闇の中の光
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#122 [ゆーちん]
サングラスとキャップを外し、つなぎも靴下も脱いだ。


「何脱いでんだよ。裸族か?」

「下着つけないと気持ち悪い。」

「あぁ…。」


顔色1つ変えないで、買って来たばかりの下着を取り出してくれた哲夫。

⏰:08/12/30 18:23 📱:SH901iC 🆔:Z9srDs2E


#123 [ゆーちん]
「お前の服はこっから右だからな。下着とか靴下はとりあえず1番下の引き出し。」

「うん。」

「服の片付けぐらいできるよな?」

「うん。」

「じゃあ俺、集会行ってくるから留守番してろよ。早めに帰って来るけど眠かったら先に寝ろ。腹へったら冷蔵庫漁れ。風呂に行きたきゃ勝手に行け。わかったな?」

⏰:08/12/30 18:24 📱:SH901iC 🆔:Z9srDs2E


#124 [ゆーちん]
私が頷くと、哲夫が近付いて来た。


「いい子にしてろよ。」


そう言って、私の頬に哲夫は自分の唇を押し付けた。


「いってきマンモス。」

「いってらっしゃい。」


哲夫は振り返らずに出て行った。

⏰:08/12/30 18:25 📱:SH901iC 🆔:Z9srDs2E


#125 [ゆーちん]
一人ぼっちになった部屋。


急に静かになった部屋。


…なんだか、疲れた。


死ぬつもりが、目を開けると金髪野郎がいて。


殺してと頼んだら、萌子を殺してくれた。


私は数時間前にシホになって、哲夫のペットであって…ダメだ、頭が痛い。


私は片付けもせず、そのまま眠ってしまった。

⏰:08/12/30 18:25 📱:SH901iC 🆔:Z9srDs2E


#126 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲

集会

▲▽▲▽▲▽▲

⏰:09/01/01 10:30 📱:SH901iC 🆔:XAv2cR7M


#127 [ゆーちん]
目が覚めると、人の温もりを感じた。


誰かに包まれている。


初めての感覚だった。


人の温もりに包まれてるなんて…。


少し、体を動かしてみた。


左肩が痛かったから。

⏰:09/01/01 10:31 📱:SH901iC 🆔:XAv2cR7M


#128 [ゆーちん]
すると、私を包んでくれていた哲夫は低く唸った。


「んんーっ。」

「…。」


起こしちゃいけないと思い、また目を閉じてじっとしていた。


どうやらまた眠ってしまい、再び目を開けると、なぜか哲夫が私を見ていた。

⏰:09/01/01 10:31 📱:SH901iC 🆔:XAv2cR7M


#129 [ゆーちん]
「あ、起きた。」

「…。」

「なぁシホ。片付けるって意味わかるか?」


哲夫が笑った。


「…あ。」


服も靴も何もかも、全く片付けないで眠ってしまった事を思い出した。


「やっぱ、しつけ本買うべきかなー?」

「…ごめん。」

「一緒に片付けっか。」

⏰:09/01/01 10:33 📱:SH901iC 🆔:XAv2cR7M


#130 [ゆーちん]
哲夫が起き上がると、温もりが薄れた。


それもそのはず。


下着だけしか身につけていないんだ、私。


「パジャマ買っただろ?何で下着姿なわけ。もう初冬だぞ?」


煙草に火をつけた哲夫。


「シホは煙草吸わないの?」

「吸わない。」

「そ。」

⏰:09/01/01 10:33 📱:SH901iC 🆔:XAv2cR7M


#131 [ゆーちん]
「哲夫。」

「はいよ。」

「いつ帰って来たの?」

「2時ぐらい。」

「今日も集会あるの?」

「あるよ。行きたい?」

「ううん。」

「そ。なら留守番ね。」

「うん。」

⏰:09/01/01 10:35 📱:SH901iC 🆔:XAv2cR7M


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