闇の中の光
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#412 [ゆーちん]
そう思わずにいられないぐらいな現在だった。
…なんでだろう。
良い予感は当たらないのに、悪い予感だけが的中する。
その悪い予感が当たったのは4日後だった。
:09/01/12 21:05 :SH901iC :4O9J1hkU
#413 [ゆーちん]
それは、本当に突然だった。
12月29日の夜、いつものように集会に来ていて、私はのんちゃん達と話をしていた。
のんちゃんがお笑い芸人の話をして、みんなが大笑いしていた。
「おいっ!」
「抑えろ!」
哲夫達がいる所が急に騒がしくなった。
:09/01/12 21:06 :SH901iC :4O9J1hkU
#414 [ゆーちん]
何事だと、みんなの視線が動く。
人が多くてよく見えない。
「ふざけんなっ!」
「やめろ!」
…喧嘩?
心臓が痛くなる。
喧嘩なんか、もう見たくないし聞きたくない。
私の体が強張った。
:09/01/12 21:06 :SH901iC :4O9J1hkU
#415 [ゆーちん]
「ウチら、様子見て来るよ。」
「あ、じゃあ私シホちゃんとここで待ってる。」
「うん。」
強張る私の手を、そっと握ってくれたのはのんちゃんだった。
のんちゃんと私を残し、みんなが様子を見に向かった。
:09/01/12 21:08 :SH901iC :4O9J1hkU
#416 [ゆーちん]
「のんちゃん…ありがと。ごめんね。」
「気にするなぁ〜!」
のんちゃんのえくぼが、少しだけ私の心を落ち着かせてくれた。
あの喧嘩事件以来、大声が苦手なんだと知ってもらえたらしく、少しでも怒鳴り声が聞こえるとみんな心配してくれる。
本当、ありがたい仲間達。
:09/01/12 21:09 :SH901iC :4O9J1hkU
#417 [ゆーちん]
「てゆーか聞いてくれる?私この前、服買ったのね。で、いつものサイズ買ってぇ、いざ着てみたら…入らないの!太っちゃったよ〜マジでショックでかい。」
少しでも気を紛らわそうとしてくれるのんちゃん。
感謝しても感謝しきれないね。
:09/01/12 22:14 :SH901iC :4O9J1hkU
#418 [ゆーちん]
「…太ったようには見えないけど。」
「嬉しい事言ってくれんねー。でも太っちゃったんだよぉ。シホちゃん何かいいダイエット方法知らない?」
「んー…」
「あぁ、シホちゃんみたいな華奢っ子はダイエット経験ないか!私のこの肉、シホちゃんにあげたいよ〜。」
:09/01/12 22:14 :SH901iC :4O9J1hkU
#419 [ゆーちん]
「…いらないよぉ。」
「何で?クリスマスプレゼントって事で。」
「やだー。」
「アハハ。」
えくぼが可愛いのんちゃん。
手を握ってくれたのんちゃん。
おかげで、ちょっと落ち着いた。
:09/01/12 22:15 :SH901iC :4O9J1hkU
#420 [ゆーちん]
…と、思ったのはつかの間だった。
「キャーッ!」
その悲鳴と共に、急に騒がしくなり、みんなが慌ただしく動き出した。
「えっ、何?」
のんちゃんの手に力が入る。
私も思わず強く握り返してしまった。
:09/01/12 22:16 :SH901iC :4O9J1hkU
#421 [さき]
超気になります(>_<)
がんばってくださいイ
:09/01/13 00:48 :W61SH :W9CWv442
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