人生の案内板
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#784 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:23/01/05 20:16 :Android :0U.saURM
#785 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑(∩゚∀゚)∩age
:23/01/05 20:16 :Android :0U.saURM
#786 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑
:23/01/06 18:40 :Android :pRdUKMH2
#787 [わをん◇◇]
「もう、何か喋りなよ。わたしなんか死んでから独り言ばかりだよ?猫しか遊び相手いないし、つまんない」
:23/01/06 18:41 :Android :pRdUKMH2
#788 [わをん◇◇]
愚痴を言いながらも、わたしはわずかに微笑んでいた。孝の隣は居心地が良い。悪ふざけをしない孝は悪いもんじゃないなと、あの屋上でのひと時以来しばしば感じていた。沈黙すら楽しんでいる。
「二時三十分か」
:23/01/06 18:41 :Android :pRdUKMH2
#789 [わをん◇◇]
公園の時計を見て呟くと、孝の声とぴったり重なった。驚いて隣に視線を向ければ、孝も携帯電話の時計を見ていた。カチカチと、無造作にボタンを押す孝。先程の電話の件もあってつい画面を覗き込んだ。
「孝、何考えてるの?」
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#790 [わをん◇◇]
画面にはわたしの名前と電話番号が映っていた。しばらく停止した後、孝は通話ボタンを押した。ゆっくりと耳に近付けると、呼び出し音が響く。三回.......四回.......。
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#791 [わをん◇◇]
出るはずがない、と確信しながら、孝の行動の意味を考えていた。結論、理解不能。八回目を過ぎると、孝は電話を切った。溜め息を吐く孝を横目に、少し気まずさを覚えた。孝が、教室で黙祷(もくとう)の時に見せた、わたしの机を見つめていた時のあの目をしていたのだ。
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#792 [わをん◇◇]
何を考えているのか……わたしにはわからない。そう、思っていた。孝の漏らした言葉を聞くまでは。
「千恵。おまえはもう帰ってこないんだな、本当に、」
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
#793 [わをん◇◇]
不意打ちだった。
有り得ないと思っていたことが現実に起きた瞬間、わたしは顔に熱が昇るのを感じた。かああっ、と頬が熱くなる。孝は、わたしを想ってくれていたのだろうか。
:23/01/06 18:42 :Android :pRdUKMH2
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