冷たい彼女〔続編〕
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#467 [ゆーちん]
「おう、いつでも来てよ。」

「またチャーシューおまけしてくれるかな?」

「マスターの気分によるね。それより千夏に折り入って話があんだけど。」

「何?」

⏰:09/02/23 10:59 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#468 [ゆーちん]
「俺とマスター、それともう一人いたの覚えてる?」

「あぁ…うん。あの背高い人でしょ?」


千夏の様子が少し変わった気がした。


不思議に思いながらも俺は話を続けた。

⏰:09/02/23 11:00 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#469 [ゆーちん]
「矢崎さんって言って俺らより2つ年上なんだ。俺と同じ高校であのラーメン屋の近くに住んでる。」

「そう、なんだ。」

「で、その先輩が、その…千夏を、紹介して欲しいって‥」

「えっ!」

⏰:09/02/23 12:15 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#470 [ゆーちん]
大きな声を出して驚いた千夏の目は、真ん丸と見開いていた。


「どうしたの?」

「いや、あの…実はね?」

「うん。」

「私も心にあの人紹介してってお願いしようと思ってたの。」

⏰:09/02/23 12:16 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#471 [ゆーちん]
そう言って頬が一気に赤くなった千夏は俯いて笑ってた。


「…えぇっ?」


遅れながらも俺も驚きの声を張り上げた。


「千夏、先輩に惚れちゃったの?」

「惚れたって言うか…カッコイイじゃん、矢崎さん。」

⏰:09/02/23 12:17 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#472 [ゆーちん]
こんな奇跡…信じられない。


嬉しいを通り越して、疑惑もんだよ。


こんな事ってあるの?みたいな。


「何かあったら心が取り持ってよね。」

「あぁ…うん。もちろん。」

⏰:09/02/23 12:17 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#473 [ゆーちん]
度肝を抜かれたまま、俺は先輩の連絡先を千夏に教えてあげた。


「千夏から連絡する?」

「恥ずかしいからヤダ。矢崎さんから連絡してくれるの待つよ。」

「じゃあ明日バイトの時にでも先輩に千夏の連絡先教えて、メールでもするように言っとくよ。」

⏰:09/02/23 16:21 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#474 [ゆーちん]
「よろしく!」


喜ぶ千夏の家に到着し、バイバイした。


帰り道もなんだか頭が真っ白のままで、ぼんやりと帰宅した。


「気合い入れて歩け心!」


廊下でぶつかったじいちゃんに叱られたけど、何か気合い入んない。

⏰:09/02/23 16:21 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#475 [ゆーちん]
喜怒哀楽の激しい1日だったから疲れたのかも。


今日は早く寝よ。


明日また先輩に素敵なお知らせをしてあげなきゃいけないから、充電満タンにしとかなきゃね。

⏰:09/02/23 17:28 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


#476 [ゆーちん]
「おっはー!」


自分が1番充電満タンになったつもりでフェリーに乗ったのに、俺より充電MAXの奴がいた。


「テンション高いんですね、大輝さん。」

「当たり前よ!今日は彼女との記念日だからさ〜。おデートなんです。」

⏰:09/02/23 17:28 📱:SH901iC 🆔:VtEpKdxc


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