双子の秘密
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#538 [ゆーちん]
「誰よりも私に優しかったし、私に援交を教えてくれたから。」
「フフッ。たかが男が喜ぶSEXと金の稼ぎ方を教えただけで信用?」
「私に良くしてくれた。プレゼントもくれた。」
右手は足を、左手は胸を、楽しそうに散歩していた。
:08/12/11 12:49 :SH901iC :uyR.lwfs
#539 [ゆーちん]
「そんなの、君に好かれたいからに決まってるじゃんか。困ったな。好意じゃなくて信頼を得てしまったよ。」
淀江さんが笑うと、部下の3人も笑った。
「好意?」
「好かれると、油断してくれるじゃないか。」
「意味わかんない。何の油断?私をSEXのプロにさせて、風俗に売るつもりだった?まさかね。」
:08/12/11 12:50 :SH901iC :uyR.lwfs
#540 [ゆーちん]
「何だ、わかってるじゃないか。だったら文句言わずに、風俗かポルノ女優にでもなれるようにこれからも頑張りなさい。」
怒り、憎しみ、後悔。
全てが混ざって、吐きそうなくらい複雑な気分になった。
:08/12/11 12:50 :SH901iC :uyR.lwfs
#541 [ゆーちん]
最初から、私を商品としてしか見ていなかったって事か。
バカみたい。
淀江さんに騙されて、私は勝手に舞い上がっちゃってて…本当バカだよ、私。
先生の言う通り。
私はバカだ。
「泣いても無駄だ。君はこれからも援交をしてスキルアップするんだ。辞めるなんて許さない。」
:08/12/11 12:51 :SH901iC :uyR.lwfs
#542 [ゆーちん]
私、何か淀江さんと契約でもした?
してないよね?
だから私にそんな事を命令する権利なんて淀江さんにはない。
「こんな事バレると捕まるのは淀江さんだよ。もう辞めて…」
:08/12/11 12:52 :SH901iC :uyR.lwfs
#543 [ゆーちん]
抵抗する体力がどんどん弱くなる。
「だから言ってるじゃん。彼氏にバレるよ、って。」
やだ。
先生にバレるわけにいかない。
だからって援交続けるわけにもいかない。
どうすればいい。
「自業自得だ、私。」
泣きながら目を閉じた。
何も見たくない。
:08/12/11 12:53 :SH901iC :uyR.lwfs
#544 [ゆーちん]
「嫌がってるわりに、体は素直だ。」
淀江さんのその言葉に、また涙した。
私、最低。
この体は先生にしか反応しちゃいけないんだよ。
なのに、何なの。
この有様は。
SEX独特の快楽に顔を歪める私を殴り殺してやりたいとまで思った。
:08/12/11 12:53 :SH901iC :uyR.lwfs
#545 [ゆーちん]
◇◆◇◆◇◆◇
繋いだ手
◇◆◇◆◇◆◇
:08/12/11 12:54 :SH901iC :uyR.lwfs
#546 [ゆーちん]
翌日の私は放心状態だった。
淀江さんが果てた後、ずっと見ていた3人の中の1人が言った。
『援助交際を続けると約束しろ。』と。
『約束する。』と答えてしまった私。
そう言わないと、帰してもらえなかった。
:08/12/11 12:55 :SH901iC :uyR.lwfs
#547 [ゆーちん]
どうにかして淀江さん達を騙せないだろうか。
…いくら考えても私の頭では無理だった。
解決のしない問題。
今は騙せても、いつか私を風俗へ売る為にまた誘拐に来るんじゃないかと思うと溜め息が溢れた。
:08/12/11 12:55 :SH901iC :uyR.lwfs
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