双子の秘密
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#405 [ゆーちん]
悩む所がたくさんだった。
とりあえずしばらくは仕事を入れない。
ゆっくりしっかり考えよう。
援交は悪い事なんだから、諦める決意を付けないと。
「斗美、洗濯たたんで。」
「うん。」
:08/12/10 22:00 :SH901iC :0Xqg4XG.
#406 [ゆーちん]
先生が料理をしてくれている間、私は洗濯やお風呂掃除に励んだ。
お風呂のお湯を沸かすボタンを押した頃、先生お手製のオムライスが完成した。
「食べるぞ。」
いい感じに空腹になっていたお腹。
「いただきます!」
「召し上がれ。」
空腹は見事に満たされる。
:08/12/10 22:01 :SH901iC :0Xqg4XG.
#407 [ゆーちん]
「美味しい!」
「当たり前。誰が作ったと思ってんの。」
「…。」
「ノーコメントかよ。」
「フフッ。」
冗談ばっか言い合って、いつも笑顔があった。
本当に楽しくて、自分の家になんか帰りたくなかった。
:08/12/10 22:02 :SH901iC :0Xqg4XG.
#408 [ゆーちん]
食べ終わって、一緒に片付けして、ソファーに座りながらテレビを見て過ごす。
「もう一泊したい。」
「そんな家出娘みたいな事しちゃいけませんよ。」
テレビの向こうでは有名な歌手が新曲を次々に披露する。
穏やかなBGMになって、いいムードだった。
:08/12/10 22:02 :SH901iC :0Xqg4XG.
#409 [ゆーちん]
そのムードに酔いしれて、お互い何も言葉を交わさなくても欲しかったものを求め合った。
キスは、何度しても足りない。
欲望のままに唇を、舌を、絡み合わせた。
:08/12/10 22:03 :SH901iC :0Xqg4XG.
#410 [ゆーちん]
ソファーの上に寝かされ、先生が重なる。
人の温かみは夏だろうが、いつだろうが安心できる。
キスが降ってくる。
思い出が増えるたび、先生とのキスも増えて行く。
うねりを付けてあげた先生の髪が私の頬に触れる。
「可愛い。」
「ん?」
:08/12/10 22:04 :SH901iC :0Xqg4XG.
#411 [ゆーちん]
私の首にキスする先生の髪から、シャンプーの匂いがする。
甘くて、落ち着く。
「デートのたびに髪うねらそうね。」
「フフッ。似合う?」
柔らかな髪は、私の髪質によく似ている。
:08/12/10 22:04 :SH901iC :0Xqg4XG.
#412 [ゆーちん]
だけど先生の髪の方が細くて、手触りが気持ち良い。
いつも撫でられてばかりの私も、今は目の前にある髪を撫でずにはいられない。
「似合うよ。」
「惚れ直した?」
「…。」
「またノーコメント?」
「エヘヘッ。」
:08/12/10 22:05 :SH901iC :0Xqg4XG.
#413 [ゆーちん]
先生は体を起き上がらせ、私の体も起こした。
キスはもう終わり?
「帰る準備ね。」
「…んー。」
不機嫌な返事をしてから、自分の荷物をまとめた。
先生も手伝ってくれたので、すぐに片付いた。
「できた。」
「はい、よくできました。」
:08/12/10 22:05 :SH901iC :0Xqg4XG.
#414 [ゆーちん]
テレビを消して玄関に向かう。
帰りたくないのにな。
でも駄々をこねても先生は泊まらせてくんない。
大人しく帰るしかないのかな。
マンションを出て車に乗り込む。
エンジンがかかり、車は発車した。
ここで疑問に思った。
:08/12/10 22:06 :SH901iC :0Xqg4XG.
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