メンソール
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#101 [主]
ひとしきり暴れ
少し落ち着いた私に亮は
「昨日の子達は
一緒に行ってたツレの元カノとその友達だよ」
『意味わかんない』
「帰りの足がないから
家まで送っただけだし連絡だって交換してないから!」
:08/12/21 17:00 :D904i :☆☆☆
#102 [主]
亮の言っていることは
多分本当だろう
でも私はなぜかやりきれないもやもやした気持ちがあった
『嘘つき!
そんなの騙されないから』
亮の家を飛び出した
:08/12/21 17:02 :D904i :☆☆☆
#103 [主]
玄関をでて
ヒールで走った
亮の家から私の家は
車で15分ほどだが
徒歩では大分時間がかかる
すぐにバイクのエンジン音が聞こえ
亮が追いかけてきた
「送るから!」
:08/12/21 17:03 :D904i :☆☆☆
#104 [主]
『もぅ別れる!!』
「……それは嫌だ
本当にごめん」
『嫌!別れる!』
別れる
嫌
別れる
嫌
:08/12/21 17:05 :D904i :☆☆☆
#105 [主]
ひとしきり同じやり取りをして
「由衣…本気なん?」
『当たり前でしょ』
「わかった……送るから後ろ乗りな」
バイクの後ろに乗り
送ってもらう間
飛び降りてやろうかとか
亮の目の前で道路に
飛び出してやろうかとか
そんなことばかり考えていた
:08/12/21 17:24 :D904i :☆☆☆
#106 [主]
家まで送ってもらい
何も言わずに走って家の中に入った
涙でなかなか鍵が開かなくて
イライラして
やっと開いたドアを開けて
また涙が溢れてきた
:08/12/21 17:26 :D904i :☆☆☆
#107 [主]
亮と一緒に過ごし
一緒に寝たこともある
この部屋に1人で
いるのもいやで
友達に電話し事情を話
家に泊めてもらうことになった
:08/12/21 17:29 :D904i :☆☆☆
#108 [主]
涙が止まらないから
車の運転は危ないということで
家まで友達が迎えに来てくれた
:08/12/21 17:30 :D904i :☆☆☆
#109 [主]
ついたと連絡が入り
車に乗り込んでからも
ずっと泣いていた
途中コンビニによって
友達がおすすめの
チーズケーキを奢ってくれた
定員さんはきっと
何があったんだ?って思っただろうな…
:08/12/21 17:36 :D904i :☆☆☆
#110 [主]
友達に家につき
中に入ってすぐ
電話がなった
知らない番号だった
『……もしもし…』
:08/12/21 17:37 :D904i :☆☆☆
#111 [リさ]
主さン
!
なんか泣けました
最後まで読ませてくださいね
:08/12/21 18:37 :D904i :☆☆☆
#112 [主]
リささん
うれしいです
ありがとうございます
:08/12/21 19:57 :D904i :☆☆☆
#113 [主]
電話の相手は亮の友達からだった
「もしもし…拓也やけど…
亮俺の家に泣きながらきて…」
『……』
:08/12/21 19:59 :D904i :☆☆☆
#114 [主]
「祭りで一緒にいた女の子達は俺の元カノで
本当にたまたまあって
家まで送っただけなんだよ!」
『亮に電話してっていわれたの?』
フォローなんて頼まないでよ…
:08/12/21 20:01 :D904i :☆☆☆
#115 [あけ]
:08/12/22 01:06 :N905i :☆☆☆
#116 [主]
あけさん
ありがとうございます
:08/12/22 03:18 :D904i :☆☆☆
#117 [主]
「違うよ!
亮は今風呂入っとんや!俺が勝手に由衣ちゃんに電話しただけやから」
私にどうしろってゆうのよ…
:08/12/22 03:19 :D904i :☆☆☆
#118 [主]
「亮本当に由衣ちゃんのこと好きやけんもう一回考えなおしてくれんかな…」
私にだって意地があるんだよ?
亮のこと本当に好きだから
今付き合っていったって
無理だってわかるもん…
:08/12/22 03:21 :D904i :☆☆☆
#119 [主]
『……』
「全部俺が悪いけん本当に頼むよ…」
拓也は友達思いなんだね…
でも私からしたら
原因はあなただよ
:08/12/22 03:23 :D904i :☆☆☆
#120 [主]
でも私はやっぱり亮のことが好き
『一週間考えさせて…』
「じゃあ一週間後連絡するように亮に言うよ!
ありがとう」
:08/12/22 04:56 :D904i :☆☆☆
#121 [主]
それからの一週間は
私にとって苦痛そのものだった
毎日連絡を取り合ってあた亮に連絡できない日々
一週間は意地でも
私から連絡をとらない
これは女意地ってゆうか
私のプライドだった
:08/12/22 05:06 :D904i :☆☆☆
#122 [主]
一週間後亮から連絡がきた
私たちはもう一度
やり直すことになった
「もぅ絶対由衣が不安になるような行動しないから!」
『…約束ね…』
:08/12/22 05:07 :D904i :☆☆☆
#123 [主]
亮は約束を破ったよね…
浮気なんてまだましだって思えるくらい
不安で心配だった
3日間…
あの日のことは
まだ覚えてる
:08/12/22 05:08 :D904i :☆☆☆
#124 [主]
もうすぐクリスマスが
近づきカップルばかりが
行き交う街を亮のプレゼントを買いに出かける
プレゼントはもう決めてある
亮の好きなブランドのお財布
少し奮発してみた
:08/12/22 05:10 :D904i :☆☆☆
#125 [主]
そのころ私は
すでに専門学校を中退し
夜の仕事だけしていて
亮とはなかなか時間が
合わなかった
クリスマスは仕事も休み
亮と会う約束をしてある
:08/12/22 05:12 :D904i :☆☆☆
#126 [主]
クリスマス
亮に迎えに来てもらい
ご飯を食べにいく
亮からのプレゼントは
おねだりしていた
ペアリングと同じブランドのピアス
亮にプレゼントをあげると
すごく喜んで早速お金やカードを移していた
:08/12/22 05:14 :D904i :☆☆☆
#127 [主]
お正月は亮の家族と一緒に初詣に行った
亮は大吉だったが
私は小吉で
亮が木にくくりつけてくれた
このころから
亮の家で半同棲していた
:08/12/22 05:16 :D904i :☆☆☆
#128 [主]
仕事が終わると亮が迎えに来てくれて
亮の家に帰る
こんな毎日を送っていて
これからもずっと
続くと思っていたけど…
:08/12/22 05:18 :D904i :☆☆☆
#129 [主]
19歳5月
亮の部屋でいつものように仕事から帰ってくる亮を待っていた
でもその日亮は帰ってこなかった
仕事も無断欠勤していて
連絡も留守電で
亮の家族も心配していた
:08/12/22 05:20 :D904i :☆☆☆
#130 [主]
亮の友達にも聞いたが
みんな連絡が取れないという
事故に遭ったのか
事件に巻き込まれたのか
心配で夜も眠れない日々が続いた
:08/12/22 05:21 :D904i :☆☆☆
#131 [主]
3日後亮は帰ってきた
両親からたっぷり
お説教をうけて
部屋へ帰ってきた亮に
『3日間もどこにいたの?』
と聞いた
:08/12/22 05:23 :D904i :☆☆☆
#132 [主]
「別に…」
カチンときた
『なにその言い方
ずっと心配してたんだから!!』
「俺だっていろいろ嫌になることがあんだよ!!」
本当になにがあったのって思った
:08/12/22 05:24 :D904i :☆☆☆
#133 [主]
それから一週間たっても亮は仕事へ行かなかった
亮のお母さんから
私から仕事に行くように説得してほしいと言われ
前から言ってはいたが
この日は
行くか行かないかはっきりさせようと思っていた
:08/12/22 05:26 :D904i :☆☆☆
#134 [主]
『ねぇ仕事いきなよ』
隣で寝転がっている亮に言う
「またそれかよ…」
ため息をつく亮が
腹立たしくて
『いつまでも親のすねかじるのやめなよ!!
仕事先にも迷惑じゃん!』
:08/12/22 05:28 :D904i :☆☆☆
#135 [主]
「うっせーな!おまえは親かよ!俺だって嫌なことはたくさんあるんだよ!」
『なにが嫌なのか言ってくれなきゃわかんない!』
「おまえが親みたいにぐちぐち言ってくんのが嫌!
水商売してるのだって嫌!
もうおまえのわがままに付き合ってらんねーよ…」
初めて言われた
:08/12/22 05:31 :D904i :☆☆☆
#136 [主]
『…別れたいってこと…?』
「そうゆう意味じゃない」
じゃあどういう意味よ…
『もぅ……意味わかんない…』
:08/12/22 05:33 :D904i :☆☆☆
#137 [主]
意味のわからない気持ちに
涙が溢れる
泣いている私をも
めんどくさそうに見ている亮に
イライラが募る
『………別れよう…』
:08/12/22 05:34 :D904i :☆☆☆
#138 [主]
ため息をつき亮は言った
「由衣はなんか嫌なことがあるたびに別れようって言うよな……
俺がそのたびにどんなにつらかったか分かる?」
……
亮は別れようなんって
一度も言ったことない
:08/12/22 05:36 :D904i :☆☆☆
#139 [主]
「毎回同じことの繰り返しだな……
別れるってゆうなら
今回はもう少し考えてから結論出して」
私はその日
自分の家に帰り
これから亮と付き合っていくかどうか考えてみた
:08/12/22 05:39 :D904i :☆☆☆
#140 [主]
私が亮を追い詰めていたのかなとか
亮がめんどくさがりやなんじゃないかとか
考えても考えても
一緒にいることが
マイナスに思えてくる
:08/12/22 05:40 :D904i :☆☆☆
#141 [主]
このまま一緒にいても
お互い成長しないと思う
私の出した結論は
別れるという選択だ
「由衣はいいんだな?」
『うん…このままじゃお互いに前に進めないと思う』
:08/12/22 05:42 :D904i :☆☆☆
#142 [主]
まだ春の暖かさが残る5月
私たちは別れた
何度も別れては
付き合っての繰り返しだったが次はもうないだろう
亮と付き合って2年7ヶ月
トータルでは3年かな
:08/12/22 05:44 :D904i :☆☆☆
#143 [主]
お互いの前進のために
なんて聞こえはいいけど
実際はもう疲れただけだった
男は彼女に女を求めている
お母さんは2人もいらない
私はお母さんになってしまっていたのかもしれない
:08/12/22 05:46 :D904i :☆☆☆
#144 [主]
亮と別れ1ヶ月もたたない間に彼氏ができた
その彼氏とも1ヶ月も続かず別れた
20歳の誕生日
亮が選んでくれたネックレスはまだ付けている
:08/12/22 05:48 :D904i :☆☆☆
#145 [主]
未練がましいと思われるだろうけど
半年たった今でも
私はまだ亮が好き
:08/12/22 05:50 :D904i :☆☆☆
#146 [主]
よく立ち寄る
レンタルビデオ屋で
亮を見た
隣には女の子がいる
彼女できたんだ
っと思ったとき
ネックレスのチェーンが外れ下に落ちた
:08/12/22 05:52 :D904i :☆☆☆
#147 [主]
慌てて拾ったが
真ん中のイニシャルが見つからなく
もうネックレスを
つけることもなくなった
諦めろと言われている気がした
:08/12/22 05:53 :D904i :☆☆☆
#148 [主]
もう一度付き合いたいなんて思っていない
でも好きでいるのは
勝手でしょ?
冷めることのない気持ちでも無理やり
忘れるなんて無理だから
気の済むまであなたを
思い続けることにする
:08/12/22 05:55 :D904i :☆☆☆
#149 [主]
あなたの言っていた
私の悪いところも
離れてみたら
よく分かった
次に好きになれる人に
出会った時は
同じことを繰り返さないように
素直に向き合っていくよ
:08/12/22 05:57 :D904i :☆☆☆
#150 [主]
初めて出会って
5年……
長いようであっというまで
でも本気で好きになったのはあなただけでした
:08/12/22 05:59 :D904i :☆☆☆
#151 [主]
あなたが幸せになれますように…
:08/12/22 06:01 :D904i :☆☆☆
#152 [主]
【完】
:08/12/22 06:02 :D904i :☆☆☆
#153 [主]
なんか意味不明な感じでゴメンナサイ
読んで下されば嬉しいです(´・ω・`)
コメントくれたら
さらに幸せです(ノД`)
:08/12/22 06:03 :D904i :☆☆☆
#154 [我輩は匿名である]
続きとか
あったら嬉しいです
:08/12/22 12:33 :SO705i :☆☆☆
#155 [あけ]
よかったですっ
もお少し見たかった
てのが本音です
お疲れさまです
:08/12/22 13:14 :N905i :☆☆☆
#156 [主]
こんな駄作を続きがみたいといって貰えて(;ω;)
感動です(;ω;)
実は八割が実話なんです
続きも書けたら
書きますね
:08/12/22 14:01 :D904i :☆☆☆
#157 [あけ]
:08/12/22 14:54 :N905i :☆☆☆
#158 [主]
メンソール2
:08/12/22 16:15 :D904i :☆☆☆
#159 [主]
亮からのネックレスをつけなくなって
3ヶ月がたった
今私はタバコを吸ってるの
亮とおんなじメンソールのタバコ
:08/12/22 16:18 :D904i :☆☆☆
#160 [主]
「ゆうさん三番のお席お願いします」
『はい』
今日も私は夜の街にいる
ゆうという名前を使い
男達に夢を売るお仕事
:08/12/22 16:27 :D904i :☆☆☆
#161 [主]
亮と別れてからは
気を紛らわすために
出勤日を増やした
ずっと笑顔でいることは
時に苦痛だけど
仕事の間は嫌なことも
忘れられる
:08/12/22 16:31 :D904i :☆☆☆
#162 [主]
「ゆうちゃん好きなもの飲みなよ!」
『本当〜♪♪じゃぁシャンパン一緒に飲も♪』
お酒は嫌なことも
吹っ飛ばしてくれる
:08/12/22 16:35 :D904i :☆☆☆
#163 [主]
頑張るだけ結果のでる
仕事は自分にあっていると思った
「ゆうさん今日もお疲れ様でした!!今日売上1位でしたよ!」
『ほんと♪♪やったぁ♪』
:08/12/22 19:24 :D904i :☆☆☆
#164 [主]
性格が顔にでているってかんじの私
とにかくきつい顔なんだけど
気に入ってくれる
奇特な人もいるわけで
がむしゃらに頑張ったおかげで
亮と別れて半年後には
ナンバー入りするようになった
:08/12/22 19:27 :D904i :☆☆☆
#165 [主]
いろいろな人と出会った
自分の自慢話が大好きな人
水商売の女の子をバカにする人
体目当てで口説いてくる人
中には楽しくお話をするだけの人もいるし
本気で告白してくる人もいる
:08/12/22 19:29 :D904i :☆☆☆
#166 [主]
でも私は絶対に一線は超えない
当たり前のことだけど
やっぱり女の子の中には
体でお客さんをひっぱっている子もいる
お客さん限定ってわけじゃない
男の人達と一線を引いているかんじ
:08/12/22 19:32 :D904i :☆☆☆
#167 [主]
彼氏はいらない
セフレだっていらない
亮を超える人なんて
出会えるとも思ってないし
メンソールのタバコを
吸い込むたびに
亮のことを鮮明に思い出す
:08/12/22 19:34 :D904i :☆☆☆
#168 [主]
毎日毎日昼起きて
朝方寝る
そんな生活の繰り返し
そんな時私の考えを
覆してくれる人にであったの
:08/12/22 19:37 :D904i :☆☆☆
#169 [ー]
よみやすいですmy
:08/12/22 21:02 :W54SA :☆☆☆
#170 [主]
[]さん
ありがとうございます
:08/12/22 23:06 :D904i :☆☆☆
#171 [主]
彼の名前は新(アラタ)
私を二度も助けてくれた
恩人だ
:08/12/22 23:11 :D904i :☆☆☆
#172 [主]
仕事が終わり
着替えてタクシーに乗り帰っていた
途中コンビニに寄って
そこから歩いて15分くらいだから
歩いて帰っていた
:08/12/22 23:14 :D904i :☆☆☆
#173 [主]
カツカツカツッ
真っ暗ではないものの
人通りはけして多くはない道
ちらほら溜まっている人達もいる
:08/12/22 23:16 :D904i :☆☆☆
#174 [主]
ぐいっ!
『!?』
暗い路地に引きずり込まれた
『きゃぁ!むぐっっ!!』
口を塞がれた
:08/12/22 23:19 :D904i :☆☆☆
#175 [主]
本当にやばいと思った
怖すぎて声もでない
震えだけは尋常じゃないほどだ
男は私に覆い被さってきた
:08/12/22 23:23 :D904i :☆☆☆
#176 [主]
『ふぅぅぅ〜!!』
口を塞がれているから
上手く声も出せない
誰か…助けて……
:08/12/22 23:26 :D904i :☆☆☆
#177 [主]
「おい!!なにしとんや!」
男の人の声で
私に覆い被さっていた
男は足早に逃げていった
:08/12/22 23:28 :D904i :☆☆☆
#178 [主]
涙で前がよくみえない…
「大丈夫か!?」
若い男の人……
『あ……ありがとう…ぅぅ〜』
号泣してしまった…
:08/12/22 23:32 :D904i :☆☆☆
#179 [主]
送ると言われたが
男の人といるのが
怖くてタクシーを呼んで帰った
あの人には何回もお礼をいい別れた
:08/12/22 23:34 :D904i :☆☆☆
#180 [主]
それからは夜道は1人では絶対歩かなかった
後々思い出してみると
助けてくれた男の人
結構かっこよかったような……
:08/12/22 23:37 :D904i :☆☆☆
#181 [主]
でも男の人が
若干怖くなった私は
お客さんとのアフターにすらしばらく行けなかった
とにかく男と2人きりになるのが怖かった
:08/12/22 23:38 :D904i :☆☆☆
#182 [主]
友達とショッピングモールへ行った
2人とも好き勝手
見て回るタイプで
いつものようにバラバラに見て回っていた
:08/12/23 01:26 :D904i :☆☆☆
#183 [主]
本屋へ寄った時
気分が悪くなりとっさにうずくまった
『…っ』
もともと貧血気味だったから昔からよく倒れていた
亮もレバー食えとか
言ってたな…
薄れる意識の中そう思っていた
:08/12/23 01:28 :D904i :☆☆☆
#184 [主]
「大丈夫?気分悪いん?」
気持ち悪すぎて
俯き軽く首をふるしかできない
「こっちきな
椅子座ろう」
:08/12/23 01:30 :D904i :☆☆☆
#185 [主]
その人に支えられ
もたれかかりながら
椅子まで歩いた
:08/12/23 01:32 :D904i :☆☆☆
#186 [主]
しばらくして
少し気分がよくなってきた私は
ゆっくり前を向き
お礼を言った
『すみません…どうもありがとうございました…』
:08/12/23 01:33 :D904i :☆☆☆
#187 [主]
「あれっ?」
驚いたような声をだし
私はキョトンとしてしまった
『えっ…?』
「二回目やんね」
そうなの?
:08/12/23 01:35 :D904i :☆☆☆
#188 [主]
↑
驚いたような声を出され
ですね(´・ω・`)すません
:08/12/23 01:36 :D904i :☆☆☆
#189 [主]
「覚えてない?」
知らないし…
『…ごめんなさい…
どっかで会いましたっけ?』
「夜中に助けたじゃん?」
:08/12/23 01:39 :D904i :☆☆☆
#190 [主]
あのレイプ未遂事件の時に助けてくれた人?!
『えっ…!?あ…
あの時は本当にありがとうございました!!
それに今日もどうもありがとう』
二回も助けてくれたのか
いい人
:08/12/23 01:41 :D904i :☆☆☆
#191 [主]
「い〜え♪大丈夫だった?」
『はいっ!あのっお礼になんか奢らして下さい!』
世話になりっぱなしって
嫌なの
:08/12/23 01:44 :D904i :☆☆☆
#192 [主]
「いやいや!そんなん気にせんでかまんけん!」
『でもそれじゃぁ私の気が済まないんです!』
「ん〜じゃあ今度飯でも行こ?連絡先教えてくれる?」
2人でご飯……
怖い……けど
『はい…いいですよ』
:08/12/23 01:46 :D904i :☆☆☆
#193 [主]
連絡先を交換して別れた
これが新との出会い
新の考え方は
これからの私の長い人生にすごく影響した
:08/12/23 01:49 :D904i :☆☆☆
#194 [主]
それから数日後
新とご飯を食べに行くことになった
「ごめんなっ!遅なって」
『大丈夫!今来たところだから』
新とは現地待ち合わせにした
綺麗なホテルのレストラン
:08/12/23 01:52 :D904i :☆☆☆
#195 [主]
今日はお礼のための食事
新に指定されたホテル
ホテルと聞いたとき
正直焦ったけど
レストランと聞いて少し安心した
:08/12/23 01:55 :D904i :☆☆☆
#196 [主]
おいしいご飯
楽しい会話
新との会話は途切れることなく
仕事中以外で亮を
忘れられたのは
初めてだった
:08/12/23 01:56 :D904i :☆☆☆
#197 [主]
新は私の2つ上で22歳
仕事のせいか
若い男の子達のことは
正直子供だと思っていた
新は2つしか変わらないにも関わらず
すごく尊敬できるところが沢山あった
:08/12/23 01:59 :D904i :☆☆☆
#198 [主]
「由衣ちゃんは二十歳なのに考え方が大人だね」
『私には新君のほうが
大分年のわりに大人だと思うよ』
それからも会話は途切れることなく私達はお互いのことを
話ていた
:08/12/23 02:03 :D904i :☆☆☆
#199 [主]
食事も終わり
私は会計をしようとしたら
「もぅ払ってるからでよう」
『えっ?!ダメだよ!お礼なんだし私が払うよ!』
「女の子に払って貰えないしね♪飯付き合ってくれたのがお礼がわりね」
大人だなって思った…
:08/12/23 02:06 :D904i :☆☆☆
#200 [主]
『でも……それじゃぁ…』
気が済まないよ…
「じゃぁ俺と友達になってくれない?」
『えっ?』
「由衣ちゃんと話してたら楽しいしまた飯付き合ってよ」
会ったばっかりだけど
新なら大丈夫だと思った
『うん……私でいいなら♪』
:08/12/23 02:09 :D904i :☆☆☆
#201 [主]
亮と付き合っていた時は
男友達なんていなかったし
私にとって中学以来の
男友達ができた
それからも新とは
お互いの友達も交え
何回か遊んでいた
:08/12/23 02:11 :D904i :☆☆☆
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