ピンクな気分。
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#22 [のの子]
 
――――――

ガラッ

「はいっ二ノ宮遅刻〜」

私が教室のドアを開けると担任の先生が黒板に何か書きながら言った。

「‥すみません。保健室行ってました。」

トボトボと歩きだす私。

他の生徒は始業式から遅刻した私を興味津々に静かに眺めている。

もう〜恥ずかしいよぉ‥


「さとみっ」

「桃子ぉ‥」

小さな声で声をかけてきたのは桃子だった。

⏰:08/12/28 10:56 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#23 [のの子]
桃子とは席がそんな遠くなかった。

私は窓側から二列目の1番後ろ席で、桃子は通路を挟んで隣の列の後ろから3番目だった。

とりあえず席に着かなきゃ。

口パクで桃子が話しかけてきた。

(どうしたの?)

(転んじゃったの。)

絆創膏を指差しす。

あぁ〜‥と理解した桃子はクスッと笑って前を向いた。

⏰:08/12/28 11:05 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#24 [のの子]
 
笑うなし〜。
まだ少し痛む膝をさする。

先生が始業式の説明をしている。皆はかったるそうに聞く子もいれば隠れて携帯をいじってる子もいる。

後ろの席って色々見えるから楽しいよね〜。
‥そういえば西岡君いなくない?


私より先に教室に行ったはずの西岡君は教室にいなかった。

⏰:08/12/28 11:12 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#25 [のの子]
 
「じゃそういう事で、お前ら体育館に移動ー!」

ザワザワ

早速移動する事になった。廊下には他のクラスの子達も体育館に向かって歩きだしていた。

私は桃子と一緒に向かう。
「なんでこけたの〜?♪」

あははっと笑う桃子。

桃子は1年生の時クラスが同じで仲が良くなった。
セミロングの茶色い髪の毛がサラサラで目が大きくて化粧バッチシ。でもナチュラルメイクでも可愛いだろう。
お気楽な性格だけどしっかりする時はしっかりするし、そういう桃子が好きだ。

⏰:08/12/28 11:30 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#26 [のの子]
 
逆に私は恥ずかしがり屋だし皆から言うと天然‥らしい。そこをカバーしてくれる桃子には何度も助けられた。


「ってか聞いてよ桃子っ!朝変な人に会っちゃってさ〜‥‥」

今朝の事を桃子に話そうか迷ったけど男の事なら桃子の方が詳しい。
西岡君の事も知っているかもしれない。


「‥どう思う?」

一通り話して全部を聞いてくれてた桃子からは驚いた顔だけは鈍感な私でもわかった。

⏰:08/12/28 11:46 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#27 [のの子]
 
「それって本当にあの西岡君なの?」

あの西岡君って‥

「他に西岡って人いるの?」

「‥いない。」

桃子は眉間にシワを寄せていた。
でもすぐにクスッと笑って
「うーん。これから色々面白い事が起きるかも〜♪」

そういうと私の顔をチラッと見て意味深にクスクス笑い出した。

「なっ!何で笑ってんのよ!」

笑われている事で自然に顔が赤くなる。

⏰:08/12/28 11:54 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#28 [のの子]
 
「ってか聡美西岡君の事本当に知らないのぉ?」

「知らないよ!」

「1年の時から有名だったじゃ〜ん♪」

有名?あぁ、確かにカッコイイしね。

「でも確かにカッコイイけど謎な人じゃない?私一瞬西岡君に怖さを感じたもん。まぢ謎っ!」

「うん、カッコイイよね〜♪♪でもそっちもだけど有名なのはそれだけじゃないでしょ?」

「はぁ?‥変態でも有名とか?」

笑いながら呆れた感じで言うと、あははと桃子も笑い出した。

⏰:08/12/28 12:02 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#29 [のの子]
「違うよばかっ♪西岡君て‥」
――『生徒は並びなさい』

体育館に着いたと思ったら先生の声がスピーカーから体育館に響きわたった。

「出席番号順に並べ〜」
担任が前の方で手を上げているのが見えた。

桃子はまた後でねっと言って前の方に小走りで行ってしまった。


「おーい‥結局西岡君てなんで有名なのよ?」

謎が深まっただけだし。


この時私の心にあった朝のグレーな気分が微かに色が変わっていた事に私は気付いていなかった。

⏰:08/12/28 12:17 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#30 [のの子]
―――――

『次は校長先生からのお話です。』

ふぁっ
欠伸が出る。

始業式が始まって15分。
長〜い校長の話が始まる。

つまんないなぁ。

前の方にいる桃子を見ると男子とコソコソと話して笑っていた。

桃子は正直男好き。
女友達より男友達の方が多いんじゃないか?って時々思う。

全く‥っと呆れた顔をしながらまた欠伸をした。

「ねぇ二ノ宮さん」

「んっ?」

⏰:08/12/28 12:26 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


#31 [のの子]
 
後ろから声をかけられて振り返るとそこにはフクがいた。
『福田直人』通称『フク』
1年の時同じクラスで仲良くしていた男子の一人だった。黒い短めの髪をワックスで立たせ少し子供っぽい顔だけど背が高く明るい性格だ。


「フクじゃん!いたなら話し掛けてよ!ってかフクもまた同じクラスじゃん!」
顔見知りがいて喜ぶ私。

「いやっ俺先にいたんだし二ノ宮さんが気付いてよ!」

笑いながらツッコむフクにつられて私も笑う。

「ビックリした〜。遅刻してきたからまだ皆の顔ちゃんと見てなくって‥ゴメンね。」

「平気っ平気♪ってか保健室にいたんでしょ?竜二に会った?」

⏰:08/12/28 13:06 📱:SH903i 🆔:vIJVG.XE


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