ピンクな気分。
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#841 [のの子]
 
逆に私は困った顔をする。

竜二君に見られたら怒られるし‥

でも博也君はずっと口を開けて待っている。

「‥もう〜はいっどうぞぉ。」

パキッ

「美味しい〜♪聡美ちゃんは優しいねぇ。」

満足げにモグモグする博也君。

「あっHR遅刻しなかった?」
.

⏰:09/08/24 22:08 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#842 [のの子]
 
ぎりぎり間に合ったHRも終わってもうほとんどの生徒が帰る支度を済ませ、帰っていた。

明日から夏休み。

そりゃ皆即効帰るよね‥

ちなみに私は竜二君待ち。

電話がかかってきたと思ったらそのままどこか行っちゃった。
.

⏰:09/08/24 22:12 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#843 [のの子]
 
桃達とご飯の約束をしていたから先に行ってもらって本当私一人。

「あぁ俺は遅刻だったけど平気平気〜♪彰もアウトだったみたいよぉ?」

あははっと笑う博也君を見る限り怒られはしなかったのかな。

「そっかぁ。彰君は?」

「さぁ‥あっそうだ。それより聡美ちゃんに話があんだけど‥」

⏰:09/08/24 22:18 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#844 [のの子]
 
「えっ私に?」

「そうそうっ♪真面目〜な話っ♪」

今の雰囲気から真面目な話をするなんて思えないんだけど‥

「後で皆でご飯食べてる時とかじゃ‥」
「ダメ。俺と聡美ちゃん二人だけで話したい。」


博也君はニコッと笑ったけど目が真剣なのがわかった。
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⏰:09/08/24 22:23 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#845 [のの子]
 
なっなに?

「‥でも竜二君戻ってくるよ?」

博也君のいつもと違う雰囲気を感じ取った私は、少し戸惑いながら答える。

「じゃ邪魔が入らない所‥美術室。いい?」

美術室か‥

確かに美術室なんてほとんどの生徒は行かないし、教室からそんな遠くない。

「‥‥‥‥わかった。」
.

⏰:09/08/24 22:29 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#846 [のの子]
 
博也君は本気で変な事する人じゃないし、何より真面目な話っていうのが何なのか気になった。

「よしっ♪じゃ〜竜二には伝言をっと!」

黒板に向かうと博也君はチョーク持つと大きな字で

『竜二へ。そのまま待て!』

だけ書くと笑いながら教室を出ていく。

私も慌てて小さく

『すぐ戻ります。』

だけ書いて教室を出た。

⏰:09/08/24 22:34 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#847 [のの子]
――――――

「油絵くさいね。」

「うん。」

美術室にはすぐ着いた。

博也君はうろちょろ美術室に飾られている絵や像を見てまわる。

私は近くにあった椅子に座って外を見る。

暑そう‥

セミの声が美術室にも聞こえる。

フワァッ

博也君が窓を開けて生温い風が私の髪を揺らした。
.

⏰:09/08/24 22:40 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#848 [のの子]
 
セミの声もさっきよりはっきり聞こえる。

「油絵くさいし空気入れ換えなきゃかなって。暑い?」

「ううん、大丈夫。」

確かに油絵の匂いは頭が痛くなりそうだ。

博也君て気が利くなぁ‥

生温くも心地良く感じる風をあびながらふっと思う。



「じゃそろそろ話してもいい?」

⏰:09/08/24 22:44 📱:SH903i 🆔:0dilxt0o


#849 [のの子]
 
博也君はさっき開けた窓の近くにある椅子に座った。

「ぅっうん。」

私と博也君との距離は大きな机を2つも挟んでいて、なんだか落ち着かない。

それにいつもより真剣な博也君にまだ慣れないのも原因かも‥


「これから俺が話す事は、聞くだけでいいから。ただ聡美ちゃんには知っててほしいだけなんだ、俺が‥」
.

⏰:09/08/25 00:55 📱:SH903i 🆔:EF1nEb8M


#850 [のの子]
 
困った顔や笑うわけでもない。

博也君は真剣に、どこか悲しげな表情した。

あっもしかして‥‥

この時私はこれから話す事が何かわかった。

[あの事]について

頭に浮かんだのはその言葉と、竜二君と彰君の顔だった。

ドクン
.

⏰:09/08/25 00:59 📱:SH903i 🆔:EF1nEb8M


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