冷たい彼女〔続編〕
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#388 [ゆーちん]
剛さんの時といい、隠し事が嫌いなようだ。


「私は隠し事が嫌いって澪もわかって相談したんだろうし、まぁ心に知られたところで澪は困ったりしないでしょ。島の人間だし。あっ、でもまだ竜や大輝にも言っちゃダメだからね。」

⏰:09/02/15 09:45 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#389 [ゆーちん]
一気に言い終わった佐奈。


漬け物もからっぽになり、佐奈は席を立った。


「私ちょっと澪んとこ行って来るわ。」

「じゃあ私も行く。」


そう言って香奈も立ち上がった。


西山姉妹はトメばあちゃんに挨拶して、食堂から出て行った。

⏰:09/02/15 09:46 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#390 [ゆーちん]
台風が過ぎ去った気分。


「凜ちゃん詳しく教えてくれる?」

「聞かれると思った。」


苦笑いした凜も立ち上がり、昼ご飯代をトメばあちゃんに支払い、食堂の外に出た。

⏰:09/02/15 09:47 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#391 [ゆーちん]
俺も慌てて凜を追い掛け、外に出る。


たまらなく熱い日差しが襲って来た。

⏰:09/02/15 09:48 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#392 [ゆーちん]
「今日は心の家に行きたいなぁ。」

「うん、いいよ。それより聞きたい事だらけなんだけど。」

「家についたら話すよ。」

「…うん。」


日影を歩く凜。


その隣を歩く俺。

⏰:09/02/15 10:32 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#393 [ゆーちん]
「で、本当に妊娠してないの?」

「してない。」

「…なんか、つまんないの。」

⏰:09/02/15 10:33 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#394 [ゆーちん]
台風のような姉妹がなぜ食堂に来たのかが未だにわからない。


そんな中、俺の家につくともう一つの台風がいる事に気付いた。


「凜ちゃーん!いらっしゃい!」


ハイテンションママ。


「お久しぶりです。」

⏰:09/02/15 10:34 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#395 [ゆーちん]
「お盆に帰って来てたんですって?全然遊びに来てくれないから、心に愛想尽きたのかと思ってたの。」

「ちょっと忙しくて、なかなか来れなかったんです。すみません。」

「ううん!うちのバカ息子の世話をしてくれているってだけでも感謝しきれないのに、凜ちゃんが謝る事ないのよぉ。」

⏰:09/02/15 10:36 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#396 [ゆーちん]
何でうちの母ちゃんは凜を見ると、こんなに元気になるわけ?


勘弁してください。


「どうぞゆっくりして行ってね。そうだ!夕ご飯食べてく?今日の江森家のメニューはカレーライス。」


思わず2人で笑ってしまった。


母ちゃんは何の事かわからず、不思議そうな顔をしていた。

⏰:09/02/15 18:05 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


#397 [ゆーちん]
そりゃそうだ。


カレーライスで吹き出すなんて、俺と凜にしかわからない冗談だからね。


「あら?凜ちゃん、カレーライス嫌い?」

「いえ、大好きです。」

「じゃあ一緒に夕ご飯食べましょ?」

「はい、是非。」

⏰:09/02/15 18:06 📱:SH901iC 🆔:7e12d.8w


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