人生の案内板
最新 最初 全
#760 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:22/11/17 17:00 :Android :.aPzzgpE
#761 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/11/21 19:08 :Android :.FGKzkPw
#762 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:22/11/23 17:07 :Android :yR7K92nk
#763 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/11/27 19:11 :Android :R320V.AE
#764 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*
:22/12/06 02:32 :Android :uo62Tj4s
#765 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:22/12/09 12:54 :Android :uLIljJ1w
#766 [わをん◇◇]
:22/12/15 21:21 :Android :dLXCEA1c
#767 [わをん◇◇]
:22/12/15 21:21 :Android :dLXCEA1c
#768 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑ag
:22/12/17 17:02 :Android :gTMgoNuA
#769 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/12/24 21:39 :Android :eoKo7kno
#770 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑(∩゚∀゚)∩age
:22/12/24 21:54 :Android :eoKo7kno
#771 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/12/26 23:39 :Android :K0o6YEWM
#772 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:22/12/27 23:52 :Android :5IKnmUnY
#773 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:23/01/01 20:43 :Android :2rUS2lJ.
#774 [わをん◇◇]
:23/01/01 20:48 :Android :2rUS2lJ.
#775 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑a
:23/01/02 13:26 :Android :jK5SBgKM
#776 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:23/01/03 20:39 :Android :5SH1cbfQ
#777 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑(∩゚∀゚)∩age
:23/01/03 20:41 :Android :5SH1cbfQ
#778 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:23/01/03 20:42 :Android :5SH1cbfQ
#779 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:23/01/05 20:00 :Android :0U.saURM
#780 [わをん◇◇]
:23/01/05 20:00 :Android :0U.saURM
#781 [わをん◇◇]
:23/01/05 20:00 :Android :0U.saURM
#782 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:23/01/05 20:01 :Android :0U.saURM
#783 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)
:23/01/05 20:02 :Android :0U.saURM
#784 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:23/01/05 20:16 :Android :0U.saURM
#785 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑(∩゚∀゚)∩age
:23/01/05 20:16 :Android :0U.saURM
#786 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:23/01/06 18:40 :Android :pRdUKMH2
#787 [わをん◇◇]
「もう、何か喋りなよ。わたしなんか死んでから独り言ばかりだよ?猫しか遊び相手いないし、つまんない」
:23/01/06 18:41 :Android :pRdUKMH2
#788 [わをん◇◇]
愚痴を言いながらも、わたしはわずかに微笑んでいた。孝の隣は居心地が良い。悪ふざけをしない孝は悪いもんじゃないなと、あの屋上でのひと時以来しばしば感じていた。沈黙すら楽しんでいる。
「二時三十分か」
:23/01/06 18:41 :Android :pRdUKMH2
#789 [わをん◇◇]
公園の時計を見て呟くと、孝の声とぴったり重なった。驚いて隣に視線を向ければ、孝も携帯電話の時計を見ていた。カチカチと、無造作にボタンを押す孝。先程の電話の件もあってつい画面を覗き込んだ。
「孝、何考えてるの?」
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#790 [わをん◇◇]
画面にはわたしの名前と電話番号が映っていた。しばらく停止した後、孝は通話ボタンを押した。ゆっくりと耳に近付けると、呼び出し音が響く。三回.......四回.......。
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#791 [わをん◇◇]
出るはずがない、と確信しながら、孝の行動の意味を考えていた。結論、理解不能。八回目を過ぎると、孝は電話を切った。溜め息を吐く孝を横目に、少し気まずさを覚えた。孝が、教室で黙祷(もくとう)の時に見せた、わたしの机を見つめていた時のあの目をしていたのだ。
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#792 [わをん◇◇]
何を考えているのか……わたしにはわからない。そう、思っていた。孝の漏らした言葉を聞くまでは。
「千恵。おまえはもう帰ってこないんだな、本当に、」
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#793 [わをん◇◇]
不意打ちだった。
有り得ないと思っていたことが現実に起きた瞬間、わたしは顔に熱が昇るのを感じた。かああっ、と頬が熱くなる。孝は、わたしを想ってくれていたのだろうか。
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#794 [わをん◇◇]
張り合い相手がいなくなったのを、寂しがってくれていたのだろうか。初めて見た、孝のそんな姿を。九年前に反発しだした関係が、九年ぶりに修復に向かった気がした。よくわからないが、気恥ずかしさでいっぱいになる。この感覚は知っていた。昔、体験したことがある。
:23/01/06 18:43 :Android :pRdUKMH2
#795 [わをん◇◇]
ランドセルを落としたあの放課後の時と同じだった。自らの熱と、場の空気と、何より恥ずかしさに耐え切れなくなったわたしは、逃げるようにその場を離れた。
:23/01/06 18:43 :Android :pRdUKMH2
#796 [わをん◇◇]
わたしは走った。顔の熱は冷める兆しはなく、走るスピードを上げてみる。しかし。息切れはしないし、全力疾走なのに思うように速くない。夢の中の全力疾走のような感じだ。それでも。わたしは走った。息切れはないが、疲労感が込み上げてくる。
:23/01/06 18:43 :Android :pRdUKMH2
#797 [わをん◇◇]
からだが脱力しきって走るのを止めたとき、空を見上げれば茜色の夕空が夜を待っているところだった。嗚呼、不思議だ。わたしは死んだ。なのに。生きていたときより、こころが躍っているような気がする。
:23/01/06 18:43 :Android :pRdUKMH2
#798 [わをん◇◇]
わたしは怖かった。道標がない未来に怯えていた。突然、影のように闇に紛れて消えてしまうんじゃないかと。突然、煙のように空気に混ざって溶けてしまうんじゃないかと。だけど、いまは違う。わたしは、怖くない。
:23/01/06 18:44 :Android :pRdUKMH2
#799 [わをん◇◇]
からだが熱い。実際の所、死んでから体温や気温などを感じる機能は遮断されていた。だから熱い、というよりは熱い気がするの方が正しいと思う。どちらにせよ、わたしはいま、赤面しているだろう。
:23/01/06 18:44 :Android :pRdUKMH2
#800 [わをん◇◇]
わたしのからだを取り巻く熱が引くまでに、かなり時間が掛かった。
とっぷりと暮れた夜空の下、公園のベンチにいた。さっきの公園とは違う公園。いまにも切れそうな街灯に視線を送りながら、あたまを抱える。
:23/01/06 18:44 :Android :pRdUKMH2
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194