闇の中の光
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#407 [ゆーちん]
▽▲▽▲▽▲▽
ではまた
>>2▽▲▽▲▽▲▽
:09/01/11 21:50 :SH901iC :/n8N/9j.
#408 [ゆーちん]
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襲撃
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:09/01/12 20:58 :SH901iC :4O9J1hkU
#409 [ゆーちん]
翌25日。
クリスマスパーティーは【楽しい】以外の言葉があったら教えてもらいたい程のものだった。
ずっと笑ってた。
昨日より笑ってた。
本当、楽しい。
パーティーから帰ってくると、ほろ酔いだった哲夫はビンゴゲームで当たったおもちゃで大笑いしながら遊んでいた。
:09/01/12 20:59 :SH901iC :4O9J1hkU
#410 [ゆーちん]
遊ぶのに飽きると私をベットに誘い、強く抱きしめて眠りについた。
こんな心トキめくクリスマスは初めてで、何か罰が当たりそうな気さえする。
このままでいたいな。
でも、人生そう上手くいかないんだよ。
わかってる。
楽あれば苦あり。
:09/01/12 21:01 :SH901iC :4O9J1hkU
#411 [ゆーちん]
人生ってうまい具合にプラスマイナスゼロになってるんだ。
過去がマイナスすぎて、現在がプラスなら、未来はゼロでいいじゃない。
なのに、どうしてだろう。
私の未来はプラスでもゼロでも無い気がする。
:09/01/12 21:04 :SH901iC :4O9J1hkU
#412 [ゆーちん]
そう思わずにいられないぐらいな現在だった。
…なんでだろう。
良い予感は当たらないのに、悪い予感だけが的中する。
その悪い予感が当たったのは4日後だった。
:09/01/12 21:05 :SH901iC :4O9J1hkU
#413 [ゆーちん]
それは、本当に突然だった。
12月29日の夜、いつものように集会に来ていて、私はのんちゃん達と話をしていた。
のんちゃんがお笑い芸人の話をして、みんなが大笑いしていた。
「おいっ!」
「抑えろ!」
哲夫達がいる所が急に騒がしくなった。
:09/01/12 21:06 :SH901iC :4O9J1hkU
#414 [ゆーちん]
何事だと、みんなの視線が動く。
人が多くてよく見えない。
「ふざけんなっ!」
「やめろ!」
…喧嘩?
心臓が痛くなる。
喧嘩なんか、もう見たくないし聞きたくない。
私の体が強張った。
:09/01/12 21:06 :SH901iC :4O9J1hkU
#415 [ゆーちん]
「ウチら、様子見て来るよ。」
「あ、じゃあ私シホちゃんとここで待ってる。」
「うん。」
強張る私の手を、そっと握ってくれたのはのんちゃんだった。
のんちゃんと私を残し、みんなが様子を見に向かった。
:09/01/12 21:08 :SH901iC :4O9J1hkU
#416 [ゆーちん]
「のんちゃん…ありがと。ごめんね。」
「気にするなぁ〜!」
のんちゃんのえくぼが、少しだけ私の心を落ち着かせてくれた。
あの喧嘩事件以来、大声が苦手なんだと知ってもらえたらしく、少しでも怒鳴り声が聞こえるとみんな心配してくれる。
本当、ありがたい仲間達。
:09/01/12 21:09 :SH901iC :4O9J1hkU
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