冷たい彼女〔続編〕
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#217 [ゆーちん]
『まだまだ笑いのセンス低いね。』と言った凜は、ソファーに座る。


俺も凜の隣に座った。


「凜ちゃんさ、いつ暇?」

「何いきなり。」

「佐奈と剛さんが今日バイト先に来てくれて、マジでこの前のお詫びにご馳走してくれるんだって。」

⏰:09/02/03 21:38 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#218 [ゆーちん]
「本当に?」

「うん。だから俺のバイトが休みの日と凜ちゃんの暇な日を合わせて、剛さんに連絡しないといけないの。」


そういう事か、と納得しながら凜はスケジュール帳を開き、自分の予定と俺のバイトの休みを照らし合わせていった。

⏰:09/02/03 21:39 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#219 [ゆーちん]
「この日とこの日なら開いてる。ほら、心もその日は休みだし。」


凜は自分のスケジュール帳と俺のシフト表を指差しながら俺に言ってくれた。


「本当だ。んじゃさっそく剛さんに連絡入れとくねー。」

⏰:09/02/03 21:42 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#220 [ゆーちん]
さっき佐奈から送って来てもらっていた剛さんのメールアドレスに、俺と凜の都合のいい日を書いて送信した。


「まさか本当に連れてってくれるなんてねー。優しい人だね、剛さん。」

「だよねー。服装も超カッコイイんだよ?こないだはタンクにパンツ一枚だったけど。」

⏰:09/02/03 21:43 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#221 [ゆーちん]
「あぁ、そういえば。」

「あの姿は忘れてって剛さん言ってたよ。」

「でもあの姿の剛さんは印象深いしなぁ。」

「…それもそうだね。」


そんな話をしていると剛さんから返事が来た。


自分の都合と俺たちの都合を上手く調節してくれて、来週会う事になった。

⏰:09/02/03 21:44 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#222 [ゆーちん]
凜はさっそくスケジュール帳に書き込んでいた。


俺も忘れないようシフト表に【剛さん】と書いておいた。


「時間とか場所はまた改めて連絡くれるって。」

「わかった。」


また1つ、夏休みのお楽しみが増えた。

⏰:09/02/03 21:44 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#223 [ゆーちん]
夏休みはバイト尽くしだけど、もちろん遊びも忘れない。


竜や大輝、他にも同じクラスの奴や島の奴らとも夏を満喫した。


待ちに待った剛さんとの食事会が近付くにつれ、俺のココロが弾んでいく。

⏰:09/02/04 17:48 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#224 [ゆーちん]
「それって恋じゃない?」

「え?」


紅茶を飲みながら凜は言った。


「剛さんに惚れた?」

「…そうなのかも。」

「どっか行っちゃえ。」

⏰:09/02/04 17:48 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#225 [ゆーちん]
バイト前に凜の部屋に立ち寄った俺。


こうやって冗談言い合って笑い合う時間が幸せだし、日頃のバイト疲れを癒してくれた。

⏰:09/02/04 17:49 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#226 [ゆーちん]
「ねぇ。」

「はい。」

「バイトまでまだ時間あるよね?」


全然余裕。


バイトの何時間も前から凜の部屋に転がり込むからね。


「あるよ。」

「ちょっと買い物付き合って。」

⏰:09/02/04 17:53 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


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