闇の中の光
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#518 [ゆーちん]
喉に舌が這っていく。
気持ち良いとか、恐いとか、悲しいとか…そんなんじゃない。
嬉しくて、私はただただ涙を流していたの。
「テツ…」
「ん?」
「好きです。」
「俺も好きですよ。」
「うん、ありがとね。」
:09/01/16 15:24 :SH901iC :GhjenJ72
#519 [ゆーちん]
ペットとしての【好き】なのか、それとも人として【好き】と言ってくれてるのかはわかんない。
もう、どっちでもいい。
哲夫がいてくれるだけでいいよ。
:09/01/16 15:25 :SH901iC :GhjenJ72
#520 [ゆーちん]
いつの間にか、初恋をしていた自分が嬉しくてたまらない。
あの日、神様がナイフを置いてくれたなら感謝する。
死ぬ為の道具じゃなくて、私を人間らしくしてくれた道具。
あのナイフのおかげで、私は恋ができた。
:09/01/16 15:25 :SH901iC :GhjenJ72
#521 [ゆーちん]
哲夫のSEXはさ、荒っぽかったよ。
でもね、幸せだった。
好きな人に『好き。』って言ってもらえて、キスしてもらえて、抱きしめてもらえて、体を重ねられて。
シホの人生、文句なんかないよ。
:09/01/16 15:27 :SH901iC :GhjenJ72
#522 [ゆーちん]
SEXが終わった後、哲夫にゆっくりキスされた時、『あぁ、これが幸せってやつなんだ。』って気付いた。
結局、私はペットなのか彼女なのか…そんなのはっきりさせなくてもいい。
この幸せを感じてられるなら、何だっていい。
だけど哲夫から離れるような事だけは嫌。
ずっと、ここにいたい。
:09/01/16 15:28 :SH901iC :GhjenJ72
#523 [ゆーちん]
:09/01/16 15:28 :SH901iC :GhjenJ72
#524 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲
蕎麦
▲▽▲▽▲▽▲
:09/01/18 17:09 :SH901iC :.ySjYrww
#525 [ゆーちん]
12月30日。
哲夫だけ集会に顔を出し、1時間ほどで帰ってきた。
「今年最後の集会だったんだよね。お疲れ。」
「んー、集まり悪かったけどな。」
「…そっか。」
「今日はもう寝よ。眠いわ俺。」
集会で何を話して来たのかは知らないけど、哲夫は少し元気がなかった。
:09/01/18 17:10 :SH901iC :.ySjYrww
#526 [ゆーちん]
そりゃそうだよね。
いきなり自分のチームが襲撃に遭って、怪我人もたくさん出て、やり返しに行くって憤っている中、テンション高い方が変だもんね。
哲夫も哲夫なりに大変なんだよ。
仕方ない。
:09/01/18 17:11 :SH901iC :.ySjYrww
#527 [ゆーちん]
翌日、体の芯から冷える寒さのせいで普段より少し早い時間に目が覚めた。
昨日、眠る時間が早かったから起きた時間も早いんだ。
哲夫の機嫌は、いいみたい。
「今日は集会ないんだよね?」
「うん。年末年始とクリスマスと盆は休み。あとゴールデンウイークも。」
:09/01/18 17:12 :SH901iC :.ySjYrww
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