冷たい彼女〔続編〕
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#583 [ゆーちん]
ビンゴゲームが終わると、パーティーも終わるって感じの雰囲気になった。


「心くん。」

「あっ剛さん。」


遅れていた剛さんがやっと駆け付けてくれた。

⏰:09/03/01 10:26 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#584 [我輩は匿名である]
>>357-550

⏰:09/03/01 10:27 📱:D904i 🆔:r1WqUD36


#585 [ゆーちん]
「最初に時間ちょうだいって言ったけどもう最後だね。」


バイトで遅れていた剛さんが、残念そうに笑った。


「いいじゃないですか。最初でも最後でも。けじめ付けるんでしょ?俺も、付けたいんです。」

⏰:09/03/01 10:27 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#586 [ゆーちん]
「だったら先に心くんがどうぞ。主役の彼氏のが優先だよ。」

「えっ…いいんですか?」

「もちろん。」


てなわけで、いっちょけじめってもんを付けさせていただきます。

⏰:09/03/01 10:28 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#587 [ゆーちん]
マイクを持って前に立つと、たくさんの声援が贈られた。


「えーっと、ちょっと彼氏らしくカッコいい事してもいいですか?」


笑い声とか野次が飛んだ。


「熱い声援どーも。それじゃあ俺なりの凛ちゃんへのけじめっての付けるからね。」

⏰:09/03/01 10:28 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#588 [ゆーちん]
みんなが何だ何だと騒ぐ中、俺はポケットから取り出してもう一度マイクに向かった。


「凛ちゃん。俺、絶対他の女の子に目移りなんかしないから。凛ちゃんいないと俺は無理。ずーっと好き。ていうか愛してる。」

⏰:09/03/01 10:29 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#589 [ゆーちん]
凛は口に手を当て、驚いていた。


「一生杉浦凛ちゃんラブだから!…どう?こんな大勢が証人だから浮気なんか絶対できないよ。つーか、しないけどね。」

⏰:09/03/01 10:30 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#590 [ゆーちん]
「いいぞー、心!」

「江森カッコいい〜。」


俺はマイクから離れ、凛のそばに歩み寄った。


「言葉だったら忘れちゃうかもだけど、形にしてなら忘れないでしょ?無くさないでね。」

⏰:09/03/01 10:30 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#591 [ゆーちん]
左手の薬指に愛してるをはめた。


「まじ、キザ。恥ずかしくない?」

「別に?凛ちゃんを愛してる事は恥ずかしいだなんて思わないから。」


凛が笑ったから俺も笑った。


キスしたかったけど、それは我慢した。


だって、あんな可愛い凛の姿、他の奴らに見せたくないもん。

⏰:09/03/01 10:35 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


#592 [ゆーちん]
場内が騒ぎ立つ中、マイクから次に響いたのは、このパーティーを主催してくれた俺の尊敬する人だ。


「どうも〜、みなさん盛り上がってる中悪いんですけど、俺も心くん凛ちゃんのラブラブな波に乗っちゃいたいと思いまーす。」

⏰:09/03/01 10:35 📱:SH901iC 🆔:JjL1vwsA


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