冷たい彼女
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#202 [ゆーちん]
凜を体で感じる事ができて嬉しいって思う気持ちのが強い。
「…心も、舌。」
「え?」
「入れていいよ。」
何だか、おかしな話。
女の子にリードされちゃってさ。
土クサイ小屋で心臓ドキドキさせられちゃってさ。
凜の口に、舌入れちゃってさ…。
:08/12/12 12:25 :SH901iC :ufvbrGno
#203 [ゆーちん]
「ンンッ…」
凜から漏れた甘い言葉は、急に俺の鼓動を早くさせた。
ヤバイ。
緊張のドキドキが、いやらしいドキドキになりそう。
ストップしないと…。
でも、このキスが心地よくて、なかなか唇を離せずにいた。
:08/12/12 12:26 :SH901iC :ufvbrGno
#204 [ゆーちん]
凜が俺の首に巻き付けた腕にも力が入っていた。
体もピッタリくっついて、いやらしい気持ちにならない方が変だよね。
好きな子とキスして、好きな子が甘い声出してるのに、何の欲情もしない人がいたら見てみたいもんですよ。
:08/12/12 12:27 :SH901iC :ufvbrGno
#205 [ゆーちん]
「…凜、ちゃん。」
離れた凜の唇から、小さな息がハァと零れた。
「…ん?」
「帰ろ。幸せすぎるくらいのお時間を、どうもありがとうございました。」
「…そう。」
「これ以上いると、止まらなくなりそうだしね。」
「別に我慢しなくていいのに。わざわざ小屋まで来たんだし。」
:08/12/12 12:28 :SH901iC :ufvbrGno
#206 [ゆーちん]
「うん、でもまぁ…いいや。ごめんね、こんなとこ引っ張って来ちゃって。」
「どうしたの。さっきまでの威勢とは全然違うけど。そんな大人しくなっちゃってさ。」
暴走した自分にちょっと反省と、大人になった優越感でぼーっとしちゃっていた俺。
:08/12/12 12:28 :SH901iC :ufvbrGno
#207 [ゆーちん]
手を繋ぎながら小屋から出て、杉浦家まで歩いた。
「じゃあまた明日ね。」
いつものように玄関でバイバイして、自分の家に帰ろうとしていた。
「あっ、ねぇ!」
凜が呼び止める。
「ん?」
凜は辺りをキョロキョロと見てから、俺に小声で問い掛けて来た。
:08/12/12 12:30 :SH901iC :ufvbrGno
#208 [ゆーちん]
「何?」
「心さぁ。」
「うん。」
「SEXしたいと思わないの?」
そりゃー…ねぇ。
「えっ…いきなりどうしたの。」
「付き合って3ヵ月でしょ?なんでSEXしないのか不思議でさぁ。」
:08/12/12 12:30 :SH901iC :ufvbrGno
#209 [ゆーちん]
じいちゃんばあちゃんに聞かれたら大変だもんな。
凜が確認していたけど、思わず俺も辺りを確認にしてしまった。
うん、誰もいない。
「いや、何つーかさぁ…。」
「童貞だから?」
凜は笑顔1つ見せない。
不思議そうな顔のまま。
:08/12/12 12:31 :SH901iC :ufvbrGno
#210 [ゆーちん]
「それもそうだけど…」
「緊張する?」
「うん、まぁ…」
「大丈夫だよ。私、教えてあげるし。我慢しなくていいから。」
それはそれは嬉しいお言葉です。
「凜ちゃんは、今まで付き合ってどれくらいで…その…してたの?」
:08/12/12 12:32 :SH901iC :ufvbrGno
#211 [ゆーちん]
「付き合ったその日にしたり、付き合う前にもした事もあった。大体1ヵ月もしないうちにヤられちゃってたかな。」
やっぱり都会には魔物がいるんだ。
何でそんなませてんのさ。
聞いてるこっちは恥ずかしいし、理解できないしで、倒れそうだわ。
:08/12/12 12:33 :SH901iC :ufvbrGno
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