ピンクな気分。
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#916 [のの子]
 
あの後俺は結局HRに遅刻した。

担任が夏休みについて話してる間俺は机に頭をのっけてぼーっとしてた。

ぼーっとして

あいつと彼女を思い出す。

あぁそういや笑った顔
似てるな‥

そんな事を考える。

ブーッ ブーッ

マナーモードにしていた携帯が俺のポケットの中で唸る。

カチッ カチッカチッ

メールを開くと親からで祐輔の迎えに行ってほしいっていう内容だった。
.

⏰:09/09/17 19:57 📱:SH06A3 🆔:79f4fYac


#917 [のの子]
 
わかった。

それだけ送って携帯を閉じる。

あっ‥そういや飯食うとか言ってたっけ。

でも返事をした以上祐輔を迎えに行くしかない。

って事はあいつとはバーベキューまで会えないって事か。

その方がいい。

あいつとはあんまり関わりすぎない方がいいんだ。
.

⏰:09/09/17 20:04 📱:SH06A3 🆔:79f4fYac


#918 [のの子]
 
そうすれば今までの俺に戻れる。


‥大丈夫だ。


──────

そう思っばっかなのに

今俺の手の中にある携帯に写るのは[聡美]の番号。

ピッ

♪〜♪〜♪

「もしもし?」

「あぁ〜‥俺だけど。」

「うん、彰君でしょ?どうしたのぉ?」
.

⏰:09/09/17 20:09 📱:SH06A3 🆔:79f4fYac


#919 [のの子]
 
どうしたのって‥

「博也がさ、お前が俺いなくて心配してたとか言ってたから電話しただけ。じゃーな。」

「えっ?ちょちょっと!」

「‥んだよ?」

別に機嫌が悪いわけじゃない。

「ぇっと〜‥祐輔君っ!彰君弟いたんだね。写メみしてもらっちゃった♪」

チラッと祐輔に目をやると俺をじっと見つめていた。

「あぁ、いつか会わしてやるよ。」

⏰:09/09/17 20:18 📱:SH06A3 🆔:79f4fYac


#920 [のの子]
 
って何言ってんだ、俺。

「本当っ?うんうんっ会ってみたぁいっ♪」

電話の向こうで喜んでるあいつの顔を思い浮かべる。

‥クスッ

本当こいつと話してると胸の中の靄がきれいになっていく。

「あっでもバーベキューまで彰君とは会えないんだよね‥じゃ祐輔君と会えるの本当いつかだぁ。」

「‥会わしてやるよ。」
.

⏰:09/09/17 20:25 📱:SH06A3 🆔:79f4fYac


#921 [のの子]
 
「えっ?いつ〜?」

祐輔が誰?と制服を引っ張るから俺はその場に座る。

同じ目線になった祐輔にシーッと口の前に人差し指を立てる。

「彰君?」

「ん?あぁごめん。明日学校の近くの図書館に来いよ。俺の分の宿題やって。」

「えっ!なんでっ?嫌だよぉ!」

クスクス笑う俺に祐輔はムスッと唇をとんがらせた。

「言う事聞くんだろ?」
.

⏰:09/09/17 20:36 📱:SH06A3 🆔:79f4fYac


#922 [のの子]
 
「なっ!あれほんと
「もうあっきー誰から電話なのぉ?!教えてよ〜!」

我慢の限界がきたのか祐輔が大きな声をだして俺の腕を掴んでブンブン揺らす。

「うわっバカ静かにしろよ!」

「だってつまんない〜!」

「わかったわかった!もう切るから。なっ?」

祐輔がぐずってきたもんだから一瞬電話してる事を忘れる。

「あっ悪ぃ。」

切れていないか不安になりながらも携帯を耳に戻す。

「‥ぷっ‥あははっあっきーって呼ばれてるんだね。」

⏰:09/09/18 21:32 📱:SH06A3 🆔:J37xBq8o


#923 [のの子]
 
彰=あっきー

祐輔はなんでかそう呼ぶ。

笑うのを我慢してるみたいだけどクスクスと声がもれてくる。

「笑うなっバカ。ってか明日来いよ?」

ほんのり耳に熱さを感じながら俺は話を変えた。

「ふふっ‥えぇ〜それはちょっと困るな、あっきー♪」

そう言うとまた笑い声が聞こえてきた。

‥コノヤロ-

「あっきーって呼んでいいのは祐輔だけなんだよっバカ。明日絶対来い!」
.

⏰:09/09/18 21:42 📱:SH06A3 🆔:J37xBq8o


#924 [のの子]
 
ブチッ!

携帯をポケットに入れながら立ち上がる。

「お待たせ。行くかっ。」

祐輔の頭を撫でると手を握って歩きだす。

「‥ねぇねぇ♪」

「ん〜?」

「あっきーって呼んでいいの僕だけなのぉ?♪」

祐輔がニコニコしながら俺を見上げる。

クスッ

「そうだよ。祐輔は特別だから許してあげてんの。」

「えへへ♪」

祐輔が嬉しそうに笑うもんだから俺も笑いながら祐輔の頭をガシガシ撫でる。
.

⏰:09/09/18 21:50 📱:SH06A3 🆔:J37xBq8o


#925 [のの子]
 
「アイスでも食うか♪でも俺と半分こな?」

「本当っ?やったぁー♪」

祐輔が跳びはねて俺に抱き着く。

「あっきー元気なかったけどさっきの電話のおかげでニコニコだねぇ♪」

「はぁ?そうだっけ?」

「うん。ツンツーンってしてた。なんで治ったのぉ?」

人差し指をツンツンさしてくる祐輔を見て笑う。

「‥なんでかねぇ。」

ふっとまた空を見上げると、さっきまであった雲はなくなって青空だけが広がっていた。

⏰:09/09/18 21:58 📱:SH06A3 🆔:J37xBq8o


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