冷たい彼女〔続編〕
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#224 [ゆーちん]
「それって恋じゃない?」

「え?」


紅茶を飲みながら凜は言った。


「剛さんに惚れた?」

「…そうなのかも。」

「どっか行っちゃえ。」

⏰:09/02/04 17:48 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#225 [ゆーちん]
バイト前に凜の部屋に立ち寄った俺。


こうやって冗談言い合って笑い合う時間が幸せだし、日頃のバイト疲れを癒してくれた。

⏰:09/02/04 17:49 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#226 [ゆーちん]
「ねぇ。」

「はい。」

「バイトまでまだ時間あるよね?」


全然余裕。


バイトの何時間も前から凜の部屋に転がり込むからね。


「あるよ。」

「ちょっと買い物付き合って。」

⏰:09/02/04 17:53 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#227 [ゆーちん]
紅茶を飲み終えた凜は、サッと化粧直しをし、出掛ける準備を始めた。


「どこ行くの?」

「繁華街。明後日、千夏と遊ぶんだけど、千夏もうすぐ誕生日でしょ?だからプレゼント買いたくて。」

「あぁー、そういえば夏生まれだっけ。」

⏰:09/02/04 17:53 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#228 [ゆーちん]
同じ島で15年間一緒に育ってきた。


だから誕生日もなんとなくなら覚えてる。


学校の行事として誕生日を祝ったことはあるけど、個人的には祝ってあげたことなんかない。

⏰:09/02/04 17:58 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#229 [ゆーちん]
「よし、俺も何かプレゼントをあげよう!」


と、俺の決意を口に出したところで、凜の支度が終わった。


可愛いワンピースがよく似合う。

⏰:09/02/04 18:00 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#230 [ゆーちん]
涼しそうな格好。


あんまり肌とか見せないで欲しいんだけど…まぁ凜ちゃんが好きなファッションに文句は言えないもんね。


「戸締まりして。」

「はーい。」

⏰:09/02/04 18:00 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#231 [ゆーちん]
二人は慣れた手つきで戸締まりを済ませ、繁華街へと繰り出した。


暑い。


夏の日差しは容赦なく俺らを照らす。


「いや?」


暑いから繋ぎたくないかな、とダメ元で手を差し出すと、凜は何も言わず繋いでくれた。

⏰:09/02/04 18:01 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#232 [ゆーちん]
「フフッ。」

「何笑ってんの。暑さで頭おかしくなった?」

「ワッハッハーッ!」

「フッ。壊れた。」

⏰:09/02/04 18:02 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


#233 [ゆーちん]
太陽が、凜の笑顔が、凜の手の平が、俺のココロをどんどん熱くしていく。


暑いのはいやだけど、夏は楽しい事だらけ。


夏は全然きらいじゃないよ。

⏰:09/02/04 18:02 📱:SH901iC 🆔:LN85bOO.


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