WHITE★CANDY
最新 最初 全 
#500 [ぎぶそん]
「準決勝までまだ時間があるわね。
真希、男子バスケの方観に行ってみようよ!」
昼休みが終わり、チーム皆で少し談笑した後、
私とエリは男子バスケの試合が行われている第1体育館へと足を運んだ。
ちょうど体育館はB組対C組の試合がやっていた。
私たちが2階の見やすい席に移動したと同時に、
ますちゃんが元基にボールを奪われ、そのままゴールを決められてしまっていた。
:09/08/19 01:15
:SH705i
:pzdb7g66
#501 [ぎぶそん]
「ちょっと増山ぁ〜!何やってんのよ!」
エリが下に落ちそうな位柵から身を乗り出し、
下で試合をしているますちゃんに野次を飛ばす。
「ゴメン長谷部さん。羽田君すばしっこくて。」
「こりゃあ男子バスケの優勝は期待出来ないわね。
真希!私たち女子バレーがB組に最初の勝利を持って帰りましょうね!」
他の種目は当てに出来ないと、ますますエリの闘争心が湧いた。
:09/08/19 01:21
:SH705i
:pzdb7g66
#502 [ぎぶそん]
それから30分後、女子バレー準決勝が始まった。
第1ブロックから勝ち進んだB組とF組、
第2ブロックから勝ち上がったD組とH組の4チームが激突する。
準決勝の仕組みは、別のブロックの1チームと1試合し、それぞれ勝った2チームがそのまま決勝に進出する。
つまり、負ければそこでベスト4止まりとなる。
たった1つの勝負が全ての鍵を握るのだ。
:09/08/19 01:32
:SH705i
:pzdb7g66
#503 [ぎぶそん]
私たちの準決勝の相手は、くじの結果H組となった。
エリと私の宿敵(?)鈴川姉妹率いるD組とは、23対25と接戦だったらしい。
決して油断は出来ない相手だ。
注目すべきはバスケ部エースの中原由利。
ベリーショートの髪型に男盛りな性格の、ボーイッシュなクール美人だ。
身長177cmと運動選手としては恵まれた体格を持つ。
バスケ以外の運動も、すぐにコツを掴んで何なりとプレー出来るらしい。
:09/08/19 01:39
:SH705i
:pzdb7g66
#504 [ぎぶそん]
相手チームのサービスから試合は始まった。
向こうのコートにレシーブでボールを返す。
前衛レフトにいた中原由利が、3回目でスパイクを決めにかかった。
前衛ライトにいる私は、身長を生かしブロックに回る。
しかし私の読みを外すように、中原はボールを強く打たなかった。
私がさっきまでいた空いたスペースに、ひょいとフェイントボールを入れた。
ピッ。
まずは相手チームに1点が入る。
:09/08/19 01:50
:SH705i
:pzdb7g66
#505 [ぎぶそん]
6対0からやっとのことで1点得た所で、
私のサービスが回って来た。
トスもレシーブもスパイクも、数え切れない程練習したけれど、
一番練習したのはこのサービスかも知れない。
サーブミスが一番もったいないと思ったからだ。
ピッと笛が鳴った後、ボールを少しばかり上に上げ、
一瞬押し出すように手の平に当てる。
勢いを増したボールは、私から見て相手コートの後ろ左のラインに瞬時に落ちた。
よし、まずは1点。
:09/08/19 02:00
:SH705i
:pzdb7g66
#506 [ぎぶそん]
相手チームは私のサーブが上手くカット出来ずに、立て続けにミスが続く。
私のサービスだけでチームは5点入手し、いよいよ同点になった。
「真希ー!その調子!」
「雨宮さん頑張れー!」
私がサーブコートに立つ度、味方の声援が色濃くなる。
:09/08/19 02:08
:SH705i
:pzdb7g66
#507 [ぎぶそん]
そろそろ危機感を感じたのか、中原由利が後ろに下がり、私のサービスをそつなくカットする。
そして、2回目に上げられたボールをジャンプアタックした。
後衛ライトにいる林さんがレシーブをしようとしたが、間に合わなかった。
一瞬の出来事だった。
6対7。
結局、大きく差を開けずに相手チームにサービス権が渡った。
:09/08/19 02:14
:SH705i
:pzdb7g66
#508 [ぎぶそん]
「ドンマイドンマイ!
真希、ナイスサーブだったよ!」
「雨宮さん差を縮めてくれて有り難うね。」
相手チームに点が入る度、私たちは声を出し合う。
それは先程の昼食の時に皆で決めたことだった。
弱った時こそ皆で声を掛け合ってその場を乗り切ろう、と。
その後、16対15と接戦が続く。
点差がそんなに開かなかったのは、中原由利以外の子がサーブが上手くなく、サーブミスが目立ったからだ。
サーブ練習に力を入れて正解だと思った。
:09/08/19 02:20
:SH705i
:pzdb7g66
#509 [ぎぶそん]
19対17になった時、珍しくラリーが何度も続いた。
「真希っ!」
2回目でレシーブをしたエリが、私にパスを渡す。
スパイクが打ちやすい、綺麗なボールの上げ方だ。
相手コートの中原がブロックに回る。
私は強く打つと見せかけて、フェイントボールを投げ入れた。
最初に中原がやってみせたのを、見よう見真似でやってみた。
:09/08/19 02:31
:SH705i
:pzdb7g66
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194