冷たい彼女〔続編〕
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#221 [ゆーちん]
「あぁ、そういえば。」

「あの姿は忘れてって剛さん言ってたよ。」

「でもあの姿の剛さんは印象深いしなぁ。」

「…それもそうだね。」


そんな話をしていると剛さんから返事が来た。


自分の都合と俺たちの都合を上手く調節してくれて、来週会う事になった。

⏰:09/02/03 21:44 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#222 [ゆーちん]
凜はさっそくスケジュール帳に書き込んでいた。


俺も忘れないようシフト表に【剛さん】と書いておいた。


「時間とか場所はまた改めて連絡くれるって。」

「わかった。」


また1つ、夏休みのお楽しみが増えた。

⏰:09/02/03 21:44 📱:SH901iC 🆔:HYcai0m6


#223 [ゆーちん]
夏休みはバイト尽くしだけど、もちろん遊びも忘れない。


竜や大輝、他にも同じクラスの奴や島の奴らとも夏を満喫した。


待ちに待った剛さんとの食事会が近付くにつれ、俺のココロが弾んでいく。

⏰:09/02/04 17:48 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#224 [ゆーちん]
「それって恋じゃない?」

「え?」


紅茶を飲みながら凜は言った。


「剛さんに惚れた?」

「…そうなのかも。」

「どっか行っちゃえ。」

⏰:09/02/04 17:48 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#225 [ゆーちん]
バイト前に凜の部屋に立ち寄った俺。


こうやって冗談言い合って笑い合う時間が幸せだし、日頃のバイト疲れを癒してくれた。

⏰:09/02/04 17:49 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#226 [ゆーちん]
「ねぇ。」

「はい。」

「バイトまでまだ時間あるよね?」


全然余裕。


バイトの何時間も前から凜の部屋に転がり込むからね。


「あるよ。」

「ちょっと買い物付き合って。」

⏰:09/02/04 17:53 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#227 [ゆーちん]
紅茶を飲み終えた凜は、サッと化粧直しをし、出掛ける準備を始めた。


「どこ行くの?」

「繁華街。明後日、千夏と遊ぶんだけど、千夏もうすぐ誕生日でしょ?だからプレゼント買いたくて。」

「あぁー、そういえば夏生まれだっけ。」

⏰:09/02/04 17:53 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#228 [ゆーちん]
同じ島で15年間一緒に育ってきた。


だから誕生日もなんとなくなら覚えてる。


学校の行事として誕生日を祝ったことはあるけど、個人的には祝ってあげたことなんかない。

⏰:09/02/04 17:58 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#229 [ゆーちん]
「よし、俺も何かプレゼントをあげよう!」


と、俺の決意を口に出したところで、凜の支度が終わった。


可愛いワンピースがよく似合う。

⏰:09/02/04 18:00 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#230 [ゆーちん]
涼しそうな格好。


あんまり肌とか見せないで欲しいんだけど…まぁ凜ちゃんが好きなファッションに文句は言えないもんね。


「戸締まりして。」

「はーい。」

⏰:09/02/04 18:00 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


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