漆黒の夜に君と。[BL]
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#355 [ちか]
「っ〜〜%☆※¥$ッッ!!」
「食ってから喋れ。」
むーかーつーくーっ!!!!
馬鹿にすんな馬鹿っ!!!
この透の余裕そうな顔!!
まじむかつくっ!!
俺は透の脇腹を思いっきり殴った。
:09/02/22 00:29 :P906i :qGF02hmg
#356 [ちか]
「い゙ってーっ!!暴力反対ー。」
「ふんっ」
脇腹を擦りながら睨んでくる透に俺はプイッと顔を背けた。
「仲いいんだなー。」
ぼそりと呟いた優里の顔がやけに寂しそうだった
:09/02/23 00:06 :P906i :P7nfAI8c
#357 [ちか]
「俺も早くみんなと仲良くなりてーな!」
寂しい表情はまたも一瞬で爽やかな笑顔に戻る。
俺はそんな優里が解せなくて黙ってしまった。
「もうだいぶ馴染んでるじゃん。」
「や、そんな事ねーよ。
まだこっち(日本)にも馴染めてねーし(笑)」
「そう言えばカナダだっけ、前住んでたとこはどんなだった?」
:09/02/23 00:18 :P906i :P7nfAI8c
#358 [ちか]
「良いところだったよ。
空気も綺麗だし、いい奴ばっかだし!」
「へえ、一回行ってみてーなー!」
弾む2人の会話もあまり耳に入らず俺はぼけーっと優里を見ていた。
「な?冥!」
「‥‥え、あ、ごめん聞いてなかった!(笑)」
:09/02/23 00:27 :P906i :P7nfAI8c
#359 [ちか]
「だからー…、まぁいいわ。お前は飯食っとけ!」
「なんだよそれーっ!
気になんじゃん!」
「また唐揚げ食わされてーの?」
不敵笑みで唐揚げを箸でつまむ透。
「え、遠慮しときまーす…」
ちぇっ、俺だけのけもんかよー。
:09/02/23 17:17 :P906i :P7nfAI8c
#360 [ちか]
そんなくだらない会話と笑い声で昼休みも終わり午後の授業。
………つっても寝てたから全然記憶ないんだよな。
だって毎日毎日、恭弥に規則正しい時間に清く正しくない方法で起こされて、ゆっくり寝れる時間授業中ぐらいしかねえんだもん。
:09/02/23 17:28 :P906i :P7nfAI8c
#361 [ちか]
「──…い──‥おい。」
「ん‥‥、おはよ透ー‥」
そう言って俺は寝ぼけながら重たい目を擦る。
「誰が透だよ。
早く起きやがれ。」
:09/02/23 17:53 :P906i :P7nfAI8c
#362 [ちか]
そのドスのきいた声に、
一気に目が覚めた。
咄嗟に見上げると、そこには俺を睨み付ける優里。
「いつまでもグースカ寝てんじゃねえよ。」
眉間にシワを寄せながら言うソレには爽やかさの欠片もない。
:09/02/23 18:16 :P906i :P7nfAI8c
#363 [ちか]
>>359訂正
不敵笑みで
└→×
不敵な笑みで
└→○
すいません(´;ω;`)
:09/02/23 20:55 :P906i :P7nfAI8c
#364 [ちか]
「SHRなんかとっくに終わったつーの。」
どおりで‥‥
見渡す限り、室内には俺とこいつ2人だけだ。
「っな、なんだよ、お前!!
なんか用?!」
「おう。てめえには言いたい事が山ほどあ…、」
『山ほどある』
優里がそう言おうとした時、教室の後ろドアが音をたてて開いた。
:09/02/23 21:08 :P906i :P7nfAI8c
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