ピンクな気分。
最新 最初 全 
#31 [のの子]
後ろから声をかけられて振り返るとそこにはフクがいた。
『福田直人』通称『フク』
1年の時同じクラスで仲良くしていた男子の一人だった。黒い短めの髪をワックスで立たせ少し子供っぽい顔だけど背が高く明るい性格だ。
「フクじゃん!いたなら話し掛けてよ!ってかフクもまた同じクラスじゃん!」
顔見知りがいて喜ぶ私。
「いやっ俺先にいたんだし二ノ宮さんが気付いてよ!」
笑いながらツッコむフクにつられて私も笑う。
「ビックリした〜。遅刻してきたからまだ皆の顔ちゃんと見てなくって‥ゴメンね。」
「平気っ平気♪ってか保健室にいたんでしょ?竜二に会った?」
:08/12/28 13:06
:SH903i
:vIJVG.XE
#32 [のの子]
保健室‥竜二‥?
「竜二って西岡竜二っ?!」
私はついフクの腕を掴んでしまった。
だって私は全っ然知らないのに周りの皆は知っているなんてなんか悔しいし、余計気になるじゃないか!
「うっうん‥西岡の事だけど。何?どしたの?」
私の勢いに驚いたフクが少し後ずさりしながら答えた。
「あっいや、ゴメンなんでもない!えっと‥西岡君なら保健室にいたけど私より先に出てっちゃったよ〜」
パッと掴んでいた手を話してオーバーな動きと作り笑顔でごまかそうとする私。
:08/12/28 13:33
:SH903i
:vIJVG.XE
#33 [のの子]
これじゃ絶対何かあったのとかバレバレだよ〜。
「あぁ〜‥そっか。うん。まぁあいつの事だからどっかでまた喧嘩してるんだろ!急に変な事聞いてゴメンねっ」
何かあった事に気付いてはいるけど何も聞いてこないフク。
遠慮ぎみニコッと笑うフクを見て私はフクの優しさについ感動してしまった。
やっぱフクって良い奴‥
「‥‥‥ってえぇ!!」
:08/12/28 13:36
:SH903i
:vIJVG.XE
#34 [のの子]
「喧嘩っ?!!また喧嘩ってなにそれ?!?あの人そっち系の人なのっ?」
またフクの腕をガッと掴んでしまった。
「えぇっ?!二ノ宮さん竜二の事知ってるんじゃないの?」
フクも私の予想外な反応に驚いてるようだ。
「今日初めて会ったから‥何も知らない。」
知らない事を認めるのはちょっと嫌だったけど、正直に話すとフクは「そうなんだ」と馬鹿にしないで西岡君について話してくれた。
:08/12/28 13:50
:SH903i
:vIJVG.XE
#35 [のの子]
「あいつ1年の時からカッコイイって事で人気あったんだよ。でもあいつが有名なのはそれよりも一緒につるんでるグループの事。」
「グループ?」
「うん。1年の頃にさ、先輩の不良グループと俺ら1年の不良グループが喧嘩してボッコボコにして勝ったって話あったじゃん?」
あぁ‥そんな事あったかも。確かそれで今じゃ私達の学年が学校を占めてるとかどーたらこーたら‥
「その不良グループの中に竜二がいんの。だからそっちの方が有名なんじゃないかな?」
――――ドクン
‥うそ。そんな人だったの。
「普通に恐いんですけど!」
フクの話を聞いて顔が青ざめる。
:08/12/28 14:23
:SH903i
:vIJVG.XE
#36 [のの子]
――――――
ザワザワ
始業式が終わって教室に向かう中私は地面を見て歩いていた。
そんな恐い人だったなんて‥私ってばなんて無知な女なんだ。カッコイイからって油断してた。
彼から感じた怖さと逆らえない雰囲気を今なら納得できる。けど‥それなら尚更ピアスなんてあげない方が良かったんじゃないかな。
「どうしよ〜」
左耳に着いているピアスを触りながら呟いた。
すると桃子が笑って
「いいじゃん♪私西岡君てそんな恐い人じゃないと思うし〜何よりカッコイイし♪仲良くしなよ。」
横目で桃子を見るとクスクスと笑っていた。
仲良くって‥相手学校1の不良グループだし無理だろ。
「「キャーッ!」」
ドン
前方から女の子何人かの叫び声と鈍い音が聞こえた。
:08/12/28 14:37
:SH903i
:vIJVG.XE
#37 [のの子]
「何っ?喧嘩?」
急な事で驚いた私とは逆に桃子はあっと声をあげ私の方をみると
「西岡君達のグループかもよ?行ってみよぉ♪」
グイッと手を引っ張られ私と桃子は声がした前方に向かって走り出した。
「ちょっと桃子いいよ!危ないって!」
そんな私を無視して人込みをスイスイ抜ける桃子に引っ張られ、私もどんどん前に進んでいく。
すると急に人がいなくなり、目の前に金髪の男の人と倒れてロッカーに寄り掛かってる茶髪の男の人がいた。
しまった‥皆数メートル離れた所に避難してるのに私達はそれを越え危険区域に入ってしまったようだ。
:08/12/28 14:52
:SH903i
:vIJVG.XE
#38 [のの子]
:08/12/28 14:54
:SH903i
:vIJVG.XE
#39 [のの子]
「‥お前ら何?止めにでもきたの?」
金髪の男の人が呆れた感じで見てきた。
つり目で少し肌が黒い彼はまさに不良って感じだ。
‥関わりたくない。逃げなきゃ〜!!
「桃子戻ろうっ!」
「‥‥‥ぁっうん。」
小声で桃子に言うとさすがの桃子も頷いて二人して後ずさり‥
その時倒れていた茶髪の男の人が立ち上がった。
「チッいってぇな〜調子のってんじゃねーぞ柏木ぃ!」
そう怒鳴ると金髪の男の人、柏木って人に殴りかかっていった。
:08/12/28 15:15
:SH903i
:vIJVG.XE
#40 [のの子]
まだ危険区域からでていなかった私達はついそこで固まってしまった。
喧嘩再発しないでよ〜!
半泣き状態で固まった私に対して桃子も困った顔をして二人共自然と握っていた手に力が入る。
「調子のってんのはテメェだろぉが!」
殴りかかってきた男の人のパンチをよけ、服を掴んだと思ったらまたロッカーに吹っ飛ばし茶髪の人は倒れ込んだ。
どっどうしよ〜‥
「クッソ‥‥!!」
またよろけながらも立ち上がる茶髪の男の人。
その人に向かって柏木という金髪の男の人は
「まだやんの?っつーかめんどくせぇんだけど。とどめさしていい?」
と睨みながら近づいて行く。
:08/12/28 15:30
:SH903i
:vIJVG.XE
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194