冷たい彼女〔続編〕
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#55 [ゆーちん]
「心、あんたの事カッコイイってさ。よかったね。」


いやいや。


そのあとバカだとか頭悪いとかってけなしてたじゃんかー。


「あ、あざーす。」


聞こえてなかったフリして営業スマイルを見せた俺って、なかなか大人でしょ?

⏰:09/01/31 10:29 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#56 [ゆーちん]
そんな俺に凜ちゃんのお友達は言った。


「彼氏さん。」

「はい?」

「面白い事教えてあげよっか?」

「え、何ですか?」


営業スマイルは確かここまでちゃんとできてたはず。


なのにお友達の一言で俺の顔は真顔に戻った。

⏰:09/01/31 10:29 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#57 [ゆーちん]
「凜、かなりモテてるよ。告白されまくり。油断してると盗られちゃうかもだから気をつけてね〜。」


そう言った友達に、凜は『もう、いちいちチクんなくていいから。』と笑っていた。


いやいや。


チクるとかじゃなくてさ!

⏰:09/01/31 10:34 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#58 [ゆーちん]
「凜ちゃん何それ!マジ?聞いてないよ!」


いきなり話しかけたせいか凜は少し驚いていた。


「えっ…言わなきゃダメ?言っても心、良い気しないでしょ?」

「そうかもだけど…でも…」

「大丈夫だって。私はあんただけで手一杯なんだから心配しなくていいよ。」

⏰:09/01/31 10:34 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#59 [ゆーちん]
凜はシレッと言い放ち、ラーメンをすすった。


『美味しい!』と呟いた顔が可愛かった。


「人前でイチャつくなよー。」


お友達に茶化されて凜が笑う。


「あ、すみませーん。」


俺も笑った。

⏰:09/01/31 11:00 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#60 [ゆーちん]
何か…俺、すげぇ嬉しい事言われたよね。


凜ちゃん、サラーッと言ったよね。


じわじわと嬉しさが込み上げて来て、俺は何だか脳内ノックアウト状態。

⏰:09/01/31 11:01 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#61 [ゆーちん]
ぼんやりしながら厨房に戻るとマスターに心配された。


「江森、大丈夫?」

「あぁ〜、はい。大丈夫っす〜。ヘヘッ。」

「熱でもあるか?」

⏰:09/01/31 11:01 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#62 [ゆーちん]
結局、浮かれたままバイトを終えた俺。


「お先で〜す。」

「おぅ、お疲れ。江森、体調悪いなら無理するなよ?」

「余裕っすよ〜?」

「…そうかい?なら、いいけど。気をつけて帰れよ。」

「は〜い、お疲れ様で〜す。」

⏰:09/01/31 11:06 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#63 [ゆーちん]
マスターに不思議がられた俺の足は、そのまま凜のマンションに向かった。


合い鍵を使い、部屋に入った。


「あ、やっぱり来た。」

「凜ちゃ〜ん!」

⏰:09/01/31 11:07 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


#64 [ゆーちん]
いきなり抱き着いた俺に、凜はいつもみたく冷ややかな態度を取る。


「はいはい、わかったから。離してー。」

⏰:09/01/31 11:10 📱:SH901iC 🆔:27oj1HQU


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