闇の中の光
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#422 [ゆーちん]
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コメントありがとうございますm(__)m
更新します
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:09/01/13 15:13 :SH901iC :4gcR8RAo
#423 [ゆーちん]
状況が読めない。
今、何が起こってる?
たくさんの怒鳴り声、たくさんの悲鳴、たくさんの笑い声、たくさんの…哲夫の声。
「お前ら逃げろ!」
顔は見えなくても、今の声は哲夫だ。
:09/01/13 15:14 :SH901iC :4gcR8RAo
#424 [ゆーちん]
逃げろって?
何から逃げなくちゃいけないの?
「ねぇシホちゃん。何か様子おかしくない?」
「…。」
怖い。
苦しい。
どうしよう。
:09/01/13 15:14 :SH901iC :4gcR8RAo
#425 [ゆーちん]
「あいつら…誰?」
のんちゃんが言う【あいつら】が目の前に現れた時、何となくわかってきた。
バットや鉄パイプ持ってる人って今時いるんだ…。
恐かったくせに頭の中は妙に冷静だった。
:09/01/13 15:15 :SH901iC :4gcR8RAo
#426 [ゆーちん]
知らない男たちが私たちの方に近付いてくる。
「おい!女は逃げろ!」
そんな声が聞こえた。
康孝の声だったような気がしたけど…もう、無理だった。
私とのんちゃんは、知らない男たちに囲まれていた。
:09/01/13 15:16 :SH901iC :4gcR8RAo
#427 [ゆーちん]
「てめぇら誰?」
のんちゃんが聞いた。
「あぁ?」
「何の用?」
きっと、大声あげて、威嚇したいに決まってる。
だけどのんちゃんは冷静を保ちながら、男たちを睨んでいた。
「喧嘩、売りにきた。」
すると男がいきなり殴り掛かって来た。
:09/01/13 15:16 :SH901iC :4gcR8RAo
#428 [ゆーちん]
何とかかわしたが、男達が本気だって事が伝わったせいで急に恐さが増した。
「辞めて!」
「やだね。女だろうが俺たちは手加減しねぇぞ?」
そう言った瞬間、バットを持った男がのんちゃんのお腹を殴った。
「うっ…」
:09/01/13 15:17 :SH901iC :4gcR8RAo
#429 [ゆーちん]
倒れ込んだのんちゃんを見て、男たちは笑ってる。
「のんちゃん!」
「はい、雑魚一匹片付いた。弱いな〜、女は。次はお前だよ?おちびちゃん。」
鉄パイプが私の右腕に飛んで来た。
少ししか当たらなかったけど、たまらなく痛かった。
:09/01/13 15:18 :SH901iC :4gcR8RAo
#430 [ゆーちん]
痛い。
痛い。
痛い。
「ギャハハハ!さすが雑魚だな。弱すぎだろ。」
「こいつら拉致ろうぜ。」
「あ、そうだな。」
気を失っているのんちゃんを、男が連れて行こうとした。
:09/01/13 15:18 :SH901iC :4gcR8RAo
#431 [ゆーちん]
「やだ!ダメ、やめて!」
痛い腕を押さえ、必死に抵抗したら太ももを蹴られて、うずくまってしまった私。
その間にも、のんちゃんが連れて行かれそうになる。
「やだー!助けてー!」
大声を出したが、辺りがうるさすぎて響かない。
「ガキは黙ってろ!」
:09/01/13 15:19 :SH901iC :4gcR8RAo
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