冷たい彼女〔続編〕
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#281 [ゆーちん]
「さきにお風呂入ったら?」

「凜ちゃんも一緒に入ろ〜!」

「絶対やだ。」

「…ケチ。」


一人でお風呂。


つまんない。


いつか凜ちゃんと一緒にお風呂に入るぞってのが、俺の目標。


…なんてね。

⏰:09/02/05 10:40 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#282 [ゆーちん]
俺が出ると、入れ代わるように凜がお風呂に入る。


覗いてやろうかと何度も思ったけど、嫌われるのはイヤだから我慢。


凜のお風呂は長風呂で、待ってる間は暇だった。


やっと出てきたと思えば、化粧水だの美容液だの、なかなかベットに入れない。

⏰:09/02/05 10:44 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#283 [ゆーちん]
「眠い。」

「だから先に寝ていいって言ってんじゃん。」

「やだ。風呂も一緒に入れないのに、せめてベットくらい一緒に入る。」

「何だそれ。じゃあ髪の毛乾かしてよ。」


お安い御用だ。

⏰:09/02/05 10:44 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#284 [ゆーちん]
凜のサラサラした髪に、ドライヤーをあてる。


こんな繊細な髪に、ドライヤーの熱なんかあてちゃ悪い気さえする。


しばらくすると髪が乾いた。


「寝よっか。」


やっとベットに入る事ができたのは、俺が風呂から出て、1時間以上経っていた。

⏰:09/02/05 10:45 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#285 [ゆーちん]
「ふぅ〜。」


ベットに寝転がり、溜息を零す。


「今日は美味しかったし、楽しかった。」

「そうだね。」

「早くまた剛さんと遊びたいね。」

「…。」

⏰:09/02/05 10:46 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#286 [ゆーちん]
「あれ?凜ちゃん、寝た?」

「寝た。」

「ブッ。可愛い。んじゃおやすみ。」

「おやすみ。」

⏰:09/02/05 10:47 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#287 [ゆーちん]
目を閉じると、俺はすぐに意識を手放した。


夢も見ずにぐっすり眠った。


おかげで、翌朝はとんでもない一日の始まりを迎えてしまった。

⏰:09/02/05 10:55 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#288 [ゆーちん]
まだ太陽が昇って間もないだろう。


なぜだか目が覚めたんだ。


目を開けると、目の前に凜がいた。


ビックリして声が出そうになったが、凜だと理解した瞬間、何だかたまらなく胸が騒いだ。

⏰:09/02/05 10:55 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#289 [ゆーちん]
だから、ほんの一瞬、触れただけのキスをした。


何も知らずに眠る凜。


やっべー。


朝から暴走してもいいですか。

⏰:09/02/05 10:56 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#290 [ゆーちん]
NOと言われても、俺の欲望だけが先走りしてしまっていた。


唇と手が、勝手に凜に触れる。


下着のつけていない胸を揉み、無防備な唇に強くキスをする。

⏰:09/02/05 11:34 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#291 [ゆーちん]
ここまでして気付かないなんて有り得ない。


凜は目を覚ました。


「…えっ、心?」


いきなりの事でテンパっている凜。


「おはよう。」

⏰:09/02/05 11:35 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#292 [ゆーちん]
「おはよ…てか、何してんの。」

「凜ちゃんに欲情。」

「何言って…んっ。」


目覚めのキスはなかなか受け入れてもらえなかった。


「ごめん…嫌?」

⏰:09/02/05 11:35 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#293 [ゆーちん]
凜は何も答えなかった。


良くも悪くもない、って事だ…きっと。


「続けるよ。」


俺の唇は凜の胸に移動した。


薄っぺらいキャミソールを胸の上までめくり上げると、白い肌が現れた。

⏰:09/02/05 11:36 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#294 [ゆーちん]
胸の先端に何度も何度もキスをする。


俺の頭を掴む凜の手に力が入るのがわかる。


「心…っ…」

「ん?」

「…ンッ。」

⏰:09/02/05 11:37 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#295 [ゆーちん]
久しぶりに聞いた凜の甘い声は、舌で胸の先を転がした時に溢れた。


固くなる胸の先を、指と舌で愛撫する。


本当に小さな声でもがいている凜が可愛かった。

⏰:09/02/05 11:37 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#296 [ゆーちん]
下半身はパイル生地の短パンから細くて白い足が伸びている。


短パンの上から、俺は凜をいじめた。


何度も何度も指を押し当て、凜の苦しむ表情を観察する。

⏰:09/02/05 11:38 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#297 [ゆーちん]
「アッ…」


色っぽい声が溢れ出す凜の短パンと下着を脱がせた時、外で鳥の鳴く音が聞こえた。


俺、朝っぱらから何やってんだろうと思い、一瞬だけ手が止まる。

⏰:09/02/05 11:39 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#298 [ゆーちん]
「…心?」


荒い息をする凜が、不思議そうに俺の顔を覗き込んだ。


「ごめんね、こんな朝早くに。」

「…別に、謝らなくても。」

⏰:09/02/05 11:40 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#299 [ゅず]
ぁげA
この小説大好き☆ャ
応援してますャ頑張って☆

⏰:09/02/05 11:53 📱:913SH 🆔:/2ctAVi6


#300 [ゆーちん]
>>299ぁずさん

ありがとうございます

⏰:09/02/05 12:27 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#301 [ゆーちん]
このまま続けてもいいのか。


それとも我慢するか。


迷う俺に答えをくれたのは、他の誰でもなく、白い素肌をさらけ出している俺の彼女だった。

⏰:09/02/05 12:28 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#302 [ゆーちん]
「続き、してよ。」


『いいの?』と聞くと、小さく頷いた凜。


「高校入って、まだ1度もしてないじゃん。」


うん、そう。


もう何ヶ月もキス以上の事はしていない。

⏰:09/02/05 12:28 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#303 [ゆーちん]
高校入ってから、何だか凜を抱くのが怖かったんだ。


一気に色っぽくなった凜ちゃんを俺ごときが抱いていいのか?的な…ただのヘタレだ。

⏰:09/02/05 12:29 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#304 [ゆーちん]
最初は別に、SEXなんかしなくても幸せだった。


凜さえいればいい。


でもやっぱ…男だし。


ヤりたくなるよ。


そのたびに怖くなる。

⏰:09/02/05 12:30 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#305 [ゆーちん]
俺は凜にふさわしいのか、って。


もっと男らしくなんなきゃいけないんじゃないか、って。


そんな時、めちゃめちゃカッコイイ剛さんに出会い、すっげぇ感動した。

⏰:09/02/05 12:30 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#306 [ゆーちん]
俺も剛さんみたいなカッコイイ男になりたい。


なれるかな。


いや、なってみせる!


話はそれたけど…本当に続きしちゃっていいの?


「俺、根性なしだから。」

「知ってる。でも、私を抱く根性ぐらいは持っててよ。」

⏰:09/02/05 12:31 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#307 [ゆーちん]
凜の手が、俺の頬に触れた。


「私は心に抱かれたくて仕方なかったのに。」


ドストラーイク。


そういう言葉は笑顔で言ってくださいよ杉浦さん。


「そんな嬉しい事…俺、照れるわ。」

「好きな人とエッチしたいって思うのは当たり前でしょ?だから続き、して。」

⏰:09/02/05 12:32 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#308 [ゆーちん]
止まらなかった。


暴走だよ、暴走。


朝っぱらから、俺ら元気だよな。


ベットが揺れ動くたび、感情も揺れ動く。


可愛い、気持ち良い、好き、綺麗、最高…みたいなね。

⏰:09/02/05 12:33 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#309 [ゆーちん]
「心…ヤッ…っ…ンンッ。」


眉間にシワを寄せ、もがく凜。


しばらくするとシワが消え、体の力が抜けたのがわかった。


その後すぐに俺も果てた。

⏰:09/02/05 12:34 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#310 [ゆーちん]
久しぶりのSEXは、たまらなく気持ち良かった。


朝から汗をかくなんて、普通なら嫌なのに、この運動のせいで出た汗は嫌じゃない。


お互いシャワーを浴びてから朝ごはんを食べた。

⏰:09/02/05 12:34 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#311 [ゆーちん]
疲れるのかと思ったけど、妙に穏やかに過ごせた。


凜の機嫌もいい。


俺がバイトに行く前、いってらっしゃいのキスまでプレゼントしてくれたぐらいだから。

⏰:09/02/05 12:35 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#312 [ゆーちん]
●○●○●○●

>>2

●○●○●○●

⏰:09/02/05 12:35 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#313 [ゆーちん]
○●○●○●○

里帰り

○●○●○●○

⏰:09/02/06 11:32 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


#314 [ゆーちん]
ついにこの日が来た。


フェリーから降りて来る美少女!


「凜ちゃーん!」


キャリーバックを転がしながら、こっちに向かって歩いて来るワンピースの少女。

⏰:09/02/06 11:32 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


#315 [ゆーちん]
「おぉ!心、わざわざ私の出迎え?ご苦労だね。」


…出たよ。


ワンピース美少女の後ろから、ひょっこり現れたのはタンクトップに短パン女。


西山香奈さん。

⏰:09/02/06 11:33 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


#316 [ゆーちん]
「俺は凜ちゃんを迎えに来たのー。香奈なんか興味なし。」

「しばらく見ない間に生意気になったね。佐奈ちゃんの車の下敷きになればいいのに。」

⏰:09/02/06 11:33 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


#317 [ゆーちん]
あぁ、そういえば佐奈と香奈も一緒に帰って来てんだっけ。


忘れてた。


俺の頭の中は凜の里帰りの事しか考えてなかったから。


西山姉妹の帰省は正直…いや、言わないでおこう。


殺されたくないもん。

⏰:09/02/06 11:34 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


#318 [ゆーちん]
「で、その佐奈ちゃんは?」

「駐車場で待ってるって。凜、行こ。」


フェリーは、人だけではなく自転車や自動車も移動可能。

⏰:09/02/06 11:35 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


#319 [ゆーちん]
佐奈は自分の車まで持って帰って来たみたい。


帰省中、島で暴走でもするつもりですか?


やめてよね。


静かな島が一気に騒がしくなるお盆の始まりなんて、考えたくもないよ。

⏰:09/02/06 11:36 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


#320 [ゆーちん]
凜の荷物だけ運ぶつもりが、なぜか香奈の荷物まで運ぶ羽目に。


コロコロと2つの鞄のタイヤを転がしながら駐車場まで引っ張った。


「あ、いた。」


香奈が指さす先には見覚えのある車が。

⏰:09/02/06 11:37 📱:SH901iC 🆔:ML7ZPUMw


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