


ドアを少しだけ開け、ゆっくりと覗いてみた。


…えっ。


頭が回らず、放心状態のまま見つめ続けた。


その視線の先には…はるちゃんの全裸姿と、校長の下半身肌姿があった。

⏰:08/12/03 21:02 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#10 [ゆーちん]
はるちゃんの真っ白な肌を校長は撫で回してる。


「ンッ…アァッ…ハァッ、ンッ…」


はるちゃんの口から甘い声が零れる。


「あぁ…ハァハァ…」


校長の口からは気持ち悪い吐息が。


二人は激しく腰を振り合っていた。

⏰:08/12/03 21:03 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#11 [ゆーちん]
先生同士でSEXなんて本当にあるんだな。


そんな事を思いながらボーッと二人の行為を見ていた。


すると、はるちゃんと目が合ってしまった。


…やばっ!


私は目を反らした。


そしてゆっくりドアを閉め直し、さっきいた椅子に座り直した。

⏰:08/12/03 21:04 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#12 [ゆーちん]
「由美〜、お待たせ。ごめんね。」


亜紀が戻ってきた。


「ううん。てかトイレ行きたいからついて来て?」

「いいよ。」


音楽室から離れたかった。


10分程、トイレで亜紀の彼氏の話を聞いていたら、虚しくもチャイムが鳴ったので音楽室に戻った。

⏰:08/12/03 21:05 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#13 [ゆーちん]
音楽室には、もうすでにたくさんの生徒がいて、さっきまでの殺風景な教室とは全く別の場所みたいだった。


「みんな座ってねー。」


はるちゃんの甲高い声が教室の全員に届き、皆は座りだす。


はるちゃんの顔が見れないよ…。

⏰:08/12/03 21:06 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#14 [ゆーちん]
私は1番後ろの自分の席に座った。


「それじゃあ始めるよ!」


はるちゃんが授業を始めた。


だけど、さっきの事がフラッシュバックして、はるちゃんの授業も聞かずずっと俯いていた。


…あれ?


机の中に白い紙が入っている。


そっと取り出してみた。

⏰:08/12/03 21:08 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#15 [ゆーちん]
【誰にも言わないよね?】

…えっ!?


心臓が波打った。


はるちゃんの字だ。


私が覗いていた事、バレてる!

⏰:08/12/03 21:09 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#16 [ゆーちん]
どうしよう…。


どうしよう…。


とりあえずその紙は自分のポケットにしまった。


私、校長に呼び出されたりしないよね?


それで『よくも覗いたな!』とか言って暴力振るわれたりしないよね?


無理無理無理!


絶対ヤダ!

⏰:08/12/03 21:09 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#17 [ゆーちん]
てゆーか何で校長とはるちゃんがSEXなんてしてたんだろ。


まさか、はるちゃん…校長に脅されてるとか?


きっとそうだよ!


はるちゃんみたいな美人が、あんなオヤジとSEXしなくても相手なんてたくさんいるはずだもん。


そうだよ、きっと…。

⏰:08/12/03 21:12 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#18 [ゆーちん]
そんな事ばかり考えていると授業が終わった。


「はーい。じゃあ今日はここまでね。起立!礼!」


いっきに教室が騒がしくなる。


他の生徒はぞろぞろと教室を出て行ったり、はるちゃんに話かけたりしていた。


「亜紀、教室帰ろう。」

「うん。」


早くここから…この場所から去りたくて、私は早足で教室の出口に向かった。

⏰:08/12/03 21:14 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#19 [ゆーちん]
「あ、石田さん!」


…えっ!?


後ろから、はるちゃんの声が私を呼び止めた。


ゆっくり振り返ると笑顔のはるちゃんが私を見ている。


「…はい?」

「約束してた本、持ってきたよ。ちょっとこっち来てくれる?」

⏰:08/12/03 21:16 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#20 [ゆーちん]
約束?


本?


何それ…


訳のわからないまま、はるちゃんの顔を眺める。


あぁ…わかった。


口実だ。


私を呼び止める為の嘘なんだ。


ここは素直に従うべき…


なのかな?

⏰:08/12/03 21:16 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#21 [ゆーちん]
「亜紀ごめん。ちょっと待っててくれる?」

「私、隣のクラスの子に用があるから先戻ってるね。ごめん!」

「そっか、わかった。こっちこそごめん。じゃあまた後でね。」


亜紀は一人で教室から出て行った。


私は、はるちゃんの方に近寄った。


「あっちの準備室にあるの。来て?」


準備室?


なんでわざわざ…。

⏰:08/12/03 21:17 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#22 [ゆーちん]
はるちゃんは周りにいた生徒にバイバイし、私を準備室まで誘導した。



ガチャン…



ドアが閉まる。



なんか生々しくって、すごく戸惑う。



二人っきりの準備室は、ひんやりと涼しい。



「石田さん。」

「はい?」

「見たよね?」



はるちゃんはなぜか笑顔だった。

⏰:08/12/03 21:20 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#23 [ゆーちん]
逃げられない。



逆らえない。



嘘つけない。



そう思わせるような自信に満ち溢れていた笑顔だった。



「…はい。」

⏰:08/12/03 21:20 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#24 [ゆーちん]
「誰かに言った?」

「いえ、言ってません。」

「本当に?」

「…はい。」

「そっか。わかってると思うけど、誰かにチクると石田さんの秘密バラすからね?」

「…え?」


何この展開。


私の秘密?


まさか…

⏰:08/12/03 21:21 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#25 [ゆーちん]
「石田さん援交してるでしょ?」


ニコッと笑ったはるちゃん。


私の予想は当たった。


「何で…」

「何で知ってるかって?私の友達がね、石田さんの客になったらしいの。」

「え?どういう事…」

「私の友達が、女子高生にお金払ってSEXしたって言ってたの。」


はるちゃんの笑顔は絶えない。

⏰:08/12/03 21:22 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#26 [ゆーちん]
「詳しく聞けば、この学校の制服で、名前は由美って言うし、顔や髪形も石田さんに当てはまったから間違いないな〜って!」


ニコニコ笑いながらはるちゃんは私にそう言った。


私は偽名を使わない。


面倒だから。


それが仇となった。

⏰:08/12/03 21:23 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#27 [ゆーちん]
「私だ、って証拠は無いじゃないですか。」

「証拠?あるよ。」


はるちゃんは携帯電話を取り出し、誰かに電話をかけ始めた。


…嘘でしょ?


私の携帯電話が、けたたましく鳴り出した。

⏰:08/12/03 21:24 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#28 [ゆーちん]
はるちゃんに電話番号なんか教えてるはずもないのにどうして?


「青木くんに番号聞いたの。」


…青木?


あ。


こないだ相手した人、確かそんな名前だ。


しかもかっこよかったから番号教えちゃったんだ。


…最悪。

⏰:08/12/03 21:28 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#29 [ゆーちん]
もう逃げられない。


「校長にチクるんですか?」

「え?チクって欲しいの?」


はるちゃんは笑った。


「まさか!」

「アハハ。チクんないよ。石田さんがさっきの事、誰にも言わないって約束してくれればね。」

「約束します。」

⏰:08/12/03 21:29 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#30 [ゆーちん]
「よし!でさぁ、石田さんにお願いあるんだけど。」

「何ですか?」

「私と組まない?」


…ん?


意味がわからない。


組む?


何を?

⏰:08/12/03 21:30 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#31 [ゆーちん]
ハテナマークを頭の周りに浮かべた私を見て、はるちゃんはニコッと笑った。


「さっき校長とSEXしてるの見たでしょ?」

「はい。」

「アレさぁ、私もお金貰ってるの。」


舌を出して悪戯っ子みたいに笑ったはるちゃんは年下のようにも見えた。

⏰:08/12/03 21:31 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#32 [ゆーちん]
「えぇっ!?」

「副業しないと、教師の給料だけじゃ生活できなくてさっ。」

「校長以外にも相手って…」

「いるよ。谷口先生、窪田先生、斎藤先生、長谷川先生…あと名前忘れたけど三年生も数人ね。」

⏰:08/12/03 21:31 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#33 [ゆーちん]
開いた口が塞がらない。


真面目な美人に見えて、派手な事してるんだ…。


私は普通の女だから、援交やってる風には見えないだろうし。


…ギャップって怖いね。

⏰:08/12/03 21:32 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#34 [ゆーちん]
「てか、谷口先生ってうちの担任じゃん。」

「そうだっけ?覚えてな〜い。」

「組むってどういう意味ですか?」

「さっきみたいな事が起こらないように見張り番して欲しいの。」

「見張り番?」

「うん。学校って鍵かけれない部屋多いでしょ?石田さんみたいな好奇心旺盛の子に覗かれないか、ビクビクしながらSEXしてんの。」

⏰:08/12/03 21:33 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#35 [ゆーちん]
ツンッとした凛々しい顔を私に向けた。


「すみません…。」

「アハハ。最初はスリルあっていいなって思ったんだけど、やっぱりね。」

「だったらホテル行けばいいじゃないですか?」

「学校から抜け出すと、さすがにヤバいよ…」

「そうなんですか。」

⏰:08/12/03 21:34 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#36 [ゆーちん]
「貰ったお金の3割渡すから私と組もうよ。ね?」


3割!?


1万円だと3000円って事だよね?


「組む!」

「よし決まり。よろしくね由美ちゃん!」


さっきまで石田さんって呼んでたのに、いきなり由美ちゃんって呼んでくるから…


なんか仲間みたいで嬉しいじゃん。

⏰:08/12/03 21:35 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#37 [ゆーちん]
「安全なオヤジ何人か知ってるから今度紹介してあげるね。」


そもそも援交してる時点で安全なオヤジだなんて存在しないけど…


信頼ってものは大切だからね。


「本当?」

「上玉だよ〜。ちょっと汗臭い奴もいるけど我慢してね。」

⏰:08/12/03 21:35 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#38 [ゆーちん]
はるちゃんは小さく笑った。


「あ、1つ心配なんだけど…」

「何?」

「見張り番って授業サボんないといけない時もあるよね?」

「うん、そうだね。」

「単位大丈夫かな?」

「その時は私の名前使って脅せばいいよ。」

「女の教科担当の先生には?」

「最悪の場合、校長いるから大丈夫!」

⏰:08/12/03 21:36 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#39 [優]
ゆーちんさんいた☆★教えてくれてありがとう頑張って書いてくださいね

⏰:08/12/03 21:37 📱:P904i 🆔:F8r6O7lE


#40 [ゆーちん]
そっか。


そうだよね。


私はたくさんの先生や校長の弱みを握ったんだ。


なんか…


楽しくなりそうじゃん。

⏰:08/12/03 21:37 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#41 [ゆーちん]
次の日、さっそく私の出番が来た。


《今から長谷川先生と体育準備室行くからお願いしますね、由美ちゃん!》

《了解でーす。》


はるちゃんとメールでやり取りし、私は授業をサボり、体育準備室の入口を監視できる所に座り込んだ。

⏰:08/12/03 21:38 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#42 [ゆーちん]
今、あの中ではるちゃんと長谷川先生はSEXしてるんだ。


なんて思うとウズウズしてしまう。


ウォークマンで歌を聞きながら入口をボーッと監視。


40分程すると長谷川先生が出てきた。


周りを確認してからスタスタと歩いてどこかに行ってしまった。


私は準備室に向かう。

⏰:08/12/03 21:39 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#43 [ゆーちん]
ガチャ…


「はるちゃーん?」

「由美ちゃん?こっちだよ。」


はるちゃんは物影でしゃがみ込んでいた。


私は近くに駆け寄る。


「お疲れ様!」

「由美ちゃんこそお疲れ様。ありがとね。」

⏰:08/12/03 21:41 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#44 [ゆーちん]
はるちゃんの笑顔は極上に可愛い。


この笑顔に男は落とされるんだろうな〜。


「早く服着た方がいいよ。もうすぎ授業終わるチャイム鳴っちゃう。」


はるちゃんは下着だけつけてグッタリしていた。


真っ白でスベスベでびっくりするぐらいのスタイルの良さ。


誰もが羨む。

⏰:08/12/03 21:41 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#45 [ゆーちん]
「うん、そだね。」


はるちゃんは服を着て、髪を手グシで整えていた。



「あ、これ。」



そう言ってはるちゃんは、私にお金を渡した。


「あ、ありがとう…。」


ほとんど何もしてないのに6000円貰えた。


何か申し訳ない気分。


嬉しいけど…複雑。

⏰:08/12/03 21:42 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#46 [ゆーちん]
「しっかしさぁ、公務員って言っても安月給の上に妻子持ち。よく2万も出せるね。」


1回2万円かぁ。


「由美ちゃんはいつもどれくらい貰ってるの?」

「2万から…たまに5万。」

「いいなぁ!ちなみに青木くんはいくらだったの?」


ニッと笑いながら、はるちゃんは私に言い寄ってきた。

⏰:08/12/03 21:43 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#47 [ゆーちん]
「確か3万程だったと思う。」

「たったの3万円?青木くん、お金持ちだからもっと貰えるよ。」


はるちゃんは笑った。


青木さんはカッコイイし、お金持ちだし…チクらない事を除けば最高の男なのにね。


そんな話をしていると授業終了のチャイムが鳴った。


私たちは『またよろしくね』と言い合って、別々に準備を出た。

⏰:08/12/03 21:44 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#48 [ゆーちん]
私の好奇心がきっかけで、あの日から私とはるちゃんの関係が始まったんだ。


先生が援助交際する為に見張りをする、という役目を与えられた私。


退屈な毎日が少しずつ変わって行くんだ。


私の小さな仕事。

⏰:08/12/03 21:45 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#49 [ゆーちん]
□■□■□■□

今日の更新は
ここまでにします

□■□■□■□

⏰:08/12/03 21:49 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#50 [ゆーちん]
>>7架恋さん
>>39優さん

ごめんなさい書き込み気付きませんでした

こちらこそ、ありがとうございます

これからは感想など、こちらにお願いしますm(__)m

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4098/

⏰:08/12/03 21:50 📱:SH901iC 🆔:5DB/A33.


#51 [ゆーちん]
■□■□■□■

今から更新

■□■□■□■

⏰:08/12/04 14:12 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#52 [ゆーちん]
「石田!ちょっと来い。」

「え、私?」


朝のHRが終わると、いきなり谷口先生に呼び出された。


何だろ?


疑問に思いながら教卓に向かう。


「何ですか?」

「最近授業休みがちだけどどうしたんだ?」


あぁ…その事か。


谷口は私の担任だからそういう注意をしてくる。


「ん〜保健室にいたり?」


…なんて、嘘。

⏰:08/12/04 14:13 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#53 [ゆーちん]
本当は、はるちゃんの仕事の見張り番してる。


なんて、口が裂けても言えない。


「体調悪いのか?」

「そうみたいです。」

「そうみたいです、って…。他人事だな。」


谷口は笑った。

⏰:08/12/04 14:14 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#54 [ゆーちん]
「ごめんなさーい。」

「まぁ無理せずにな。でも頑張らないと単位ヤバいぞ?」

「はーい。」


素直に聞き入れておけば何も文句言われない。


別にはるちゃんをネタにして、谷口を脅すつもりわない。


20代後半でまだまだ新米だしね。


恨みもないし、まぁ…どうでもいいかな〜って感じ。

⏰:08/12/04 14:15 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#55 [ゆーちん]
軽い説教を受けた後、自分の机に戻る。


「何だったの?」


亜紀が私の机の前に来て言った。


「授業サボるなってさ。」


亜紀には、いつも保健室や屋上でサボっていると伝えてある。


はるちゃんと組んでいる事は誰も知らない。

⏰:08/12/04 14:16 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#56 [ゆーちん]
♪〜



メールを受信した。


はるちゃんからだ。


《朝1で谷口先生と音楽準備室。よろしくね!》


いきなり?


しかも谷口先生かよ!


そんな事を思いながら亜紀にサボる事を伝えた。


「さっそくかよ!」


亜紀に笑われながら私は教室を抜け出した。

⏰:08/12/04 14:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#57 [ゆーちん]
はるちゃんと組んでもう1週間。


何度か仕事を経験してるうちに気付いた。


やっぱ音楽準備室での仕事が1番多い。

⏰:08/12/04 14:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#58 [ゆーちん]
はるちゃんの居場所イコール音楽室って感じだから、客もわざわざ音楽室を指定してくるんだって。


男の思考って、よくわかんないよね。


私はいつもみたいに音楽準備室の入口を監視できる場所に腰を降ろした。


ウォークマンを耳に装着し、睡魔に襲われながらも40分程監視した。

⏰:08/12/04 14:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#59 [ゆーちん]
ガチャ…


準備室から谷口先生が出て来た。


入れ代わるように、私は準備室に入って行く。


「お疲れ様でーす。」

「ん〜…やっぱ朝1はキツいね。」

⏰:08/12/04 14:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#60 [ゆーちん]
はるちゃんは目をショボショボさせながら笑っていた。


「あ、はるちゃんに報告があるんだぁ。」

「ん、何?何?」


はるちゃんは疲れているにも関わらず爽やかな笑顔だった。


「今日青木さんと会うの。」

「そうなんだぁ!私から料金上げろって言っといてあげるね。」

「アハハ。よろしくお願いします。」

⏰:08/12/04 14:22 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#61 [ゆーちん]
そして放課後になり、私は青木さんと駅近くのコンビニで待ち合わせをした。


…あ!


見覚えのある車が、コンビニの駐車場に入って来た。


近寄ってみると間違いなく青木さんだ。


「青木さん!お久しぶりです。」

「おう!乗って〜。」

「はい!」


私は車に乗り込んだ。


この時、あの人に見られてるなんて想像もしなかった。

⏰:08/12/04 14:23 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#62 [ゆーちん]
ホテルに向かう車中、はるちゃんの話で盛り上がった。


学生時代の話を聞いていると何だか楽しい。


一応はるちゃんが売りしてる事は秘密みたいなので、私達の関係は仲のいい生徒と教師って事になっている。


「はるから連絡来てたよ!もっと高く買ってやれってさ。」


青木さんは笑った。


「マジですか?はるちゃんったら〜!」


…なんて、知らないフリをした。

⏰:08/12/04 14:24 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#63 [ゆーちん]
「あ、由美ちゃん。これから行くホテルだけど…あそこでいい?」


そう言って指差した場所は高級ホテルだった。


ラブホテルだなんて安っぽい場所じゃない。


すっごく豪華!


「…凄い。」


呆然と目の前に立ちはだかるホテルを眺めた。

⏰:08/12/04 14:25 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#64 [ゆーちん]
「…いい?」

「も、もちろんです。すごい嬉しい!」

「そ?よかった。」

「キャー!マジで凄い!」

「無邪気に騒ぐ所がまだまだガキだね。」


青木さんは鼻で笑った。



「そうやって、やけに落ち着いてる青木さんはもうオヤジですね。」

「アハハ。」



ふざけあってるとホテルに到着。



私達はチェックインした。

⏰:08/12/04 14:26 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#65 [ゆーちん]
ドアを開けると、そこには目を疑う程、綺麗な部屋が待っていた。


「キャア〜!まじで綺麗!何これ〜。夜景の写メ撮りたい!あ、ベットだ!おっきぃ〜!」


私はベットにダイブした。

⏰:08/12/04 14:27 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#66 [ゆーちん]
「フカフカー!本当ヤバイよぉ!」

「アハハ。一人ではしゃぎすぎだから!」

「だってマジで凄いんだもん!青木さんも早くこっち来て下さい!ベット、フカフカですよ。」

「はいはい。」


ベットに座る私の隣に青木さんはチョコンと腰掛けた。


「あ、バスルーム見てこよ!」


私はベットを後にしてバスルームに向かった。

⏰:08/12/04 14:28 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#67 [ゆーちん]
「キャァー!青木さん!こっち来てぇ!」


泳げちゃうよってぐらい広いバスルーム。


興奮状態を隠しきれない。


「え?あれって…薔薇?」

⏰:08/12/04 14:29 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#68 [ゆーちん]
お風呂に浮かべる薔薇の花があった。


「きれぇ…」


薔薇を手に取り、ついつい独り言を呟いてしまった。


「…ねぇ?」


薔薇に見取れていると、青木さんが後ろにいる事に気付かなかった。


私は今、青木さんに後ろから抱きしめられて首元にキスされている。

⏰:08/12/04 14:30 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#69 [ゆーちん]
「アハハ。くすぐったいですよ。」


青木さんの行動が私の高ぶった感情を冷静にさせてくれた。


我に返ってみると、もう青木さんはいい感じに興奮していたみたいだ。


青木さんの息が少し荒い。

⏰:08/12/04 14:30 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#70 [ゆーちん]
青木さんは手を滑り込ませて制服の隙間から、私の胸を触り出した。


「…やだ…ここで?」

「いいじゃん。」


青木さんは荒々しくブラジャーのホックを外して、胸を激しく揉みはじめた。


「アッ…やっ…」

⏰:08/12/04 14:32 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#71 [ゆーちん]
バスルームに私の甘い声が響いた。


「可愛い…もっと鳴いて。」


青木さんはスカートに手を入れ、パンツの上からアソコを触ってきた。


胸は激しく触るくせに、アソコは優しく触ってくる。


器用な人…。


でもそんな技に私はハマッてしまったんだ。

⏰:08/12/04 14:34 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#72 [ゆーちん]
「やッ…待って。アァッ、ンッ…」


キスだって、舌をぐいぐい入れてきて、私の口周りをいやらしく濡らした。


「やらしいね。」


そう言って青木さんは笑う。


「青木さんのせいじゃん…えっ?アァッ!」

「お仕置き〜。」

⏰:08/12/04 14:37 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#73 [ゆーちん]
パンツをグイッとずらし直接アソコを触ってきた。


「ンンッ…」

「いい感じに濡れてるね。」


八重歯を見せて笑う青木さんはドSだ。


「やだ…ベット…行きたい…ッ…アァァッッ!」


指を一気に2本入れてきた。


「だ〜め!」

「アッアッアッ…ヤダッ…」


青木さんは指の動きを早めてくる。


「そんな気持ちいの?やらしい顔しちゃって…マジそそるね。」


時々優しいキスを私にくれる青木さん。

⏰:08/12/04 14:39 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#74 [ゆーちん]
すごく気持ちよくて頭がボーッとする。


バスルームにいやらしい水音がピチャピチャと響く。


「ンッ、ハァ…恥ずかしい…」

「顔真っ赤だな。」

「だって…」

⏰:08/12/04 14:41 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#75 [ゆーちん]
「そんな目で見るな。」

「どして?」


きっとトロンとした目になってるんだと思う。


体が溶けちゃいそうだ。


「もっとイジメたくなる!」

「え?だめ…ンッ…ヤァー!」


壊れちゃいそうなくらい指を早く動かしてくる。


「気持ちいい?」

「き…も…ちいよ…」

⏰:08/12/04 14:42 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#76 [ゆーちん]
「声デカいから。」

「だって…アッ!」


青木さんは、いきなりしゃがみ込んでアソコを舐め始めた。


私は立たされたまま。


だけど足がガクガクでバスルームの壁にもたれ掛かりながら座らないようにするのに必死だった。


青木さんの頭や肩に手をついて精一杯立っていようとする。

⏰:08/12/04 14:44 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#77 [ゆーちん]
「頑張って立っててね。」

「ンッ…ハァァ…ッ…アッ!」


青木さんの舌がニュッと入ってきた。


ジュルジュルと音を立てて愛液に吸い付いてくる。


「ンンッ…ヤッ、アッアッ…」

⏰:08/12/04 14:44 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#78 [ゆーちん]
「溢れすぎ。」

「言わないでよ…」

「そんなに気持ちい?」

「…うん。」

「やらしい女だな。」


青木さんの言葉一つ一つに濡らされてしまう。


悔しいけど青木さんは上手い。

⏰:08/12/04 14:47 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#79 [ゆーちん]
「…ここ?」

「ンンッ…気持ちい…」

「反応が微妙。じゃ〜、ここ?」

「ちょっと…痛い。」

「あ、ごめん。」


青木さんは、私の1番感じる所を指と舌で探してる。


「ここは?」

「アンッ、ヤッ…そこ…気持ち…いよぉ…」



気持ちよくって声が震える。


「見ぃ〜っけた。」

⏰:08/12/04 14:49 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#80 [ゆーちん]
青木さんは一気に攻撃してきた。


その場所を指で、突起物を舌でイジめる。


「無理!無理!だめ…ッ…イくッ…」

「…イけば?」

「アアァァッ…待って…ハアッ…ンッ…やッ…アァァァーッ!」

⏰:08/12/04 14:51 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#81 [ゆーちん]
私は青木さんの舌と指でイかされた。


立っていられず、その場にしゃがみ込んだ。


そんな私を青木さんは抱きしめてくれたし頭も撫でてくれた。


優しかったり冷たかったり…。


なんか悔しい。

⏰:08/12/04 14:52 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#82 [ゆーちん]
「気持ちよかった?」


ほっぺやオデコに軽いキスをくれる。


息の荒い私を、まるで子供のように扱う。


青木さんは、天使と悪魔の両方を兼ね揃えてる男。


羨ましくて、ちょっとムカつくかも。


「…秘密!」


舌を出して笑った私に青木さんはジャレてくる。


こんないい人が客なら私は一生青木さんに買ってもらいたいよ…。

⏰:08/12/04 14:53 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#83 [ゆーちん]
「シャワー浴びよっか?」

「え、一緒に?」

「当たり前。」

「…恥ずかしいよ。」

「今更?」


青木さんは八重歯を見せて笑った。


「だって〜!私にとって、Hとお風呂の裸は別だもん」

「たまにはいいじゃん。な?」

「…薔薇、浮かべてくれる?」

「てゆーか、そんな子猫みたいな顔するなよ!また襲いたくなるじゃん。」

⏰:08/12/04 14:54 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#84 [ゆーちん]
青木さんは、頭をクシャクシャッとかき上げて私から離れて行った。


何とか私も立ち上がり、乱れた服を直してバスルームを出た。


「どしたの?」

「ん?休憩。」

「一緒に入らないの?」

「ちょっと待って。この息子落ちつかせてるから。」

⏰:08/12/04 14:55 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#85 [ゆーちん]
青木さんは煙草を吸いながら言った。


「アハハ。じゃあさ、もう別々に入ろうよ?」

「それはダメ。」

「えぇ〜。」

「テレビでも見て待ってて。」

「ん〜、何か飲み物欲しいな。」

「じゃあ適当にルームサービス頼んでいいよ。」

⏰:08/12/04 14:56 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#86 [ゆーちん]
「本当に?」

「うん。由美ちゃんワインとか飲める?」

「ワインは苦手で…カクテルなら!」

「じゃあ軽いカクテル頼んであげる。」


青木さんはメニューを見ていくつか注文していた。

⏰:08/12/04 14:57 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#87 [ゆーちん]
「わざわざありがとうございます!」

「うん。いいよ。」

「あの…息子さんは?」


私は青木さんをからかった。


「いい感じに落ち着いてきました。」


青木さんも笑いながら答える。


なんて風にフザケあってるとルームサービスが届いた。

⏰:08/12/04 14:57 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#88 [ゆーちん]
淡いピンク色したカクテルは私の。


爽やかな黄色いカクテルは青木さん。


すごく美味しそう…。


「乾杯する?」

「はい!」


二人はグラスを手に持ちニコッと微笑み合った。


「乾杯。」


グラスの音が部屋中に響き渡る。

⏰:08/12/04 14:58 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#89 [ゆーちん]
青木さんはサラダやチーズと言った軽食も2〜3品注文してくれていた。


「食べていいよ。」

「いただきます。」


みずみずしいサラダを一口食べた。


サラダなのに今まで食べた事のない料理みたい。


凄く美味しい。

⏰:08/12/04 14:59 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#90 [ゆーちん]
「おいし〜い!」

「そ?よかった。」

「青木さんも早く食べてみてください。」

「ん。」


二人で料理をつつきあいながらカクテルを少しずつ口に流し込む。


ちょっとセレブになった気分だった。


そして、いい感じにお腹が満たされたのでついにお風呂に行く事に。

⏰:08/12/04 15:00 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#91 [ゆーちん]
お風呂の前に、青木さんがトイレに行くと言ったので私はカクテルを飲みながらメールが来てないかチェックした。


…あ、1件来てる。


誰だろ?


《青木様と素晴らしい夜を!》


はるちゃんからのメールだった。

⏰:08/12/04 15:02 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#92 [ゆーちん]
…プッ。


なんだか可笑しくて、ついつい笑ってしまった。


「何一人で笑ってんだよ。」


青木さんがトイレから出てきた。


私を見て、青木さんも笑う。


「エヘヘッ。何でもな〜い。」

「変態かよ。さ、お風呂行こ!」

⏰:08/12/04 15:03 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#93 [ゆーちん]
「あ…はい。」


やっぱりどこか、こっ恥ずかしくって急にドキドキしてきた。


「脱がせてくれる?」


青木さんが言った。


「え?」


バスルームの隣にある脱衣所みたいなとこに移動した。


…ダメだ。


なんでだろ。


いつも他のオヤジが脱がせてって言えば簡単に脱がせられんのに…。


青木さんだと緊張しちゃう。


ホテルの雰囲気のせい?


それともアルコールのせいかな?


ドキドキが鳴りやまない。

⏰:08/12/04 15:03 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#94 [ゆーちん]
青木さんのカッターシャツを脱がせると、そこには見覚えのある上半身。


ほどよい筋肉に、いい感じの小麦色な肌。


「じゃあ次、俺の番ね。」


青木さんは私の制服を手際よく脱がせていった。


「だめだよぉ〜。恥ずかしすぎる!」

⏰:08/12/04 15:04 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#95 [ゆーちん]
なんて騒いでいると、あっという間に下着姿にされていた。


「次は由美ちゃんの番。最後まで脱がせて。」


ベルトを緩めズボンを脱がす。


そして…


「うぅ〜…」

「何、今更照れてんの。」


青木さんは私の反応を楽しんでいるようだ。

⏰:08/12/04 15:05 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#96 [ゆーちん]
あと一枚脱がせる間際で、自分の顔が暑くなるのがわかった。


「…由美ちゃん?」

「やっぱ自分で脱ぐ事にしよ?」

「やだ!」

「もぉ〜!青木さんのバカ。」


半分意地になりながら、一気に青木さんの下着を脱がせた。


「やればできんじゃん!」


なぜか青木さんは爆笑している。


「恥ずかしい!」

「偉い偉い。」

⏰:08/12/04 15:06 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#97 [ゆーちん]
青木さんは、右手で私の頭をポンポンってしてくれた。


そして左手はブラジャーのホックに…。


プチンッ…


また呆気なくブラジャーは外されてしまった。


一気に軽くなった胸元を思わず手で隠す。

⏰:08/12/04 15:06 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#98 [ゆーちん]
「何隠してんの?」

「だって…えっと、とにかく恥ずかしいの!」

「ふ〜ん。ま、あとで嫌ってほど見るけどな。」


青木さんはニヤッと笑い、私のパンツを一気に脱がせた。


生まれたままの姿の二人。


「フフッ…」

「アハッ…」



なぜか目を合わせ笑ってしまった。


そのおかげで一気に緊張の糸がほどけた気がする。

⏰:08/12/04 15:07 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#99 [ゆーちん]
薔薇がたっぷりと浮かぶ湯舟に二人は体を沈める。


「いい匂〜い。」

「気持ちいな。」

「青木さん、見て!何気に泳げるよ!」


浴槽は二人が足を伸ばしてもぶつからないぐらい広かった。

⏰:08/12/04 16:12 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#100 [ゆーちん]
「由美ちゃんさ、そんな離れてないでこっち来てよ。」

「やだよーん!」

「バーカ!」

「アハハ。カーバ!」


笑いながらお湯のかけあいとかしてさ。


なんかカップルみたいで、より一層ドキドキした。

⏰:08/12/04 16:13 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#101 [ゆーちん]
「仕方ないな〜。じゃあ青木さんがこっち来てくださいよ!」

「由美ちゃんが来い!」

「ジャーンケーン…ポン!」


いきなりジャンケンの声をかけると、青木さんは慌ててグーを出した。


「やったー。私の勝ち!」


パーに開いてる手を、青木さんに見せ付けた。

⏰:08/12/04 16:15 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#102 [ゆーちん]
すると青木さんは不機嫌そうな顔をした。


「青木さんの負けだから、こっち来てくださーい!」

「はいは〜い。」

⏰:08/12/04 16:15 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#103 [ゆーちん]
渋々、青木さんが私の方に移動してくれた。


「バカ由美〜!」

「キャハハ!」


青木さんがくすぐってくるから、ついつい暴れてしまい、そのまま水掛け合戦に…。

⏰:08/12/04 16:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#104 [ゆーちん]
「超楽しい〜!」

「まだまだ俺もガキだな。」


まぁ、さすがに水掛け合戦はすぐに終了しちゃったけど、薔薇のお風呂が気持ちよくてついつい話込んだ。


学校の事、会社の事、親の事、過去の事。

⏰:08/12/04 16:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#105 [ゆーちん]
他愛もない愚痴をお互い言い合う関係って何か心地いい。


「あーぁ…南の島とかに行きてぇな。」


青木さんが溜め息混じりに呟いた。


「じゃあ私も南の島連れってくださいよ!」


冗談で言ってみた。



『やだよ。』なんて言いながら、くすぐられるんだろうなんて覚悟していた。


だけど…青木さんは違った。

⏰:08/12/04 16:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#106 [ゆーちん]
急に真剣な顔になって、小さく言った。


「じゃあ俺の嫁になって、向こうで永住するか?」

「…え?嫁?」


すごく驚いたので、私も真顔で聞き返した。

⏰:08/12/04 16:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#107 [ゆーちん]
…………。


………。


……。


…。


しばしの沈黙。

⏰:08/12/04 16:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#108 [ゆーちん]
「フフッ。バーカ!」

「え?」

「冗談だっつーの。」



青木さんがニカッと笑って私を後ろから抱きしめてきた。



「冗談?」

「…うん、冗談。」

「何それ…って!青木さん?まさかここでヤるの?」

⏰:08/12/04 16:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#109 [ゆーちん]
青木さんは私の胸とアソコを荒々しく触ってきた。


「うん。」

「ンッ、ヤッ…また…お風呂?ベット…行こうよ…ンッ…」

「感じてるくせに。ここでいいじゃん。」


アソコに無理矢理、指を入れてくる。


「アァ!痛っ…ンッ‥」

「ごめんね。でも、すぐに気持ちよくなるから。」

⏰:08/12/04 16:22 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#110 [ゆーちん]
私の中をかき回しながら、優しく首を舐めてくれる。


気持ちよくて、上手く息ができない。


「ハァンッ…アッ、ンッ…アッッ!」

「声、響くね。」

「はずか…し…い…」


水中でヤる事が初めてだったので違和感があったけど、それに勝るぐらい青木さんのテクニックは凄かった。


「アッ…ンンッ…青…木さ…ッ…ん…アッ!」

「何?」

「ハァハァハァ…ッ…ンッ…」

⏰:08/12/04 16:24 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#111 [ゆーちん]
アソコの愛撫を辞め、胸の愛撫を始めた。


激しく吸ったり、優しく舐めたり…。


すると、いきなり立ち上がった青木さん。


「…いい?」

彼は自分のアソコを私の胸にあて合意を求める。


「…挟めば…いいんですか?」

「うん。」

⏰:08/12/04 16:27 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#112 [ゆーちん]
そう言って青木さんは自分のアソコを私の胸に挟んできた。


私は必死に動いた。


青木さんは私の後ろの壁に手をつき、快楽を楽しむ。


「アッ…」


気持ちよさそうな顔をする青木さんに、もっと気持ちよくなってもらいたくて、つい口に頬張った。

⏰:08/12/04 16:29 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#113 [ゆーちん]
パクッとアソコを口に入れた事に驚いている青木さん。


「ちょ…由美ちゃん?」

「フフッ…」


激しく頭を上下をすると、硬かったアソコが、より一層硬くなっていくのがわかった。

⏰:08/12/04 16:30 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#114 [ゆーちん]
しばらく舐め続けていると青木さんが私の頭を無理矢理離した。


「もう無理。ありがとな。」


そう言って、やっと私のアソコに挿してくれた。


「アァァ…!」


急に入ってきた大きくて太いモノが私の声を甘く漏らせる。

⏰:08/12/04 16:31 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#115 [ゆーちん]
「アッ…ヤッ…青木…さッ…アァッ!」

「やらしい顔でこっち見んな。マジ…イきそうになるから。」

「ハァ…ンッ…ウアッ…きも…ち…い…アアァァ…」


声が異常に響くし、水中ということもありすごく感じてしまった。

⏰:08/12/04 16:33 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#116 [ゆーちん]
お互い激しく腰を振りあう。


「ハァハァハァ…由美ちゃん?」

「…ッッん?」

「そんな締めんな。」

「だって…ッ…」


荒い息のせいで、浴室が蒸し返るぐらい熱い。


…もうダメ。


イきそうだよ。

⏰:08/12/04 16:33 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#117 [ゆーちん]
そう思った瞬間、もの凄い勢いで私に打ち付けてきた。


「ヤァッ…!青木さ…ん…無理…イく!ダメ…イっちゃう!」

「ハァハァ…ッ…ハァッ…イけよ。」


鋭い目付きで『イけよ』なんて言われるとゾクゾクしちゃう。


私…変態かな?

⏰:08/12/04 16:34 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#118 [ゆーちん]
「アッアッッ…!イくゥ!イくッ…アッ!!」

「アァ…ヤベッ…ツッ」


私がイくと青木さんも続いてイッたようだった。


正面座位の状態だったので、腰を振るのをやめた青木さんは力なく私にもたれ掛かってきた。


「ハァハァハァ…」



お互い、息が荒い。

⏰:08/12/04 16:38 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#119 [ゆーちん]
「んッ…青木さ…ん。」

青木さんは優しいキスをくれる。



「気持ちよかった?」



少しほてった顔を青木さんの唇が伝っていく。



やっぱり青木さんといると胸の中のドキドキがうるさい。



「…うん。」

「俺も。気持ちよかったよ。」


そんな事、率直に言う人じゃないのに優しく言ってくれるから…勘違いしちゃうじゃん。

⏰:08/12/04 16:39 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#120 [ゆーちん]
お風呂を出て、またすぐにベットの上で激しく互いを求めた。


騎乗位やバック。


様々な体位で私を狂わせた。


何度も鳴いて、何度も青木さんの熱いモノが体に流れ、何度もイかされた。

⏰:08/12/04 16:40 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#121 [ゆーちん]
次の日。


《おはよう。昨日はどうだった?話聞きたいから音楽室集合ー!》


はるちゃんからのメール。


私は急いで音楽室に向かった。


「はーるちゃん!」


はるちゃんは携帯電話を手に持って、窓の外に広がる景色を眺めていた。


私の声に気付き、くるりと振り返り、満点の笑顔を向けてくれた。


「由美ちゃん!おはよう。」

「何?たそがれてたの?」

「エヘヘ…」


照れるはるちゃんの隣に、私は座った。

⏰:08/12/04 16:42 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#122 [ゆーちん]
「それより!どうだったの?」


照れ笑いしてると思えば、いきなりニヤっと悪魔っぽく笑ったはるちゃん。


「…聞きたい?」

「超〜聞きたい!青木くんってクール野郎じゃん?どんなSEXするのか気になるの!」

「はるちゃん…顔に似合わずやっぱり変態だね。」

「あら、由美ちゃんも大人しく見えて…ねぇ?」

⏰:08/12/04 16:46 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#123 [我輩は匿名である]
>>51-100
>>101-150

⏰:08/12/04 16:49 📱:W53T 🆔:cpepq1wA


#124 [ゆーちん]
お互い様な私達は顔を見合わせて笑い合った。


はるちゃんと組んでから、私は笑う事が多くなった気がする。


はるちゃんマジックだね。

⏰:08/12/04 16:50 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#125 [ゆーちん]
「で?」

「えっとね〜、高級なホテルに連れってくれて‥」


ガラガラ…


「はるな先生…え?石田?」


私の話遮った扉が開く音とはるちゃんを呼ぶ声。


それに続いて、驚きながら私の名を呼ぶ声。

⏰:08/12/04 16:50 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#126 [ゆーちん]
「…谷口先生。」


そこにいたのは私の担任。


谷口だ。


きっとはるちゃんに会いに来たのだろう。


谷口は複雑そうにしていた。


「あら、谷口先生…どうされましたか?」

「あ…いや…その…石田に!石田に話があって。」

「え?私?」

⏰:08/12/04 16:51 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#127 [ゆーちん]
「私じゃなくて…石田さんに?」


谷口先生の言ってる事の意味がわからなかった。


たぶん、私に会いに来たなんて言うのは嘘だろう。


私がここにいるなんて谷口が知るはずもない。


「出席日数の事ですか?それだったらホームルームの後でも‥」

「出席日数の事じゃない。」


私の言葉をまた遮った。

⏰:08/12/04 16:55 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#128 [ゆーちん]
〔谷口〕


今日は朝からなぜか興奮していた。


なぜかはわからない。


悲しい男の性だ。


仕方ない。


…はるな先生に、またお願いするか。


そう思い、俺は学校に着いて真っ先に音楽室に向かった。

⏰:08/12/04 16:56 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#129 [ゆーちん]
「はるな先生…え?石田?」


音楽室にいるのは、はるな先生だけだと思い、つい下の名前で呼んでしまった。


生徒からは『はるちゃん』と呼ばれているらしいが、教員同士はきちんと苗字の『松中先生』と呼ぶのが当たり前だ。


それなのに俺は、つい油断してしまった…。

⏰:08/12/04 16:56 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#130 [ゆーちん]
「…谷口先生。」


驚きながら、俺の顔を見ているクラスの生徒がいる。


これは…マズい。


ん?


…いや。


待てよ。


石田由美…。


石田由美だろ?


あっ!


こいつ確か昨日…。

⏰:08/12/04 16:58 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#131 [ゆーちん]
「あら、谷口先生…どうされましたか?」


はるな先生が優しく聞いてくる。


「あ…いや…その…石田に!石田に話があって。」

「え?私?」


石田は当然ながら驚いていた。

⏰:08/12/04 16:58 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#132 [ゆーちん]
「私じゃなくて…石田さんに?」


本当はあなたに話があったんだけど…。


仕方ない。


臨機応変だ。


「出席日数の事ですか?それだったらホームルームの後でも‥」

「出席日数の事じゃない。」

⏰:08/12/04 16:59 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#133 [ゆーちん]
「え?…じゃあ何ですか?」

「お前、昨日男と会ってただろ?」


そう言うとだいたいの生徒は焦りだす。


この学校は一応【男女交際禁止】だからな。


でも、そんなの無視してほとんどの生徒は恋人がいるみたいだけど。

⏰:08/12/04 16:59 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#134 [ゆーちん]
俺の言葉への反応を待っていると、石田とはるな先生が目を見合わせて笑い始めた。


「アハハハ!」


え?


何?


何で笑ってんだ?


「何がおかしいんだ?松中先生まで!」

「そっか。谷口先生に見られてたんだ!」

「だからコンビニで待ち合わせはダメって言ったでしょ?由美ちゃんドジ〜!」


…はぁ?


何だこの二人は!

⏰:08/12/04 17:00 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#135 [ゆーちん]
〔由美〕


何を言い出すかと思えば…そんな事か。


でも見られたのが、はるちゃんの客でよかったよ。


もし女の先生だと面倒だしね。



「どういう事だ?」


谷口は相当焦っているようだ。


「どうもこうも…お互い弱みを握り合ってるんですからチクりっこ無しですよ?」


私はニッと笑って谷口の腕をポンポンと叩いた。

⏰:08/12/04 17:01 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#136 [ゆーちん]
「…弱み?」

「先生が見た男の人、私の彼氏じゃないの。」

「え?じゃあお兄さんか?」

「ううん。SEXしてお金もらう相手。援交の客だよ。」

「なっ…!援交?」

⏰:08/12/04 17:02 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#137 [ゆーちん]
案の定、目が飛び出るくらい谷口は驚いてた。


なんだか楽しくて笑いが止まらない。


「昨日もね激しかったんだよ〜?ホテルのお風呂が超豪華で2回もお風呂でヤッちゃったよ。」

「えー!?お風呂で?」

⏰:08/12/04 17:02 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#138 [ゆーちん]
「うん!青木さんのHは本当エロい。」

「想像つかないよ。」


私が笑うとはるちゃんも笑う。


だけど別世界にいるような顔をした人が一人。

⏰:08/12/04 17:03 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#139 [ゆーちん]
「え?ちょっ…何で松中先生が面白がってんすか?」


谷口だ。


「だって昨日由美ちゃんが相手した人、私の友達なんです!」

「あ…なるほど。じゃなくて!生徒が援交ですよ?注意しないと。」」

「先生に私の事、注意する権利なんてあんの?」

「…え?」

「谷口先生、私達には由美ちゃんに注意する権利ないと思います。」

⏰:08/12/04 17:04 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#140 [ゆーちん]
「谷口先生。もうわかるでしょ?」

「…まさか。」


谷口は青ざめた顔で、はるちゃんの方を見た。


そんな谷口とは正反対の笑顔で、はるちゃんは言う。

⏰:08/12/04 17:05 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#141 [ゆーちん]
「私のパートナーの石田由美ちゃんをどうぞよろしくぅ!」


はるちゃんの紹介に、私も調子を合わせた。


「よろしくね〜!谷・口・先・生っ!」

「なるほど。弱み…か。」

「お互いSEX系の弱みだと、裏切られにくいもんね、先生っ!」

「はぁ…石田にはやられたな。」


谷口は大きな溜め息を零した。

⏰:08/12/04 17:05 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#142 [ゆーちん]
「で?本当は最初から私に用なんてなかったんでしょ?青木さんの事も後付けだ。」


と、私。


「また依頼ですか?」


と、はるちゃん。


「あ…はい。お願いしようと思って来たんですけど…萎えたんで今日はいいです。」

⏰:08/12/04 17:06 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#143 [ゆーちん]
「えぇ〜?もしかして私のせい?」

「由美ちゃんのせいで仕事減っちゃったじゃないの!」


はるちゃんは怒ったフリして笑ってた。


笑うのか怒るのか、どっちかにしてよね〜。


「ごめんごめん!」

「はるな先生、またお願いします。」


そう言って谷口は肩を落とし、音楽室を出て行った。

⏰:08/12/04 17:07 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#144 [ゆーちん]
□■□■□■□

また夜に更新
できたらします

□■□■□■□

⏰:08/12/04 17:08 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#145 [ゆーちん]
■□■□■□■

更新します

飯田先輩

■□■□■□■

⏰:08/12/04 21:12 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#146 [ゆーちん]
その日は朝から雨だった。


憂鬱な気分で授業を受ける。


はるちゃんも授業が忙しいらしく、仕事はないみたい。


援交相手のオヤジから、お誘いメールが来るけれど…大嫌いな雨の日だと気分が上がらないので断っていた。

⏰:08/12/04 21:13 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#147 [ゆーちん]
…あ、青木さん、何してんだろ。


別に青木さんに会いたいとかヤリたいとかって訳じゃないんだけど。


とりあえずメールをしてみた。


《雨、嫌ですね…。青木さん仕事中かな?》


送信して3分もしない内に返事が来た。

⏰:08/12/04 21:14 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#148 [ゆーちん]
《今日は営業周りなんだ。今カフェで雨宿り中。》

《こんな日に営業なんて大変ですね。》

《そうなんだよ。ごめん、小雨になってきたから仕事戻る。またな。》


…なーんだ。


つまんない。


「ハァ。」


大きく溜め息をつき、谷口の授業を放棄した私は夢の中へと旅立った。

⏰:08/12/04 21:15 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#149 [ゆーちん]
…………。


………。


……。


…。


…あれ?


起きてみると見事に授業は終わり、クラスの全員がいなかった。


あ、次の授業は移動教室なんだ。


もぅ!


亜紀起こしてよーっ。


なんて思いながら携帯電話を見てみると亜紀からメールが来ていた。

⏰:08/12/04 21:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#150 [ゆーちん]
《由美、爆睡しすぎ〜!声かけても全然起きないから置き去りにしちゃった。怒んないでよー?》


…私、そんな爆睡してたんだ。


おかげで超スッキリ。


んー、授業なんか出たくないし…。


はるちゃんは授業中。


屋上は雨で使えない。


食堂でプリンでも食べよっかな。

⏰:08/12/04 21:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#151 [ゆーちん]
ウチの学校の食堂は安いし美味しいし生徒から大人気。


食堂のおばちゃんも、生徒の味方だから、授業サボる時は先生に内緒でかくまってくれる。


なので食堂に行く事にした。


《今起きた。食堂でサボるね!》


亜紀にメールしてから、食堂に向かった。

⏰:08/12/04 21:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#152 [ゆーちん]
「おばちゃーん!」

「はいはい。おサボりですか?」


4〜5人のおばちゃんが、のほほんとした笑顔で迎えてくれた。


「助けて〜。」

「もぉー、由美ちゃん留年しても知らないよ?」


おばちゃんとのお喋りは癒される。


「だってー、雨だし授業なんてやってらんないよ。」


そう言った直後、

「同感!!」

と、元気な声が私の後ろから聞こえた。

⏰:08/12/04 21:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#153 [ゆーちん]
慌てて振り返ると、

「飯田先輩!?」

がいた。


私は驚きながら飯田先輩をマジマジと見た。


「あれ?君、俺の名前なんで知ってんの?」

「あ、えっと…」


飯田先輩。


本名、飯田雅志。


はるちゃんの…お客さん。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#154 [ゆーちん]
「あ、俺のファン?」


飯田先輩が笑った。


「違いますーっ!」


私も笑った。


おばちゃんが続けて言った。


「雅志くんは食堂じゃ有名だからね。」


…え?


そうなの?


すると飯田先輩は言った。


「え?そうなの?」


…同じリアクションかよ。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#155 [ゆーちん]
「へぇー。俺有名人なんだ!なんか嬉しい。だから君は俺の事知ってたんだぁ?」

「あ、はい。そうなんです。」


本当はそんな噂があるなんて今、知ったんだけどね。


まぁ、ここは上手くごまかせた。


おばちゃんありがとう!

⏰:08/12/04 21:22 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#156 [ゆーちん]
「君、お名前は?」

「由美です」

「由美ちゃん。よろしくー!」


ニカッと笑う飯田先輩。


どうして、はるちゃんにお金払ってSEXするんだろう?


そのルックスと明るい性格なら彼女なんてすぐできそうなのに。

⏰:08/12/04 21:23 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#157 [ゆーちん]
ま、どうでもいっか!


「あ、おばちゃん。俺、杏仁豆腐食べたい。」

「200円。」

「あ、私プリン。」

「はい、プリンは100円。」


おばちゃんは冷蔵庫から杏仁豆腐とプリンを出してきた。


何となくの流れで、飯田先輩と同じテーブルに向かい合わせで座る事に。

⏰:08/12/04 21:24 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#158 [ゆーちん]
「いただきまーす!」

「い、いただきます。」


飯田先輩は子供のような笑顔で杏仁豆腐を食べ始めた。


「…うん!うめぇ。」

「美味しっ。」


それぞれ食べながら二人で色んな話をした。

⏰:08/12/04 21:25 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#159 [ゆーちん]
「飯田先輩って今3年ですよね?進路どうするんですか?」

「ん〜?わかんない。」

「えっ?」

「ずーっと高校生でいたいなぁー!」

「自主留年?」

「あ、それいいね!」


私と先輩は声を上げて笑った。

⏰:08/12/04 21:26 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#160 [ゆーちん]
「飯田先輩、彼女いますか?」

「彼女いらねぇ。めんどくさいじゃん。」

「へぇー。」

「由美ちゃんは?」

「私もいらないです。めんどくさいし。」

「だろ?じゃあさー超ムラムラしちゃったら女の子はどうするの?」


ニヤニヤと問い掛ける先輩。


「ムラムラ?…そんな気分なりません。」

⏰:08/12/04 21:26 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#161 [ゆーちん]
「え?じゃあ由美ちゃんってまだ純潔?」

「どう思いますか?」


笑顔の飯田先輩とは逆に、私は真顔。


飯田先輩ってのはテンションの高い人だ。


「…処女だ!」

「ブッブー。残念ながら援交とかしちゃってまーす。」


シラッと言う私に飯田先輩はビックリしてた。

⏰:08/12/04 21:27 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#162 [ゆーちん]
「えぇ?」

「意外ですか?」

「超意外!」

「よく言われます。」

「何で?やっぱ金がいるの?」

「まぁそんな感じです。」

⏰:08/12/04 21:28 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#163 [ゆーちん]
「そっか…。実は俺も金払ってセックスしてる女の人いるんだよね。その女の人って…はるちゃんなの!内緒だよ?」


なんかドキッとした。


「そうなんですか。」


はるちゃんの事、自分から言ってくるなんて…。

⏰:08/12/04 21:29 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#164 [ゆーちん]
「セフレはいるんだけど、はるちゃんには金払う価値があるんだよな…。やべっ!はるちゃんとヤリたくなっちゃった!アハハ〜。」


このチャラチャラしたキャラなんとかなんないの?


まぁ、面白いからいいけど。


「そうなんですか。」

「…驚かないの?」

「人それぞれですからね。」


はるちゃんと組んでる事は絶対に言わない。

⏰:08/12/04 21:30 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#165 [ゆーちん]
「ふーん…。」

「…え?何ですか?」


飯田先輩はいきなり真顔になり、私をジーッと見つめてきた。


さっきまでのチャラチャラした感じが嘘みたい。


「由美ちゃんさぁ…」

「はい?」

「セフレにならない?」

「…えぇ??」

⏰:08/12/04 21:32 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#166 [ゆーちん]
「金は払えないけど、何か由美ちゃんとヤリたいかも。」

「え?いや…あの…えーっとですね…。」


…はるちゃんの客とセフレですか?


想定外なお誘い…。


どうするべき?


「ダメかな?」


「いや…あの…。」

⏰:08/12/04 21:33 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#167 [ゆーちん]
テンパっていると飯田先輩の一撃が…。


「わかった。じゃあ5千円で!」

「5千円?」


…安っ。


いや、別にオヤジじゃないからただでセックスしてもいいんだけど…。


はるちゃんの客だし。


でも金くれるって言ってるし…。


ん〜。

⏰:08/12/04 21:34 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#168 [ゆーちん]
あぁーっ!


もう考えるの面倒!


「いい…ですよ。」

「マジ?」

「…はい。」

「よしっ!そうと決まれば学校出よう!ね?」

「え?」


飯田先輩は子供みたいに喜んでいた。


…そんなにセックスしたいの?


なんか笑っちゃう。

⏰:08/12/04 21:35 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#169 [ゆーちん]
「忘れ物ない?」

「あ、うん。ない」

「よしっ!おばちゃーん、俺ら帰るわ!ごちそうさま。」

「あ、ごちそうさま。」


飯田先輩は私の手を取り、食堂を抜け出した。

⏰:08/12/04 21:36 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#170 [ゆーちん]
「先輩?」

「何?」

「カバンは?」

私は教室から食堂に移動する時、全てカバンに詰めて持ってきた。


けど飯田先輩は手ブラ。


「俺、学校にカバンなんて持ってきた事ないよ!」


…なんてラフな人。


でもこれくらいラフな方が、私としては付き合いが楽だから嬉しいけどね。

⏰:08/12/04 21:37 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#171 [ゆーちん]
校門を抜け、私達は手を繋いだまま繁華街を歩く。


「先輩!ホテルですか?私、今日手持ち少なくて‥」


そう言いかけると、先輩は私の言葉を遮り、

「俺も金ねぇから俺んち行こっか!」

と笑いながら言った。

⏰:08/12/04 21:38 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#172 [ゆーちん]
「家ですか?」


客の家に行くのは初めて。


そもそも飯田先輩を客として見てもいいのだろうか?

お金も貰っていいのか、わからない。



はるちゃんの客じゃなかったとしても…迷いどころだ。

⏰:08/12/04 21:39 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#173 [ゆーちん]
「到着〜!」


どうしようか考えていると飯田先輩の家についてしまった。


誰もいない飯田先輩の家はなんだか優しい匂いがする。


飯田先輩の部屋はもっと優しい匂い。


「雨に濡れて気持ち悪いな。」

「シャワー浴びて来たらどうですか?」

「んー、じゃあ浴びてくる。適当にテレビ見て待ってて。」

⏰:08/12/04 21:41 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#174 [ゆーちん]
そう言って飯田先輩は部屋を出て行った。


私も濡れて気持ち悪かった靴下を脱ぎ捨てた。


《亜紀ごめん。何か体調悪いから帰るね。》


待っている間、亜紀にメールを送った。


嘘…ついちゃったな。


亜紀、ごめんね。

⏰:08/12/04 21:42 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#175 [ゆーちん]
20分程して飯田先輩がスッキリした顔で戻ってきた。


「由美ちゃんもシャワー使う?」

「ううん、大丈夫です。」

「ん、そっ。」


フーと溜め息をつきながら、私の隣に座って、濡れた髪をタオルでごしごししながら乾かしている。

⏰:08/12/04 21:43 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#176 [ゆーちん]
「綺麗な髪…。」

「え?」

「全然痛んでないですね。」

「あぁ…そう?」


先輩の綺麗な金色の髪はツヤツヤしている。


「羨ましいな。」

「由美ちゃんも綺麗な髪だよ?」

「近くで見るとすごく傷んでるんです。」

⏰:08/12/04 21:44 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#177 [ゆーちん]
「そうかな?」


飯田先輩は私の髪をスッと撫でた。


「…ね?ギシギシでしょ?」

「ん〜?別に…。」


そう言って、飯田先輩は私の髪にキスをした。


その後すぐに優しい目で私を見る。


「…。」


何も言葉が出ない。


…あ、くる。


私の予想は的中。


次の瞬間には、二人の唇がゆっくりと重なった。

⏰:08/12/04 21:45 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#178 [ゆーちん]
「ンッ…」


飯田先輩の温かい舌がゆっくり入ってきた。


「…ンアッ…ハァッ…」


息がこぼれる。


だんだん激しくなるキス。


…やばい。


濡れてきた。


「俺ウマいっしょ?」


小さく笑った先輩。


トロンとしてしまう。


飯田先輩のキスの魔法?

⏰:08/12/04 21:46 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#179 [ゆーちん]
「どう?」

「…もっと。」

「素直だね、由美ちゃん。」


飯田先輩は優しくハニかんだ。


オヤジの舌だと気持ち悪くて仕方ないのに飯田先輩の舌はなぜこんなに心地いの?


彼氏じゃないヤるだけの男。


援交の人達と同じなのに…。


青木さんと言い、飯田先輩と言い…私最近変だよね。

⏰:08/12/04 21:47 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#180 [ゆーちん]
「ンンッ…アッ…ハァンッ…せんぱ‥」


「ヤベッ、マジ…気持ち良い…」


1つになった私達。


先輩の指と舌で2回イった私。


私の口で1回イってくれた先輩。


快楽を求める人間に疲れなんてない。

⏰:08/12/04 21:49 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#181 [ゆーちん]
「アァァッ‥もっ…と…」

「ヤバイって…由美ちゃん…ッ…そんな…エロい顔するなよ…」


飯田先輩が照れてる。


なんか不思議。


「先ぱ…い…」

「ハァハァ…ッ、ん?」

「気持ち良い?」

⏰:08/12/04 21:50 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#182 [ゆーちん]
「だからー!」

「…え?」

「そんなエロい顔でそんな事聞くな!」

「どうして…」

「ハンパねぇくらい気持ち良いよ!そんな事イチイチ聞くな。イっちまいそうじゃんか…ったく。」


…素直に嬉しかった。


私、満足させてあげられてるんだね。


よかった。

⏰:08/12/04 21:51 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#183 [ゆーちん]
「先輩、イっていいよ…」


私は自分から腰を動かした。


「ちょーっ!由美ちゃん…待ってっ…」

「え?」

「俺、基本Sだからこんな事されるとテンパっちゃうんだ。」

「…いいじゃん。テンパっちゃうぐらい激しいセックスしたいんでしょ?」

⏰:08/12/04 21:51 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#184 [ゆーちん]
「マジかよ…」


飯田先輩は諦めの笑顔をこぼした。


だから私は頑張った。


飯田先輩がイくまで、自分がイきそうでも我慢して腰をふった。


「…ヤベッ…ンッ…イ‥くかも」

「…私も…ヤバいよ‥アァッ…」

「ありがとな。」

⏰:08/12/04 21:52 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#185 [ゆーちん]
そう言って、下で仰向けになっていた先輩は、上に乗ってた私を寝かせて上下逆になった。


「気絶すんなよ?」

「アハハ…どうかな?」

「…動くよ?」


私が首を縦にふる前に、飯田先輩はすでに動き始めていた。

⏰:08/12/04 21:53 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#186 [ゆーちん]
最初はゆっくり。


どんどん早く。


お決まりのパターンだけど気持ち良かったのは確か。


「アァァァ…アッ…無理…もぉ‥イッ…く…」

「ハァハァ…俺も…。イッちゃおっか…ね?」

⏰:08/12/04 22:08 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#187 [ゆーちん]
飯田先輩はそう言うと、ものすごく早く腰をふった。

「アァァァァァッ!!」


私の甲高い声が部屋中に響く。


飯田先輩は気持ち良さそうに早く早く腰をふる。


「アッアッ…無理…イくゥー……アアッ!!」

「締めんな…ッツ…アッ…」


私がイった後、飯田先輩もイった。

⏰:08/12/04 22:09 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#188 [ゆーちん]
「先輩?」

「…。」


ベットで横たわる私達。


先輩を呼んでも返事がない。


「…あれ?」


体を少し起こして先輩の顔を覗き込んだ。


…え、爆睡してるし。


気持ちよさそうな顔でぐっすり眠る先輩は子供みたいだった。


ヤリ終わるとすぐに寝る。


面白い人。

⏰:08/12/04 22:11 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#189 [ゆーちん]
帰ろうか悩んだけど、もう少しいる事にした。


なんだか居心地がいい。


先輩の部屋の中を色々見渡す。


床に漫画が5冊ほど無造作に置かれていた。


誰かに借りたのかな。


「あ、アルバム。」


戸棚を物色していると暇潰しできそうなアルバムがあった。

⏰:08/12/04 22:13 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#190 [ゆーちん]
ペリッ…


しばらく開けていなかったのだろう。


ページがめくりにくかった。


…そっか。


そのアルバムでなんとなく全て繋がった。


先輩には母親がいない。


家は結構な金持ち。


寂しさから女を金で買っている。


あくまで私の予想だけど、きっと間違いないよね。

⏰:08/12/04 22:13 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#191 [ゆーちん]
アルバムを閉じて戸棚にしまい、私はベットに戻った。


スヤスヤ眠る先輩にギュッと抱き着きたくなったから。


先輩の横に滑り込みギュッと抱き着いた。


「フフッ。」

「あ、ごめんなさい。起こしちゃいました?」

「うん。何?」

「あ、えっと…」

「甘えたくなったの?」

「…迷惑ですか?」

⏰:08/12/04 22:14 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#192 [ゆーちん]
そう言った私を飯田先輩は抱きしめ返してくれた。


「ちょうど良かった。俺も甘えたかったとこ。」


ギューッて抱きしめてくれた先輩の胸の中は、相変わらずの優しい匂い。


すごく安心する。


そのまま二人は眠りについた…。

⏰:08/12/04 22:15 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#193 [ゆーちん]
「…んっ。」


再び目を覚ました時、外は真っ暗だった。


「先輩、先輩!」

「…ん?」


眠そうな顔で私を見て笑ってくれた。


「私、帰ります。」

「え?もう帰るの?泊まっていきなよ。」

「いえ。明日も学校だし、帰りますね。」

⏰:08/12/04 22:16 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#194 [ゆーちん]
私は服を着て帰る支度を始めた。


「…由美ちゃん?」


後ろから寂しそうな声が聞こえたと思えば、優しく包み込まれた。


ギュッと強く私を抱きしめる飯田先輩の声は本当に寂しそうだ。

⏰:08/12/04 22:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#195 [ゆーちん]
「先輩?どうしました?」

「絶対また会ってね。」

「…はい!」

「これ、お金。」


後ろからお金を出された。


「いらないです。」

「何で?」

「貰う理由がないって言うか…。」

「ヤッたじゃん。」

「…とにかく、いらないです。」

「…そう。」

⏰:08/12/04 22:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#196 [ゆーちん]
きっと先輩にお金を貰ってしまうと後悔する。


何の後悔?


何なのかわからないけど、そんな気がした。

⏰:08/12/04 22:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#197 [ゆーちん]
窓の外を見ると雨は止んでいた。


…よかった。


…って、えぇ!?


「ちょっ…先輩!?」


いつの間にか、せっかく着た服を脱がされていた。


「いい加減雅志って呼んでくんない?」

「てゆーか…ダメ…ッ…ですよぉ…」

「感じてるくせに。」

⏰:08/12/04 22:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#198 [ゆーちん]
後ろから激しく胸を揉まれた。


…だめ。


感じちゃう。


「ダメで…す…」


先輩の右手がスカートをめくり、パンツ下げ、私の中に指を入れた。


「…アァッ!!」

⏰:08/12/04 22:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#199 [ゆーちん]
「気持ちいんだろ?」

「…アッ…ンッ…」

「…入れるよ?」


壁に手をつかされて、先輩は後ろから入れてきた。


「…アァ…ヤッ」


先輩の顔が見えない分、変に興奮してしまう私。


バックはいつもより感じてしまう体位。

⏰:08/12/04 22:22 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#200 [ゆーちん]
「アッ…由美ちゃ…ッ…」


先輩も快楽に溺れてくれているようだった。


あっという間に先輩の欲は私の中に出されたのだ。


「せっかく着替えたのにぃ…。」

「エヘヘッ、ごめん。」

「…気持ちよかった?」

「おう!」

「なら、いっか。」

⏰:08/12/04 22:23 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#201 [ゆーちん]
時々見せる先輩の悲しい顔についつい許してしまう。


母性本能が騒ぐのかな?


先輩が何しても憎めない。


私が服を整えるのを先輩は黙って見ていた。


整え終わり、私は立ち上がる。


「…雅志?」

「え?」


私が雅志と呼んだ事に驚いていた先輩。


そのすきにキスを軽く落とし私は先輩の部屋を出た。

⏰:08/12/04 22:23 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#202 [ゆーちん]
□■□■□■□

キリがいいので
今日はここまで

>>2

□■□■□■□

⏰:08/12/04 22:24 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#203 [我輩は匿名である]
>>120-150
>>151-200

⏰:08/12/04 23:19 📱:W53T 🆔:cpepq1wA


#204 [ゆーちん]
■□■□■□■

更新

■□■□■□■

⏰:08/12/05 14:18 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#205 [ゆーちん]
■□■□■□■

更新

長谷川先生

■□■□■□■

⏰:08/12/05 14:20 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#206 [ゆーちん]
「ンンッ、アッ…気持ち…ンッ…」


別に感じてなんかない。


演技をしているだけ。


お金もらってんだから、やっぱ演技ぐらいしないと悪い気がするしね。


「由美ちゃん可愛いし、また会ってくれるって言ってくれたから1万円お小遣ね!」

「えっ、本当?ヤッター、ありがとう!」


オヤジは、私の料金3万円とお小遣の1万円を手渡してきた。

⏰:08/12/05 14:21 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#207 [ゆーちん]
「はるなちゃんがこんな可愛い子紹介してくれるなんて思ってなかったな。」


オヤジは私の体を舐めるように見ている。


「可愛いなんて…照れちゃうよぉ〜!」


…なーんてブリっ子する。

⏰:08/12/05 14:22 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#208 [ゆーちん]
「その顔もまたそそるね。」

そう言ってオヤジが私を押し倒してきた。


「ダメ!もう帰んないと親が心配するの。」

「そっか、そうだよな。じゃあ続きはまた今度。」


オヤジが離れたので、私は起き上がって鞄を持ち、部屋のドアに向かう。

⏰:08/12/05 14:22 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#209 [ゆーちん]
「今日はありがとうございました。とっても気持ちよかったです!」


最後の言葉を恥じらいながら言うと、ほとんどのオヤジは気を良くしてくれる。


また私を買ってくれるよう、ひそかな努力をしているのだ。


「それじゃあ。」


とびっきりの笑顔を置いて、私は部屋を飛び出した。

⏰:08/12/05 14:23 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#210 [ゆーちん]
ラブホから出て来た私は本屋へと向かった。


家に帰っても暇だし、雑誌の立ち読みでもしよっかなーって気分。


♪〜


携帯が鳴った。


《どうだった?》


はるちゃんからのメールだ。

⏰:08/12/05 17:24 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#211 [ゆーちん]
《お小遣い貰ったよ。ラッキー!》

《あのオヤジは結構お金持ってるから笑っとけば気に入って貰えるんだよ!》

《そうみたいだね!紹介ありがと。》


今日相手したオヤジは、はるちゃんが紹介してくれた人。


《どういたしまして!》

⏰:08/12/05 17:26 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#212 [ゆーちん]
その後、何通かやり取りして、はるちゃんとのメールが終わった。


ちょうどその頃、本屋についた。


「いらっしゃいませ〜。」


地元ならではの静かな本屋。


店内には仕事帰りのサラリーマンや、私のような高校生が数名いた。

⏰:08/12/05 17:27 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#213 [ゆーちん]
ふと目に止まった少し大人向けの雑誌。


【デートスポット】と言う文字が見えたので私は手に取った。


夜景が綺麗なところや一日中まったりできるペンション。


他にも有名なテーマパークなどが載っていた。


…いいなぁ。


行きたい。

⏰:08/12/05 17:27 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#214 [ゆーちん]
行きたいけど彼氏いないし…。


青木さん連れてってくんないかな〜。


きっと忙しいんだろうな。


あ、飯田先輩はどうかな?


あの日以来、学校でも会ってないけど元気なのかな?

⏰:08/12/05 17:28 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#215 [ゆーちん]
《先輩、いま何してるんですか?》


メールを送ってすぐに電話が鳴った。


飯田先輩だ。


「もしもし!」

「由美ちゃん、どうしたの?」

「え、別に用はないんですけど先輩元気かなーって。」

「アハハ。元気だよぉ〜由美ちゃんは?」

「んー…普通。」

「アハハハ!」


一週間以上ぶりに先輩の笑い声を聞いた。


なんだか懐かしくって心が痛んだ。

⏰:08/12/05 17:29 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#216 [ゆーちん]
「先輩、学校ちゃんと行ってますか?」

「うん。」

「全然会わないですよね。」

「そだね〜。俺、教室から一歩も出ないようにしてるから。」

「え?どうしてですか?」

「さぁ?どうしてでしょう〜。」



何がおかしいのかわからないけど、先輩はクスクスと笑っていた。

⏰:08/12/05 17:30 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#217 [ゆーちん]
「ん!?意味わかんない。」

「意味、知りたい?」

「知りたい。」

「由美ちゃんが原因だよ。」

「へ?私?」

「由美ちゃんに会うと俺たぶん無理。」

「何が?」

⏰:08/12/05 17:31 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#218 [ゆーちん]
「由美ちゃんに会うと俺たぶん我慢できない。」

「…我慢?」

「ヤリたくなっちまう。」


『ヘヘッ』とわざとらしい笑い声を付け加えた先輩。


「なーんだ。そんな事だったんだ。」

「なーんだとは何だ!」

「私でいいならいつでも相手しますよ。」

「ちょっ…だから!」

「え?」

⏰:08/12/05 17:37 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#219 [ゆーちん]
からかったつもりは無いのに、先輩は照れていた。


「ダァーッ!お前のそのSっ気が俺をおかしくさすんだよ!」

「そんな事言ったって…。」

「由美ちゃんさ…明日暇?」


明日は土曜。


特に用はない。

⏰:08/12/05 17:39 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#220 [ゆーちん]
「まぁ一応。」

「だったらさ、夜空けといて?」

「わかりました。」

「じゃあまたメールするな。」

「はーい。」

「それじゃっ。」

「うん、バイバイ。」


電話を切り、適当に雑誌を立ち読みし、私は家へと帰った。


明日…また先輩と?


なんて考えるとドキドキする。


やばい。


やっぱり私、最近おかしいね。

⏰:08/12/05 17:40 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#221 [ゆーちん]
次の日の夜。


待ち合わせ場所に向かった。


「あ、先輩!」


先輩はもう到着していた。


「おうっ!久しぶり。」

「お久しぶりです。今日どこに行くんですか?」


すると先輩は少し照れながら言った。

⏰:08/12/05 20:27 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#222 [ゆーちん]
「今日だけ俺の彼女になってくんない?」

「…へ?」

「実は‥」


先輩は以前から行きたかった、カップル限定で入れるバーが近くにあるので、そこに行きたいらしい。


「なるほど!」

「いい?」

「もちろんです。」

「じゃあ行こっか。」


先輩は私の手首を掴み、歩き始めた。


ほんの少し歩くと地下にあるバーに到着した。

⏰:08/12/05 20:27 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#223 [ゆーちん]
入った瞬間わかった。


ここ…ヤバイとこだ。


エロちっくなオーラが漂うフロアの奥に、ピンクの証明が当たっている個室が10個以上ある。


その反対側にはカウンター。


先輩は私をカウンターまで引っ張って行ってくれた。

⏰:08/12/05 20:28 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#224 [ゆーちん]
「何飲みたい?」

「え?」

「ビール?」

「ビールはちょっと…。カクテルとか貰えます?」

「ほーい。」


カウンターの人に飯田先輩は適当に注文してくれたようだ。


「はい。お待たせ。」


そう言って渡されたのは…あのカクテルだった。

⏰:08/12/05 20:29 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#225 [ゆーちん]
「あ…。」

「何?嫌だった?」

「ううん、大丈夫です!」

「じゃ、これ持ってあそこのテーブルに移動な。」

「はい。」


人にぶつかってカクテルをこぼしそうになりながら、私と先輩は移動した。


あのカクテルを手に持って…。

⏰:08/12/05 20:30 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#226 [ゆーちん]
そう。


そのカクテルとは、あの日、青木さんと飲んだ淡いピンクのカクテルだった。


甘い甘い、あのカクテル。


初めて美味しいと感じたお酒。


青木さんが注文してくれたものと、先輩が注文してくれたものが偶然すぎて、すごく驚いた。

⏰:08/12/05 20:31 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#227 [ゆーちん]
飯田先輩はお酒に強いらしく、すごくペースが早い気がした。


「由美ちゃんおかわりは?」

「まだいいです。先輩ペース早すぎません?」

「そうかな?」


だけどやっぱり未成年だろうが成人だろうが人間なわけで、どんなに飲んでも酔わないって訳ではない。


さすがの飯田先輩も飲み始めて1時間ぐらいで目が座っていた。


私はまだ2杯目にくらべて先輩は5杯目。

⏰:08/12/05 20:34 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#228 [ゆーちん]
「由美ちゃん…。」


とうとうだなって思った。


先輩はピンクの部屋に行きたいんだ。


「はい?」

「…いい?」


断る理由なんかない。


「うん。」


笑顔をこぼしながら頷くと、先輩も嬉しそうに笑ってくれた。


先輩は私の肩を抱き、ゆっくりとピンクの部屋に足を進める途中。


ドンッ…


誰かにぶつかった。


「あ、すみません。」

⏰:08/12/05 20:36 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#229 [ゆーちん]
謝ってきたので私も急いで謝りかえす。


「私こそすみま…あれ?」


ホロ酔いだった私の酔いは一瞬にして飛んだ。



「…石田と…飯田!?」


目を見開き、私達を見て驚いていたのは長谷川先生だった。

⏰:08/12/05 20:38 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#230 [ゆーちん]
「あっれー?先生何してんすか?」


私や長谷川とはよそに、先輩は酔いきっているので何も驚いていなかった。


「お前ら…ここがどこだかわかってるのか?」

「先生こそわかってんの?」


先輩の言葉を聞き、私も冷静に考えた。


すぐ隣にいる長谷川のパートナーを見た途端、笑みが零れた。


…なんだ。


同罪じゃん。

⏰:08/12/05 20:38 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#231 [ゆーちん]
「俺らは学校退学になるくらいの処分かもしんないけど先生はヤバいんじゃない?」

「その子、Y高校の子じゃん。」


私が指さした長谷川のパートナーは、高校生だった。


「それって援交って言うんじゃないっすか〜?」


先輩は勝ち誇った顔で私の肩をより強く抱きしめてきた。

⏰:08/12/05 20:40 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#232 [ゆーちん]
「お前ら…」


苦しそうな顔で何も言い返してこないところを見れば、私たちが予想した通りのようだ。


「先生、わかってますよね?」

「あ、あぁ…。」


私たちが内緒にする変わりに、長谷川も私たちの事は内緒にするという取引は簡単に成立した。

⏰:08/12/05 20:40 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#233 [ゆーちん]
「はい、話し合い終了。由美ちゃん行こ。」

「うん。あ、ちょっと待って。」


先輩から離れ、先生に近づき、小さい声でプレゼント。


「先生?はるちゃんだけじゃ満足できないんですか?女子高生まで手出しちゃって。」


それだけ告げて先輩のところに戻った。


顔を見なくてもわかる。


たぶん長谷川の心臓はかなり早く波打ってるせいで、青ざめた顔なんだろう。


何か…楽しい。

⏰:08/12/05 20:41 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#234 [ゆーちん]
そして先輩とピンクのライトが当たっている部屋に入った。


「長谷川のあの顔、まじ見物だよな!」

「うん。これであいつへの揺すりネタできたね。」

「だな!」


先輩は声を出して笑った。


会話をしている間にも、先輩は私の服を脱がしている。


そして、簡単に裸になった私をベットの淵に座らせた。


先輩もパンツだけになり、私の後ろに回り込む。

⏰:08/12/05 20:42 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#235 [ゆーちん]
「ンン…アッ…」


胸を荒っぽく揉んでくる。


「気持ちいい?」

「やッ…ッン…アッ!」


先輩はアソコに指を入れてきた。


「ン、アッ…ンンン‥」

「すごい濡れてんじゃん。」

「アアッ…ンンッ…ダメ…ンッ‥」


右手はアソコ、左手は胸で暴れている。


「可愛い。」


飛んでしまったと思っていたアルコールは、私の中にまだ残っていたようだ。


今日はいつもより感じてしまう。

⏰:08/12/05 20:43 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#236 [ゆーちん]
「先輩…私…ンッ…ヤバイ‥」


自分から腰を動かしてしまう。


ほんとに気持ちよくて、いつも以上に声が零れる。


「声もっと聞かせて…もっと声出してよ。」

「アッ…アアア!ンンッ…アン…アアア…ハアッ‥」


指だけじゃ満足できなくなってきたのを先輩は見事に見計らってくれた。

⏰:08/12/05 20:44 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#237 [ゆーちん]
クルッと私の体を自分の方に向け、勢いよくベットに寝かせた。


ふかふかのベット。


独特の香り。


ここ…そうとうヤバイとこかも。

⏰:08/12/05 20:44 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#238 [ゆーちん]
やっと私の望んでいたものが私の体に触れてくれた。


それは…舌。


先輩は手先が器用で気持ちいいけれど、舌使いは青木さん並に上手くて体が溶けちゃうほど気持ちいい。


私の胸の先端にそっと舌がふれた。


すでに堅くなっている乳首を吸ったり押さえつけたり舐めたり噛んだり…。


胸をイジられただけで私のアソコはビチャビチャだった。

⏰:08/12/05 20:45 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#239 [ゆーちん]
「由美ちゃん…感じすぎ。」

「だって…先輩、上手すぎだもん。」

「もう…むちゃくちゃにしたい。」

「して…お互い壊れちゃうぐらいのSEXしてみたいよ。」

「…俺も。」


先輩のモノが入ってきた。


私のアソコは簡単に受け入れる。

⏰:08/12/05 20:46 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#240 [ゆーちん]
激しく激しく、先輩は私にぶつかり続ける。


喘ぎ声が止まらない。


こんなに強くて激しいSEX覚えちゃうと、他のSEXじゃ満足できなくなるんじゃない?


そう思わずにいられないよ…。


力が入らないほど気持ちよくて、失神しそうになるくらい、その夜は何度も何度もSEXした。

⏰:08/12/05 20:47 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#241 [ゆーちん]
日付が変わり、太陽が昇ったころ静まり返ったバーから抜け出した。


「じゃあまたね。」

「うん、バイバイ。」


先輩と別れた後も、まだボーっとしちゃうくらい昨日の夜は最高だったと余韻に浸れる。


♪〜


そんな私にメールがきた。


はるちゃんからだった。

⏰:08/12/05 20:52 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#242 [ゆーちん]
《おはよう。朝早くからゴメンね。起きてる?》

《おはよう!起きてるよ。どうしたの?》


朝早いと言っても、もう6時過ぎだった。


《今日の夕方、青木君からご飯でもどう?ってお誘いがあるんだけど由美ちゃんどうする?》

⏰:08/12/05 20:54 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#243 [ゆーちん]
青木さんと食事?


その名前を聞くだけで、なんだか胸がギュっと締め付けられた気分だ。


《行きたい!》

《じゃあ19時に駅前集合ね。大人っぽい格好で来て?未成年ってバレたら何かと面倒だから。》

《了解!それじゃあ19時に駅前で。》

⏰:08/12/05 20:56 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#244 [ゆーちん]
今日は学校が休み。


家に帰って、夜に待ち侘びる食事会のために体力を備える事に。


ゆっくり睡眠を取って、お風呂に入って、髪を巻いて、大人っぽく化粧もする。


服装だって、普段は着ないようなとっておきの一張羅をまとった。

⏰:08/12/05 20:56 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#245 [ゆーちん]
青木さんに会える。


その約束が私の気持ちを高ぶらせていく。


背伸びして、化粧や服装を大人っぽくした。


青木さんに少しでも子供扱いされないように背伸びしまくった。


だけど頭の片隅には、飯田先輩の悲しい顔がまとわりついている。


何でだろ。


青木さんと飯田先輩。


まったく対照的な人だけど、私の中ではあの二人が気になる存在と化してきている事を自覚し始めていた。

⏰:08/12/05 21:00 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#246 [ゆーちん]
約束の19時前になった。


香水を付け、家を飛び出す。


家から待ち合わせの駅は近かったので、余裕を持って出発する事が出来た。

⏰:08/12/05 21:01 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#247 [ゆーちん]
…あ。


「はるちゃん?」

「あ、由美ちゃん!可愛い格好だね〜。」


ってゆうか…


「はるちゃんの方が可愛いよ!見違えちゃったもん。」


いつもの雰囲気とは違い、すごく色っぽい。


「そう?変じゃない?」

「全然!すごく綺麗!」


『よかった〜』と喜ぶはるちゃんは本当に綺麗だった。

⏰:08/12/05 21:13 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#248 [ゆーちん]
このはるちゃんを学校の客どもに見せてやりたい。


きっといつもの金額の倍、出すと思う。


…なんて、私ったら金の事ばかり考えるような意地汚い人間になっちゃったのかな?


そんな事を思いながら青木さんを待つ事に。

⏰:08/12/05 21:14 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#249 [ゆーちん]
隣に並ぶのが嫌なぐらい、はるちゃんは綺麗。


ただでさえガキっぽいのに、余計に引き立ってしまう気がして落ち着かなかった。


「はる!由美ちゃん!」


私たちの前に一台の車が止まり、窓が開いたと思えば青木さんだった。

⏰:08/12/05 21:20 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#250 [ゆーちん]
「青木君、久しぶりだね。」

「だな!由美ちゃんも久しぶり。」

「お久しぶりです。」

「とりあえず乗って。」


私とはるちゃんは青木さんの車に乗り込み、車は発車した。

⏰:08/12/05 21:21 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#251 [ゆーちん]
10分ほど走っただろうか。


すごくお洒落なお店に着いた。


店に入ると店員が、

「青木様、いらっしゃいませ。」

と深々と頭を下げた。


常連中の常連なんだろうな〜って思いながら、案内係について行った。

⏰:08/12/05 21:23 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#252 [ゆーちん]
普通の席とは違い、特別な席に通された。


席に着き、はるちゃんは青木さんに聞いていた。


「青木君、何なのここ?」

「あぁ、VIP席。」

「マジ?」


はるちゃんと一緒に笑うしかなかった。


すごく豪華で異空間って感じ。


私には似合わない。

⏰:08/12/05 21:25 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#253 [ゆーちん]
「由美ちゃん、緊張しなくて良いよ。」

「あ、はい。」

「いつも通りでいいんだよ。」


ニコッと笑ってくれた青木さんに私もつられて笑った。

「あ、はるはいつも通りじゃダメだからな?」

「わかってるわよ」


どういう意味かわからなかったけど、5分後に理解ができた。

⏰:08/12/05 21:25 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#254 [ゆーちん]
「お待たせ。」


一人の男の人が入ってきた。


見た事ない人だった。


「こんばんわ!初めまして!」


はるちゃんが挨拶をした。


「わざわざごめんな。まあここ座ってよ!」


男の人は青木さんの近くの席に腰を下ろした。

⏰:08/12/05 21:26 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#255 [ゆーちん]
「由美ちゃん、こいつは俺の同僚で相沢。」


そう紹介された相沢さんは、私にペコっと頭をさげてくれた。


私も急いで頭を下げ返した。


「由美ちゃんって、想像していた子と違うな〜。」


相沢さんは笑った。

⏰:08/12/05 21:28 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#256 [ゆーちん]
「え?」

「青木から話聞いてたからさ。」

「あ、そうなんですか。よろしくお願いしますね。」

「こちらこそ。」

「相沢さん、今日はわざわざすみません。」


はるちゃんが笑いながら相沢さんに謝っている。


んー。


いまいち話がわからない…。

⏰:08/12/05 21:28 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#257 [ゆーちん]
「いえいえ。呼んでいただいて幸栄です。」


爽やかな笑顔の相沢さん。


「今日もお仕事だったんですか?」

「ええ…まだ少し仕事が残ってたんですが、あとは部下に任せてきました。早くここに来たかったんで…。」

「本当ですか?嬉しい!」


思いっきり、はるちゃんと相沢さんの二人だけの会話になり始めた。

⏰:08/12/05 21:29 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#258 [ゆーちん]
ポカーンとしていると青木さんから、

「由美ちゃん、口開いてる。」

と笑いながら小声で指摘された。


「あ、アハハ。」

⏰:08/12/05 21:30 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#259 [ゆーちん]
「はるが相沢の事気に入っちゃってさ。紹介してって言われて今日の食事会することになったんだ。」


青木さんは私の耳元で説明を続ける。


「はるには内緒だけど相沢もはるのこと、たぶん好意持ってるよ。なんせあの容姿だからさ。」


相沢さんとはるちゃん。


美男美女。

⏰:08/12/05 21:35 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#260 [ゆーちん]
「2対1だと俺邪魔じゃん?だからってすぐに消えちゃうのは露骨だから、2対2にしようって事で由美ちゃん呼んでもらっての。」

なるほど…。


「はるから聞いてると思ったのに…はるも緊張してたから由美ちゃんに言うの忘れてたんだな!」

⏰:08/12/05 21:36 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#261 [ゆーちん]
状況も把握したところで、料理や飲み物を注文し、4人で乾杯した。


少し二日酔い気味だったので、私は普通のドリンクにしてもらった。


「松中さんってやっぱりモテます?」

「全然ですよ〜。」


はるちゃんの嘘つき。


モテモテじゃん!


そう言ってあげたかったけど、はるちゃんの芽生え始めたかもしれない恋を、応援してあげたかったから、私は黙って料理を食べた。

⏰:08/12/05 21:36 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#262 [ゆーちん]
良い感じに盛り上がって3人は楽しそうにお酒を飲んでいる。


話を聞いていると、やっぱり私はまだまだ子供なんだなって改めて思い知らされた。


社会人の意見は子供な私にはすごく刺激的で…。


将来の事、マジメに考えようって思ったのはこの日だった。

⏰:08/12/05 21:37 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#263 [ゆーちん]
盛り下がらないように、私も無理矢理話しに食らい付くが、やっぱりわからないことも多々。


ほんと私ってまだまだ子供だ…。


大人にならないと。


大人に、なりたい。

⏰:08/12/05 21:38 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#264 [ゆーちん]
3時間ほどいただろうか。

「それじゃ、そろそろお開きにするか。」


青木さんが言った。


「えぇ〜、まだ飲み足りない!」

「俺も。」


はるちゃんと相沢さんの腰が上がらない。

⏰:08/12/05 21:40 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#265 [ゆーちん]
「じゃあ2人で二軒目行けばいいじゃん。俺は由美ちゃん送り届けて帰るよ。俺、明日早いんだ。」

「そうなんだ。じゃあ仕方ないね。相沢さん二軒目行きましょう?」

「おう。」


はるちゃんは相沢さんと。


私は青木さんと帰える事になった。


思いっきり飲酒運転だったからちょっと怖かったけど、青木さんは『余裕。』と笑っていた。

⏰:08/12/05 21:41 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#266 [ゆーちん]
車が動き出す。


だけど私の家とは反対方向に向かっていた。


「青木さん、私の家こっちじゃないですよ。」

「ん?わかってるよぉ。」

「え?」

「なんでせっかく会えたのにすんなり返さないといけないんだよ。」


クスッと笑った青木さん。

⏰:08/12/05 21:42 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#267 [ゆーちん]
「でも明日早いんでしょ?」

「あんなの嘘だよ。明日休みだもん。」

「そうなんですか?」

「うん。ああいう風にあの2人を上手い事二軒目に行かせりゃ、俺ら2人っきりになれんじゃん?」

「…」

⏰:08/12/05 21:43 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#268 [ゆーちん]
なんだか照れてしまう。


そういうこと、サラって言われるとすごくドキドキする。


「今日覚悟しててね?俺かなりタマってんの。」


青木さんはまた笑った。


相沢さんとはまた違う、爽やかな笑顔だった。

⏰:08/12/05 21:43 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#269 [ゆーちん]
「アッ…ンン…青木さ…」


ホテルに着き、シャワーも浴びずに青木さんは私をベットに押し倒した。


「気持ちいい?」

「んんっ…アッ…」


フカフカのベットで、青木さんは後ろから攻めてくる。


二日連続で少し疲れちゃうけど、気持ちいい…。

⏰:08/12/05 21:44 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#270 [ゆーちん]
どんどん私を淫らにさせていく青木さん。


ほんと上手い。


昨日の飯田先輩と比べてしまう。


どっちもすごいテクニックを持ってると思うけど…


やっぱ青木さんかな?


青木さんのモノの方がデカかったり…なんてね。

⏰:08/12/05 21:44 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#271 [ゆーちん]
何度イかされても、またイかされたい。


果てても求めてしまう青木さんとのSEXは、麻薬みたいなもの。


辞められないの…。

⏰:08/12/05 21:45 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#272 [ゆーちん]
「今日はありがとうございました。またお食事誘ってくださいね?」

「ああ。今度は二人で食事に行こう。」

「本当ですか?楽しみにしておきます。」

「それじゃあ、おやすみ。」

「おやすみなさい。」


今日もまた青木さんに家まで送ってもらい、お金をもらってから、さよならした。


この瞬間が嫌い。

⏰:08/12/05 21:46 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#273 [ゆーちん]
青木さんがどんどん遠ざかっていって、二度と会えなくなりそうな気さえするから…嫌い。


青木さんとの食事を楽しみにしながら、また次の日から学校が始まる。


月曜の朝は憂鬱でダルい。

⏰:08/12/05 21:46 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#274 [ゆーちん]
先輩と飲んだカクテルも、まだ抜けきっていないらしくどこか気持ち悪い。


三日酔い?


《おはよう。音楽室来て!》


登校中にはるちゃんからメールが入った。


《了解。》


学校に急いだ。


きっと昨日の事だ!


なんだかワクワクする。


いつもなら15分かかる道のりを10分で到着させた。

⏰:08/12/05 21:47 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#275 [ゆーちん]
「は〜るちゃん!」

「あ、おはよう。」


はるちゃんは昨日とは違い、清楚で可愛いオーラを放っていた。

⏰:08/12/05 21:48 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#276 [ゆーちん]
「ちょっと!昨日の事説明してよね?」

「アハハ、ごめんね!よく考えたら私、由美ちゃんに説明してないな〜って気づいて、今呼び出しちゃったってわけ。」

「ほんとビックリしちゃったんだからね。」

「エヘヘ、あのね話せば長くなるんだけど、聞いてくれる?」

「もちろん!」

⏰:08/12/05 21:49 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#277 [ゆーちん]
はるちゃんは優しい笑顔を浮かべ、話し始めた。


「こないだ青木君に会った時、いい男いない?って冗談で聞いたら、写真見せてくれたのね。その写真に写ってたのが相沢さん。迷わず、この人紹介してって言ったら、昨日の食事会が開催されたってわけ。」

⏰:08/12/05 21:49 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#278 [ゆーちん]
「じゃあはるちゃんの一目惚れ?それとも客としての惚れ込み?」

「もちろん恋愛対象としての惚れ込みだよ。」

「マジ?なんか私まで興奮しそう…。」

「相沢さんって話してみると見た目と違ってすっごく気さくでね。ギャップが可愛くってさ。」

⏰:08/12/05 21:50 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#279 [ゆーちん]
はるちゃんは子供のようにはしゃぎながら、相沢さんの事を話を続けた。


「あれから由美ちゃん達とバイバイしたじゃない?あの後、相沢さんの行きつけのバーで飲み直したんだけど、すっごく楽しくて…。私、恋しちゃったかもしれない。」

⏰:08/12/05 21:51 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#280 [ゆーちん]
「ええーっ!マジ?なんかすごいよ!私、応援するからね。」

「うん。ありがと!頑張るね。」

「それじゃあ、もう仕事もないの?」

「ううん。それは続けるよ。恋したぐらいで、もうSEXしません、なんて言ったら今までの客に殺されそうだからね。」

⏰:08/12/05 21:52 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#281 [ゆーちん]
さっきまで無邪気にはしゃいでいたはるちゃんの表情は一気に曇ってしまった。


悲しそうで辛そうで…。


無理矢理作った笑顔だった。


「…そっか。わかった。」

「だからこれからもよろしくね?」

「うん、こちらこそ。」

⏰:08/12/05 21:53 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#282 [ゆーちん]
はるちゃんとある程度、これからの話を済ませ、音楽室を出て教室に向かう事にした。


「石田!」


廊下を歩いていると、誰かに呼ばれ、振り返る。


「あ、長谷川先生。おはよーございまーす。」


いやみったらしく笑顔を見せつけた。

⏰:08/12/05 21:54 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#283 [ゆーちん]
「あ、ああ。おはよう。あの…ちょっとコッチに来てくれないか?」


先生は物陰を指さした。


「嫌です。ここで話してください?」


周りはたくさんの生徒が歩いている。

⏰:08/12/05 21:54 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#284 [ゆーちん]
「お願いだから…少しでいいんだ。」

「ここで言えないんだった聞きません。何ですか?」


悔しそうな顔をする長谷川を見るのが楽しくて、ついつい意地悪をしてしまう。


はるちゃんの恋を邪魔する客だと言う事に、益々悪事心が働く。

⏰:08/12/05 21:55 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#285 [ゆーちん]
「あ、あの…土曜のことなんだが…その…。」

「何?私と先輩の事、校長にチクるつもりですか?」

「まさか!あの…はるちゃんがどうのこうの言ってたけど、石田…もしかして。」

⏰:08/12/05 21:56 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#286 [ゆーちん]
「あぁ、はるちゃんとのこと私知ってますよ?」

「どうして…」

「だって私、はるちゃんの相方だもん。」

「相方?」


長谷川は驚いていた。


「はい。接客中、私が監視してるんです。だからこの前、長谷川先生がしてた時、私監視してたんですよ?」

「なっ…!」

⏰:08/12/05 21:57 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#287 [ゆーちん]
周りにたくさんの生徒が居るから、一応気を利かせて小声で喋ってあげた。


最後の言葉は、とびっきり小声で言ってやった。


「随分と激しくヤッたんですね、先生?」

⏰:08/12/05 21:57 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#288 [ゆーちん]
「い、い、い、石田!頼む、今回の件、両方とも必ず誰にも言わないって約束してくれ!」


長谷川は慌てながら私に手を合わせてきた。


「別にいいですけど、先生も約束してくださいよ?」

「ああ、約束する!」

「じゃあ交渉成立したとこで、私教室行くんで!じゃあまたね…長谷川せーんせっ!」


不安げな顔をした長谷川を残し、私は教室へと去った。

⏰:08/12/05 21:58 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#289 [ゆーちん]
■□■□■□■

今日の更新は
ここまで(^^)

>>2

■□■□■□■

⏰:08/12/05 21:59 📱:SH901iC 🆔:EaTN36f.


#290 [あ]
>>1-400

⏰:08/12/06 00:09 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#291 [ゆき]
おもしろーい(^O^)

⏰:08/12/06 09:19 📱:921SH 🆔:KeNfYpEc


#292 [ゆーちん]
>>291ゆきさん
ありがとうございます!

⏰:08/12/06 11:18 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#293 [ゆーちん]
はるちゃんの恋愛発覚から1ヶ月がたった。


相沢さんとは相変わらずらしく、良い感じが続いているらしい。


私は青木さんが多忙なため、あの食事会のすぐ後に1度だけ体を買ってもらっただけで、もう2週間以上会っていない。

⏰:08/12/06 11:23 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#294 [ゆーちん]
飯田先輩とは、おかげさまで毎日学校に来ているのでよくSEXする仲になっている。


お金はいらないと言い続けているが、先輩は払うと言って聞かない。


仕方なく受け取る日もあれば、断固として受け取らない日もある。


そんな先輩、はるちゃんとも定期的にSEXしている。

⏰:08/12/06 11:24 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#295 [ゆーちん]
「好きな人いないの?」


と、はるちゃんに聞かれる事がある。


「いないよ。」


そう答えると、はるちゃんは言った。


「青木君のことは好きじゃないの?ただの客?」

「んー、どうだろ。」


正直…よくわからない。

⏰:08/12/06 11:25 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#296 [ゆーちん]
恋ってなんか、めんどうじゃん。


いろいろ悩まないといけなし。


でも知らないうちに、しちゃってるのが恋であって…。


私は誰かに恋をしているのだろうか。


自分自身の気持ちさえ、理解できていなかった。

⏰:08/12/06 11:25 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#297 [ゆーちん]
ある日。


《仕事です。3時間目にサッカー部の部室にてね。》


はるちゃんからメールがきた。


部室?


珍しいな…。


部室でヤリたがる人はだいたいが3年生。


3年生の客は少ないから珍しいし、どんな先輩なのか楽しみだったりする。

⏰:08/12/06 11:26 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#298 [ゆーちん]
《了解です。》


2時間目が終わり、急いで部室近くに待機する。


《準備OKだよ。》

《はーい。よろしくね!》


はるちゃんとメールを交わしたところで、3時間目開始のチャイムが鳴った。

⏰:08/12/06 11:27 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#299 [ゆーちん]
音楽準備室や資料室と言ったいつものパターンだと、中が見えないところで監視するのだが、今回の部室の場合は中が見えてしまう場所での監視だった。


場所的に、どう頑張っても中を見ないと監視できないという感じの造りだったので、部室SEXの時はいつも拝見させてもらっている。

⏰:08/12/06 11:28 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#300 [ゆーちん]
1人の男が部室に入ってきた。


あれが今日の客か。


「ゆうとくん久しぶりだね。」

「最近、金無かったからさ…。はるちゃん、俺すっげー溜まってんだ。」

「えぇ〜?じゃあ何からする?」

「舐めて。」

「はーい。」

⏰:08/12/06 11:29 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#301 [ゆーちん]
はるちゃんは、ゆうとくんを床に座らせてズボンの上からアソコ触り出した。


はるちゃんのスイッチが入る。


色っぽい目つき。


ぐいぐいと、ゆうとくんに近づき長いキスをしている。

まじで…エロい。

⏰:08/12/06 11:41 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#302 [ゆーちん]
ゆうとくんも、興奮してきてるみたいだった。


アソコが素直に反応しすぎだもん。


なんか笑っちゃうな。


「ゆうとくん、ここ?」

「うん。早く舐めろよ!」

「そんな焦んなくても、時間いっぱいあるじゃ〜ん?」

⏰:08/12/06 11:42 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#303 [ゆーちん]
はるちゃんのじらし方、ほんと参考になる。


何度、真似して援交のオヤジに試したことか…。


はるちゃんのSEXは勉強にもなるので、ありがたい。


焦らされすぎた、ゆうとくんのモノは大きくなっている。


「もうおっきくなってきた。ほんと、ゆうとくんってエッチだよねぇ。」

「はるちゃん、頼むから早く舐めてよ…。」

⏰:08/12/06 11:44 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#304 [ゆーちん]
はるちゃんは小さく笑い、無言でゆうとくんのモノをパンツから出し、口の中に入れた。


「あっ…!」


いきなりで刺激的だったのか、ただ単に気持ちよかったのか。


どちらかはわからないけど、ゆうとくんの口から声が零れた。

⏰:08/12/06 11:45 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#305 [ゆーちん]
ふたりの姿は、なんというか…絵的に卑猥だった。


ゆうとくんも顔は悪くないのに、どうしてはるちゃんのこと買ったりするんだろう。


飯田先輩も、ゆうとくんもお金なんか出さなくても、言い寄ってくる人なんてたくさんいるだろうし。


そんなことを思っていた時だった。

⏰:08/12/06 11:45 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#306 [ゆーちん]
…えっ!


ど、どうしよう。


やばい…。


今…ゆうとくんと目が合ったかも。


とっさにしゃがみ込んで隠れたけど、私の顔…見られた気がする。


心臓が飛び出すくらいバクバク言ってる。


見られた?


見られてない?


ゆっくりと壁に耳を付けて、中の声を聞く事にした。

⏰:08/12/06 11:54 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#307 [ゆーちん]
「ゆうと君、何言ってんの?いるわけないじゃ〜ん!」


あぁ。


やっぱ見られたんだ…。


「でも、確かに女の子いたんだ。」


はるちゃんに後から叱られそう…。

⏰:08/12/06 11:55 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#308 [ゆーちん]
「ふ〜ん。誰かいたとしてもいいじゃない。何も言ってこないって事は、先生じゃないんだろうから。」

「…そっか。じゃあただの覗き魔って事だな。」


私…覗き魔扱い?


「そうそう!ただの覗き魔だよ!」


はるちゃんまで!

⏰:08/12/06 11:56 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#309 [ゆーちん]
「ゆうとくん、周りに気を取られてないで私に集中して?」

「うん…。」

「今は私だけを見てて。」

「んっ…。」


まぁ、なにはともあれ何とか誤魔化してくれたはるちゃんに感謝。


もう死角で監視しよ…。


その後、私は一度も覗くことなくマジメに監視を続けた。

⏰:08/12/06 11:56 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#310 [ゆーちん]
ガタッ…


なにやら物音がした。


時間を確認してみれば、もう授業が終わる5分前。


はるちゃんの仕事が終わったんだ。


私は急いで物陰に隠れた。


と、同時にゆうとくんが出てきた。

⏰:08/12/06 11:58 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#311 [ゆーちん]
「じゃあね。」


ゆうとくんが校舎の方に戻ったのを確認し、私は部室に飛び込んだ。


「はーるーちゃーん!ほんっっっとゴメン!」


入ると同時に私は頭を下げた。


「由美ちゃん…やってくれたね〜?」

⏰:08/12/06 11:58 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#312 [ゆーちん]
あれ?


怒っていると思ったのに、はるちゃんは笑って許してくれた。


「はるちゃん怒ってないの?」

「ん?怒ってないよ。由美ちゃんも凡ミスするんだな〜って感じで面白かったもん。」


心の広い人。


外見も内面も美しいって、はるちゃんが益々カッコよく見えた。

⏰:08/12/06 12:00 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#313 [ゆーちん]
「今度からはもっと気を付けるね。ほんっとにごめんなさい。」

「うん。次から気を付けてくれれば大丈夫だよ?」

「はーい。」


その3日後に小さな事件が起こった。


昼休みになり、お待ちかねのランチタイム。


亜紀と一緒に食堂でご飯を食べていたときだった。

⏰:08/12/06 12:02 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#314 [ゆーちん]
「由美ちゃ〜ん!」


名前を呼ばれ振り返ると、飯田先輩がいた。


「あ、先輩!微妙に久しぶりですね。」

「だな!由美ちゃんまた遊ぼ?」

「…はい。」


亜紀がいるのに…あんまりこういう話したくないなぁ。

⏰:08/12/06 12:03 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#315 [ゆーちん]
「おい!雅志〜。」


私と話していると、今度は先輩が誰かに呼ばれた。


私も先輩も声の主を確かめた。


…あっ!!


「おぉ、ゆうと!」


マジ…ピンチかも。


「雅志何してんの?」


ゆうとくんと目が合ってしまった…。

⏰:08/12/06 12:07 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#316 [ゆーちん]
「…あ。」


私を見ているゆうとくん。


「君さぁ…。」


青ざめていく私。


引きつっていくゆうとくんの顔。

⏰:08/12/06 12:08 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#317 [ゆーちん]
すっごく気まずい雰囲気が流れた。


「何?由美お二人と知り合い?」


亜紀が言った。


「あ、えっと…飯田先輩とはお友達で…えっと〜、こちらの方は‥」


ゆうとくんのこと、説明のしようが無いよ。

⏰:08/12/06 12:10 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#318 [ゆーちん]
「え?由美ちゃんとゆうと、知り合いなの?」

「いや…えーっと‥」

「知り合いって訳じゃないけど…顔見知りって感じだよね?」


ゆうとくんが言った。


あぁ…。


やっぱりあの日、私の顔バッチリ見られてたんだ…。


最悪。

⏰:08/12/06 12:10 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#319 [ゆーちん]
「まぁ…そんな感じです…よね?たぶん。」


引きつった笑顔をゆうとくんに見せた。


「ふ〜ん。じゃ、ゆうと行こっか。」

「うん。」

「じゃあ由美ちゃんまたね。」

「うん、バイバイ。」

⏰:08/12/06 12:11 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#320 [ゆーちん]
飯田先輩とゆうとくんが立ち去ったあと、もちろん亜紀に色々聞かれた。


なんとか誤魔化したけど、亜紀にまた嘘ついちゃったよ。


もう嘘をつく事に抵抗なくなってきてしまった自分がいる。


なんかそういうの…嫌かも。

⏰:08/12/06 12:14 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#321 [ゆーちん]
放課後。


飯田先輩から『放課後に会おう。』と言われたので、私は先輩の家に向かった。


ピーンポーン…


応答なし。


先輩はまだ帰って来ていない。


…どこかで待ち合わせすればよかったな。


そんなことを思いながら、先輩の家に近くでしゃがみ込んで待った。

⏰:08/12/06 12:15 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#322 [ゆーちん]
しばらく待っていると先輩が帰ってきた。


「由美ちゃん、お待たせ。」

「ううん。」

「中入って。」


そんなこんなで、先輩の家に入った。


相変わらずの先輩の家。


ひとりぼっちで…こんな広い家に住んでると思うと私まで悲しくなる。

⏰:08/12/06 12:16 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#323 [ゆーちん]
適当に座り先輩は音楽を掛けてくれた。


「由美ちゃん。」

「ん?」

「ゆうととはどういう関係なの?」

「別に変な関係じゃないよ?」


先輩にははるちゃんとの関係は言ってない。


だからゆうとくんのこと説明できない。

⏰:08/12/06 12:17 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#324 [ゆーちん]
「俺みたいな関係じゃないよな?」

「あ、うん。ありえないから!」

「そっか。ならいいけど。」

「もしそうだったらどうしてたの?」

「ゆうととは関係持たないで、って由美ちゃんに土下座してたかも。」

「えぇ。なんでそこまで?」

⏰:08/12/06 12:17 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#325 [ゆーちん]
「ゆうとだけには由美ちゃん取られたくないよ。」


…ん?


それって?


「どういう意味ですか?」

「ゆうとには内緒だぞ?」

「うん。」

⏰:08/12/06 12:18 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#326 [ゆーちん]
「あいつも、はるちゃんの客なんだ。俺もそうじゃん?ゆうとは俺がはるちゃんの客って事は知らないみたいだけど…。よく考えれば俺ら穴兄弟になっちゃったってことじゃん?」

「穴兄弟って…。」


私は呆れて笑ってしまった。

⏰:08/12/06 12:20 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#327 [ゆーちん]
「だから由美ちゃんまで穴兄弟の相手だと、さすがにキツいよ。」


…あぁ、そういうことか。


少しでも変な期待した私がバカだった。


「ふ〜ん。でもさ、私先輩以外の人とヤったりしてるよ?」

「わかってる。でもなんか、ゆうとだけは嫌っていうか…。てか他の奴とヤってるっていうのも本当はいやなんだけどな!」

⏰:08/12/06 12:21 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#328 [ゆーちん]
ほらまた…。


そうやって優しい言葉をさりげなく言ってくれる。


突き放したいのに、突き放せないじゃん。


私…恋するの嫌なんだよ。


わかってるでしょ?


あんまり…ドキドキさせないでよ。

⏰:08/12/06 12:21 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#329 [ゆーちん]
「それは無理だよ。たぶんもう抜け出せない。」

「何で?金がいるなら俺がやるっていつも言ってんじゃん。なんで俺の金は受け取ってくんないの?」

「先輩から貰うと…後悔するから。」

「後悔?何の?」

「それは、わかんない。でもたぶん…うん。後悔する。」

「フッ。何それ。意味わかんなさすぎて笑える」


先輩は笑った。

⏰:08/12/06 12:22 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#330 [ゆーちん]
その笑顔が近付き、いきなり強引なキスをされた。


優しくない。


焦ってるのが丸わかりなキス。


こんなキス…したくないよ。


たぶん、たぶんね?


この時お互いの気持ち、薄々わかっていたんだと思う。


素直になれない私たちだから、この気持ちにちゃんと気づけなかったんだよね。


なんか…ごめんね。


ごめん、先輩。

⏰:08/12/06 12:23 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#331 [ゆーちん]
「待って…痛い‥」

「ごめん。でも我慢して。俺…もう無理だわ…アッ…」


こんなことするために私はここに来たんじゃない。


ゆうとくんのこと聞かれるだろうなって思ってたよ。


正直に答えらんないけど、先輩には納得してもらいたかった。

⏰:08/12/06 12:24 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#332 [ゆーちん]
その後は、いつもみたいな優しくて気持ちいいSEXしてくれる。


そう思ってた。


それなのに、今日の先輩…なんか変だよ。


まるで…これから起こる事をわかってたみたいに、激しく求めてきた。


…先輩、あれほど嫌がってたのに、ごめんなさい。

⏰:08/12/06 12:25 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#333 [ゆーちん]
翌日、学校に行き、亜紀と他愛もない話をして盛り上がっていた。


「アハハ!それでそれで?」

「でねっ!そいつがさ‥」

「由美ちゃん。」


これから話が面白くなるっていうのに、こんな時に誰?


振り返れば…ゆうとくんだった。


教室のドアのところで手招きしている。

⏰:08/12/06 12:26 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#334 [ゆーちん]
「あ…。」

「由美、確かあの人、昨日の人だよね?」

「うん…亜紀ごめん。」

「うん、いいよ。行っておいで。」


亜紀に謝って私はゆうとくんのところに向かった。

⏰:08/12/06 12:26 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#335 [ゆーちん]
「友達と話してたのにごめんね。ちょっとこっち来てくれる?」

「…はい。」


ゆうとくんに連れて行かれた場所。


それは…部室だった。


さすがに怖くなって、部室の中には入らなかったので部室の外で話す事に。

⏰:08/12/06 12:27 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#336 [ゆーちん]
「由美ちゃん、正直に答えてね。」

「はい。」

「あの日、ここにいたの…由美ちゃんでしょ?」

「…。」

「由美ちゃんでしょ?」

「…はい。」


この人には嘘付けない。


そう思い、私は正直に言った。


「やっぱり。目合ったもんね!」

「ごめんなさい。覗く気はなかったんです。」

⏰:08/12/06 12:28 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#337 [ゆーちん]
「女、見た?」

「女の人は、後ろ向いていたんで見えなかったです。」


さすがにここで、私がはるちゃんと組んでるって事がバレるとマズイと思い、必死に隠した。


「本当に?」

「はい、見てません。」

「そっか。ならいいよ。」

「すみませんでした。」

「反省してる?」

「はい。」


ゆうとくんの顔を見るのが怖かったから、ずっと俯いていた。


だけどそれが仇となった。

⏰:08/12/06 12:29 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#338 [ゆーちん]
「じゃあ、あの日と同じ事、由美ちゃんがして。」


…はぁ?


顔を上げると…キスされた。


…不意打ちにもほどがあるよ。


「一回だけ、ね?」


思いっきり腕を掴まれ、部室の中に放り込まれるように入らされた。

⏰:08/12/06 12:30 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#339 [ゆーちん]
「痛っ!」

「一回だけでいいから。」

「やだ!やめて!無理だから!」


この人とはしたくないって思った。


飯田先輩がゆうととはヤるなって言ってたからかな?


理由は、自分でもわかんないけど、この人の目…怖い。

⏰:08/12/06 12:30 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#340 [ゆーちん]
「騒いでも、授業中だから意味ないよ?誰も来ない。」


え?


いつの間にそんな時間になったんだろう。


チャイムの音に全然気づかなかった。


「やめて!こんなの…レイプだよっ!」

「由美ちゃんは覗き魔だよね?」

「それとこれとは話が違うよ!」


怖い。


怖い。


怖すぎて涙が出てきた。

⏰:08/12/06 12:31 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#341 [ゆーちん]
「可愛い〜まじ我慢できねぇ。」


思いっきり押し倒され、首を舐め回された。


ゆうとくんの左手は、私の両手を動かないように握っている。


そして右手は胸を。

⏰:08/12/06 12:32 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#342 [ゆーちん]
「やだ…やめて…なんでこんなことするの…。」

「ん?別に?ただヤリたいだけ。」


ただヤリたいだけ。


…あぁ、そっか。


男っていつもそうじゃんね。


オヤジだって、青木さんだって、飯田先輩だって…ただヤリたいだけなんじゃん。


私はいつもそんな人たちのために、足開いて来たんだった。

⏰:08/12/06 12:34 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#343 [ゆーちん]
いつものことじゃん。


何も嫌がる事なんてない。


失うモノもなければ、得るモノもないのに。


…SEXするのに理由なんて無い。


ただヤリたいから。


私はただの性欲処理機なんだ。


今までだってそうだったのに…何いきなり嫌がってんだ私。

⏰:08/12/06 12:35 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#344 [ゆーちん]
バカみたい。


ゆうとくんもただの客じゃん。


そう思った瞬間、抵抗する気にさえならなかった。


「あら?諦めたの?」

「…うん。」

「じゃ、遠慮なく。」


なんの抵抗もしないまま、私はゆうとくんに抱かれた。


快楽を求め、果てきった。


そんな自分が惨めだった。

⏰:08/12/06 12:35 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#345 [ゆーちん]
「由美ちゃん、またヤろうね。」


満足げに笑うゆうとくん。


その隣で私は乱れた制服を整えた。


「…お金。」

「え?」

「お金くれるなら、いつでもヤらせてあげる。」

「もしかして由美ちゃん売りやってんの?」

「だったら何?」

「いや、意外だなって…。」

「ゆうとくんだって意外じゃん。彼女いったておかしくないのに…私とヤるなんて。」

⏰:08/12/06 12:37 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#346 [ゆーちん]
「彼女ならいるよ。」

「だったら私にこんなことしなくてもいいんじゃない?」


正直ムカついた。


彼女いるなら私に無駄な体力使わせないで、って…。

「遠恋だから。」

「…あっそ。」

⏰:08/12/06 12:37 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#347 [ゆーちん]
つーか、こうやって浮気してんだったら別れればいいのに…。


「そういうわけだから、これからもよろしく。」

「お金くれたらね。」

「やだよ。悪いけど年下ごときに金なんか払えない。」

「じゃあSEXしないから。」

⏰:08/12/06 12:38 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#348 [ゆーちん]
部室から出て行こうとすると、ゆうとくんが私の腕をガッと掴んできた。


「何?」

「由美ちゃんが売りやってるって噂、バラまかれたくなかったら大人しく俺の言う事聞け。」


…しまった。


自分からゆうとくんに私の弱みを握らせてしまった。


「ズルい!」

「ズル賢いって言ってくんない?」


そう言って笑ったゆうとくんの顔は不気味だった。

⏰:08/12/06 12:39 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#349 [ゆーちん]
私は、ゆうとくんから逃げ出せない生活になっていくのだろうか…。


あれ、待って。


違う。


私…ゆうとくんの弱み持ってんじゃん!


「これ以上しつこいと、はるちゃんとSEXさせないよ?」


掴まれた腕を払いのけた。


「…え?」

⏰:08/12/06 12:40 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#350 [ゆーちん]
…やった。


ゆうとくんの顔が引きつった。


「はるちゃんにはお金払うくせに、私には払ってくれないの?」

「なんで…知ってんの?」

「私、はるちゃんに雇われてんの。こないだ目合ったでしょ?あの時なんでここにいいたかわかる?」

「え?」

「監視してたの。」

⏰:08/12/06 12:40 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#351 [ゆーちん]
「監視?」

「はるちゃん、一応教師だしバレるとヤバいでしょ?だからああいう事する時は私がいつも監視してるの。つまり私は、はるちゃんのパートナーってわけ。」

「…マジ?」


逆転。

⏰:08/12/06 12:42 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#352 [ゆーちん]
何とも言えないゆうとくんの顔を見ていると、またいつもの勝ち誇れる気分になってきた。


「ゆうとくん、これは取引だよ?」

「…。」

「意味わかるよね?」

「…はぁ。由美ちゃんの方がズル賢かったってわけか。」

⏰:08/12/06 12:43 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#353 [ゆーちん]
不気味に笑ったゆうとくん。


私の笑顔は引きつったままだった。


「ズルいは余計。賢いの、私は。」

「ハハッ。由美ちゃんには敵わないよ。」


これでまたひとつ、取引数が増えた。

⏰:08/12/06 12:44 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#354 [ゆーちん]
こんな状況、一体いつまで続くんだろう…。


ただ、今思う事は、ゆうとくんとヤッてしまった事での飯田先輩への罪悪感。


あんなに嫌だって言ってたのに、どうして私は約束の1つも守ってあげられないんだろう。


もう、やだよ…。

⏰:08/12/06 12:44 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#355 [ゆーちん]
■□■□■□■

キリがいいので
いったんストップ

>>2

■□■□■□■

⏰:08/12/06 12:46 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#356 [まな]
まぢおもろい

⏰:08/12/06 18:03 📱:F01A 🆔:XGTnlDgg


#357 [ゆーちん]
>>356まなさん
ありがとうございます

更新します

⏰:08/12/07 14:47 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#358 [ゆーちん]
はるちゃんが売りを辞めると言い出したのは、相沢さんと出会って2ヶ月が経った頃だった。


なんと、相沢さんとめでたく付き合う事になった。


相沢さんへの気持ちは、今まで体験した事がないくらい愛おしいものだと言う。

⏰:08/12/07 14:48 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#359 [ゆーちん]
私は、はるちゃんのサポートを中心とした生活リズムになっていたので、辞めたいという告白はなかなか困るものだった。


でもこればっかりは仕方ない。


『恋をしても売りは辞めない。』と言っていたはるちゃんが自ら『辞めたい。』と言ってきたという事は、よっぽど相沢さんが好きなんだろう。

⏰:08/12/07 14:49 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#360 [ゆーちん]
「由美ちゃんには申し訳ないんだけど…私、今日で最後にする。」

「そっか。仕方ないよ!」

「ごめんね。」

「ううん…相手は?」

「雅志くん。」


…飯田先輩、か。


はるちゃんに先輩との事は言えず終いになっちゃうんだ。

⏰:08/12/07 14:49 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#361 [ゆーちん]
「ごめんね。色んな先生の弱み握ってたから今まで好き勝手できたのに、これからは難しくなるよね。」

「大丈夫だよ。はるちゃんの客だったことに変わりはないんだから、これからも問題ない。安心して相沢さんと幸せになってね。」

⏰:08/12/07 14:50 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#362 [ゆーちん]
なんとなく、今日、この瞬間を近々迎えるんだろうなって事は心のどこかで予感していた。


最近のはるちゃん、売りに行く前すごく寂しそうな顔していたから。


私だって、そんなはるちゃんを見て覚悟はできてた。


いずれ迎えるであろう終わりの時が、今日、やってきた。

⏰:08/12/07 14:51 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#363 [ゆーちん]
最後の客が先輩って…。


こりゃまた神様も意地悪だね。


「うん、ありがとう。今日が最後だし私、頑張るね!」

「じゃあ私はいつも以上に監視しまくる!」

「アハハ!お願いね。」


最後がしんみりしなくてよかった。


笑いあえて仕事に挑む事ができる。

⏰:08/12/07 14:52 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#364 [ゆーちん]
「ンッ…あッ…ま…さしく…んッ‥」

「ここ?はるちゃんの感じるとこ。」

「アッ!そこ…ダメ。やだ…イきそう‥」

「イケば?」

「アァッ‥」


最後の場所は音楽準備室。


私とはるちゃんはここで手を組んだ。

⏰:08/12/07 14:57 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#365 [我輩は匿名である]
校長とはるちゃんがSEXしているところを見て、はるちゃんが青木さんネタで脅してきたんだ。


ほんの数ヵ月前のことなのに、なんだか物凄く懐かしい。

⏰:08/12/07 14:57 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#366 [我輩は匿名である]
本当に色んなことがあった。


今、この中ではるちゃんをいじめてる飯田雅志という人と関係を持った。


はるちゃんに紹介されたオヤジと援交もした。


色々ありすぎたな…。

⏰:08/12/07 14:58 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#367 [我輩は匿名である]
「ヤッ…アァッ!」


はるちゃんの甘い声。


今日だけ特別に、私は準備室の扉を少しだけ開けて、覗かせて貰う事にした。


私、変態だね…。


でも変な意味じゃなくて、はるちゃんの仕事してる姿、しっかり覚えとこって思って…。

⏰:08/12/07 14:58 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#368 [我輩は匿名である]
興奮なんかしない。


いくら相手が飯田先輩だからって、今日はただただ…はるちゃんの仕事姿を見てるだけだもん。


はるちゃんは、誰もが憧れるスタイルやルックスを持った人。


そんな人と組めたた事で色んな体験ができた。


誇りに思う。


はるちゃん、ありがとう。

⏰:08/12/07 14:59 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#369 [我輩は匿名である]
放課後、一人で下校。


最後の仕事を目に焼き付けた私はボンヤリと歩いていた。


「あれ?由美ちゃん?」


声を掛けてきたのは、はるちゃんの彼氏の相沢さんだった。


「あ、相沢さん!」

「久しぶりだね。」

⏰:08/12/07 15:00 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#370 [我輩は匿名である]
「お久しぶりです。あ、聞きましたよ!はるちゃんとお幸せに。」

「アハハ、ありがとう。」


相沢さんは幸せそうな笑顔を浮かべた。


相沢さんの笑顔を見ると、今日で全て終わった事が正しかったんだって思えた。


「あ、青木さん元気ですか?」

「あれ?聞いてないの?」

「え?」

⏰:08/12/07 15:01 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#371 [我輩は匿名である]
■□■□■□■

出会い

■□■□■□■

⏰:08/12/07 15:52 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#372 [我輩は匿名である]
…だめだ。


携帯解約してる。


青木さんと連絡取れない。


…はぁ。


《青木さんの連絡先わからない?》


はるちゃんにメールを送ると、すぐに電話がかかってきた。


「どうしたの?青木くんの連絡先、間違って削除でもしちゃった?」


はるちゃんも知らないんだ。

⏰:08/12/07 15:53 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#373 [我輩は匿名である]
「実はさっき相沢さんに偶然会ったの。」

「へー、そうなんだ!」

「そのとき聞いたんだけど…青木さん、転勤しちゃったらしいの。」

「え、転勤?どこに?」

「ロスだって。」

「海外!?」

「うん、一昨日、日本を断ったって。」

「青木君、一言もそんなこと言ってなかったのに。」

「相沢さんも昨日知ったみたい。」

「そっか…」

⏰:08/12/07 15:54 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#374 [我輩は匿名である]
「電話は解約してるみたいで連絡取れなくて。さよならも言わないで行くなんて…私の存在って、やっぱそれだけのモノだったんだろうね。」


…わかってるのに、悲しかった。


私はただの性欲処理機だ、って理解してたのに…。


急にいなくなるって事は、やっぱり寂しいよ。

⏰:08/12/07 15:58 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#375 [我輩は匿名である]
「由美ちゃん、青木君の事好きだったの?」

「…わかんない。好きだったかもしれないけど、好きって…よくわかんないよ。」


こんな複雑な気持ちになるなら、青木さんと出会わなければよかった。



あれは確か数ヵ月前の放課後。



約束していたオヤジにドタキャンされたので、違う相手を探していた時だった。

⏰:08/12/07 16:00 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#376 [我輩は匿名である]
「もしもし。お久しぶりです。由美だけど…今日これから会えないですか?私、暇で…」



オヤジは少し考えた。



手持ちが少ないんだとよ。


「1万?そっか…。」


1万円しか財布にないってさ。


無理。


「じゃあまた今度ね?それじゃあまた。」

⏰:08/12/07 16:00 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#377 [我輩は匿名である]
電話を切り、溜め息をついた。


と、同時に私の隣に誰かが座った。


「3万ならどう?」


若々しくてカッコイイ男性。


「え?」

「電話、聞いちゃった。きみ、援助交際してるの?」

⏰:08/12/07 16:01 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#378 [我輩は匿名である]
度肝を抜かれた。


こんなカッコイイ人が自ら誘ってくるなんて。


援交の相手=オヤジというイメージしかなかった私は、とにかく戸惑った。


「来て、車こっちだから。」


私の手を握り、歩き始めた。


「あ、あの…」

「俺、青木。よろしくね、由美ちゃん。」

⏰:08/12/07 16:02 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#379 [ゆーちん]
どうして私を買ったのかを聞くと『タマってるから。』と答えた。


わざわざお金を出さなくても、他にたくさん女がいるでしょ?


それが最初の疑問だった。


何歳?


お仕事は?


どこに住んでるの?


彼女は?


次々に浮かび上がる疑問。


だけどどれも沈めたまま、車はホテルへと向かって行った。

⏰:08/12/07 16:02 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#380 [ゆーちん]
突然の出会いだった。


あの日、オヤジにドタキャンされていなかったら青木さんと会う事なんかなかった。


ホテルのつき、いつものオヤジのようにすぐに押し倒されるのかと思ったけど違った。


「少し話をしよう。」


そう言ってベットに座って話をした。


名前、学校、苦手な教科。


全て私に関する事ばかり話した。


青木さんの事はほとんど聞けないまま。

⏰:08/12/07 16:26 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#381 [ゆーちん]
「由美ちゃん…援交って、辛くない?」


あの時の私は、寂しさを消す行為=SEXだった。


「全然辛くないですよ。」

「そっか。どうして援交なんかしてるの?」

⏰:08/12/07 18:34 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#382 [ゆーちん]
「今まで寂しくなれば、地元の子とSEXしてたんです。だけど、ある日、『俺とSEXすれば金をやる』って言う人に出会って…SEXしただけでお金が貰えるんなら、一石二鳥だなって思って始めたんです。」

「そっか。寂しがり屋なんだね。」

「金欠病になるのが嫌な怖がり屋なんですよ。」

⏰:08/12/07 18:35 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#383 [ゆーちん]
ニコッと笑った私にキスをした青木さん。


ゆっくりベットに寝かされた。


「寂しいなら俺がいてあげるよ?」

「アハハ。ありがとうございます。」


笑って流した言葉。


社交辞令にしては嬉しい言葉だ。

⏰:08/12/07 18:36 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#384 [ゆーちん]
「恋愛とかしないの?」


首元に舌を這わせて聞いてきた。


「…ッ…しないです。」

「どうして?」

「恋って…よくわかんないから。」

「わかんない?」

「好きとか嫌いとか、わかんない。」

「…そっか。いつか恋愛できるといいね。」

「ンッ…」

⏰:08/12/07 18:37 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#385 [ゆーちん]
優しいSEXだった。


帰り際に『俺がいるから』って言ってくれた青木さん。


意味なんて考えなかった。


連絡先を交換して、満たされた欲望と財布を握り、私はホテルを後にした。


子供の私に、ほんの少しのまだ見ぬ光りを当てようとしてくれた人。


それが青木さんだった。

⏰:08/12/07 18:38 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#386 [ゆーちん]
それから数ヵ月が経った。


青木さんが日本からいなくなって数週間。


毎日退屈な授業を受ける日々。


はるちゃんたちは順調だったので何も問題はなかった。

⏰:08/12/07 18:38 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#387 [ゆーちん]
私と飯田先輩の関係は持続中。


青木さんがいなくなった寂しさは先輩が埋めていってくれた。


援交はしなくなった。


何かが一気に冷めてしまい、番号もアドレスも変え、今までのオヤジと連絡を取れなくしてやった。

⏰:08/12/07 18:39 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#388 [ゆーちん]
今は先輩だけ。


お金はもらってない。


ゆうとくんはあれ以来あまり会わない。


たまに見かけるけど気にならない。


なんか、どうでもよかった。


今じゃすっかり抜け殻状態の私。

⏰:08/12/07 18:40 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#389 [ゆーちん]
「先輩?」

「ん?」

「今日も家行っていいですか?」

「アハハ。いいけど…由美ちゃん盛りすぎじゃない?」


最近では先輩からじゃなく、私から誘う方が多い気がする。


先輩も嫌がらずに抱いてくれる。


こうやって毎日が過ぎて行った。


だんだん青木さんの事も忘れかけ、確実に先輩へと気持ちが傾いていた。

⏰:08/12/07 18:41 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#390 [ゆーちん]
でも絶対に結ばれないんだろう、って思っているから、恋人になりたいだなんて言わない。


今のままでいい。


このまま時間が過ぎて、この感情が薄れていくのを待つしかないんだ。

⏰:08/12/07 18:41 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#391 [ゆーちん]
先輩はもうすぐ卒業。


卒業すれば会えなくなるだろうから、このままでいい。


卒業すればもう会わない。


いつかこの感情は枯れ果てるだろう。


そうやって時間は過ぎていった。

⏰:08/12/07 18:42 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#392 [ゆーちん]
■□■□■□■

南の島

■□■□■□■

⏰:08/12/07 18:43 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#393 [ゆーちん]
「ねぇ、由美ちゃん。」

「ん?」

「俺の事どう思ってる?」


先輩はいきなり問いかけてきた。


「へ?」


今日もSEXして、二人とも満足して、ベットで寝転がってた。


いつも通りだったのに…。

⏰:08/12/07 18:43 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#394 [ゆーちん]
「俺、由美ちゃんの事、好きだったの知ってた?」

「…え。」

「付き合いたかったけど、こんな関係だし無理だってわかってた。」

「…嘘。」

「でも俺頑張ってた。由美ちゃんの事ずっと見てた。」


まさかの告白だった。


私たち、付き合えてたの?

⏰:08/12/07 18:43 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#395 [ゆーちん]
「でね、見てるうちにわかってきちゃった。」

「…何が?」

「由美ちゃんには好きな人がいるんだって。」


そういわれた瞬間、迷いもなく青木さんの顔が頭に浮かんだ。


「好きな人がいるなら、もうこんなことしちゃダメだよ。俺ら今日でおしまいにしよう。」

⏰:08/12/07 18:44 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#396 [ゆーちん]
私と先輩の関係はこうして終わった。


呆気ない物だった。


涙が出た。


でも、自業自得だ。


もう元には戻れない。


以来、学校で会ってもほとんど話さなくなった。

⏰:08/12/07 18:45 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#397 [ゆーちん]
すべてが終わってしまった。


結局、先輩に私ははるちゃんのパートナーだった事も言えぬまま。


あなたが気になっていたの、好意を持っていたのとも言えぬまま。


この仕事で、何か変わる事ができたと思ったのに…。


何も変わらなかった。


また退屈な日々に戻る。


もう、それでもいい。


もう、なんだっていい。


もう…。

⏰:08/12/07 18:45 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#398 [ゆーちん]
からっぽ状態の私は学校帰り、コンビニに立ち寄った。


このコンビニで青木さんと、よく待ち合わせしたなぁ…。


谷口に目撃されたっけ。


懐かしい。


雑誌コーナーに行き、teen向け雑誌を読んでいると、旅行特集されていた。

⏰:08/12/07 18:46 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#399 [ゆーちん]
私は南国リゾートのページに目を奪われた。


そいえば…南の島に行きたいって話したよね。


思い出に浸ってしまう。


そのときだった。


神様は私に素晴らしい奇跡をくれた。

⏰:08/12/07 18:46 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#400 [ゆーちん]
「俺の嫁になって、ここで永住してくれない?」


後ろから聞こえた声は、
私の一番会いたかった人の声だった。


思わず私は彼の腕に飛び込み、自然に言葉と涙を零していた。


「好き。」


END

⏰:08/12/07 18:47 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


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