双子の秘密
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#185 [ゆーちん]
「あー?またバカ扱い?」
「僕そんなバカにメロメロなんです〜。」
昼下がりの甘いキス。
すぐに息が上がってしまう。
教科書を持っていたはずなのに、力が抜けていつの間にか足元に落ちているし。
:08/12/08 22:02 :SH901iC :xLeVnYmI
#186 [ゆーちん]
私は手を先生の首に回し、もうテスト勉強どころではない。
「…斗美…っ。」
「ん?」
「ダメ。」
「何で?」
「ゴム持ってないでーす。」
「…役立たず!」
:08/12/08 22:03 :SH901iC :xLeVnYmI
#187 [ゆーちん]
私たちは付き合ってはいない。
セフレでもない。
まだSEXしてないからね。
SEXしたら【セフレ】って呼ぶような相手になるのかもね。
でもまだキスしかしてない。
たまに屋上で一緒にサボって、キスして、笑い合うだけ。
:08/12/08 22:04 :SH901iC :xLeVnYmI
#188 [ゆーちん]
自分でもこれからどうなるのかわかんない。
恋人になるのか、ただの友達でいるのか。
「ごめんちゃい。」
「じゃ、カンニング方法教えてちょ。」
教科書を拾いあげ、先生に笑顔を向けた。
「だから何で俺に聞くわけ。」
:08/12/08 22:04 :SH901iC :xLeVnYmI
#189 [ゆーちん]
「いかにも今までのテストはカンニングで生き延びて来ましたって顔してるもん。」
「…バレました?」
「顔に書いてるもん。カンニングは俺に聞け、って。」
笑い声が屋上に響き渡った。
楽しいね。
先生と出会えてよかったよ。
:08/12/08 22:05 :SH901iC :xLeVnYmI
#190 [ゆーちん]
「斗美。」
暑い夏に体を寄せ合わせれば暑苦しい。
だけど先生だと暑いだなんて感じない。
不思議。
「何?」
「今日の放課後、暇?」
「あー…ごめんなさい。バイトだ。」
「何時に終わる?」
「…わかんない。」
「そっか。じゃあまた今度誘うねー。」
:08/12/08 22:06 :SH901iC :xLeVnYmI
#191 [ゆーちん]
中学の頃から続いてるバイト。
まぁ簡単に言えば援交ね。
先生は、私が援交してる事なんか知らない。
あの日、私たちに秘密が出来た日から、たまにこうやってデートに誘ってくれるけど…ことごとくいつも援交の予定が入っている。
:08/12/08 22:06 :SH901iC :xLeVnYmI
#192 [ゆーちん]
終わる時間もわかんないし、援交した後に先生に会いたくない。
何よりSEXして、またSEX?みたいな。
先生は客じゃないもん。
やっぱ援交の後に、体重ねたくない。
先生にも悪いじゃん。
さっきまで知らない親父が舐め回し、快楽を突き付けていた体なんて…触りたくないでしょ?
:08/12/08 22:07 :SH901iC :xLeVnYmI
#193 [ゆーちん]
「ごめんなさい。」
「いいよ。でも早くデートしたいんだけど。」
「私とデートすると財布空っぽになるよ?」
「…。」
「アハッ。何でノーリアクションなのよっ!」
「怖い女だなーと思って。」
「もうっ!」
:08/12/08 22:12 :SH901iC :xLeVnYmI
#194 [ゆーちん]
何度キスしても飽きない。
もっとキスしてたい。
なのにチャイム音が私達ひ引き裂いた。
「またメールする。」
「うん。」
チュッと音を立てた可愛いキスを落とし、先に屋上から降りて行った先生。
私は少ししてから降りる事にしてる。
:08/12/08 22:12 :SH901iC :xLeVnYmI
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