漆黒の夜に君と。[BL]
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#345 [我輩は匿名である]
:09/02/21 10:06 :F703i :XNIzL8Pw
#346 [ちか]
:09/02/21 17:59 :P906i :6WmKMalw
#347 [ちか]
>>343「な、なんか用…?」
肩を掴むだけで、全くものを言わないソレに俺は警戒するように言った。
暫く続く無意味な沈黙。
なんなのコイツ‥。
「あの、用ないんだったら…「飯(メシ)一緒に食っていい?」
そう言って向けられたのはとびきりのスマイル。
:09/02/21 18:14 :P906i :6WmKMalw
#348 [ちか]
HRの時の恐ろしい形相は勘違い?と思わせるほどの眩しい笑顔に、俺は少しの間思考停止。
「だめ?」
覗きこまれ呆然としていた俺は我に返った。
「は?‥え、うん。俺はいいけど…、透は?」
「冥がいいなら俺は別に構わないよ。」
そんな俺達のやり取りを聞いて、
「やった♪」
とさらに笑顔を溢した。
:09/02/21 18:23 :P906i :6WmKMalw
#349 [ちか]
食堂に着いた俺達は、いつにも増して人の多い食堂に空いてる席を必死に探した。
「あ、あそこ空いてる。」
透が指差す方に目をやると、ちょうど3席空いていた。
「場所とられたら困るし、俺頼んでくるからお前らそこ居て。」
「え、じゃあ俺も行く!
3人分も持てないだろ?」
「転校生1人にさせるのもアレだろ。」
「でも‥‥っ」
そんな言い合いも透に押しきられて、結局俺は転校生とお留守番になった。
:09/02/21 22:10 :P906i :6WmKMalw
#350 [ちか]
「‥‥‥‥‥。」
「‥‥‥‥‥。」
なんだ、この気まずい雰囲気は。
よく考えれば、目の前に居るのは恋人の弟。
なんか緊張してきた…
:09/02/21 22:51 :P906i :6WmKMalw
#351 [ちか]
時間が経つにつれて緊張は増していき、俺は俯いたままひたすら透の帰りを待っていた。
(透〜早く帰って来いよ〜…)
周りはガヤガヤしてるのに俺達2人の間には静かな沈黙。
異様な雰囲気だ。
「なぁ。」
そんな沈黙を破ったのは優里だった。
:09/02/21 22:57 :P906i :6WmKMalw
#352 [ちか]
「今さらだけど、あんたが日下冥だよな?」
向かいで頬杖つきながら言うその顔はやっぱりHRの時のように冷たかった。
「う、うん…。」
「へえ‥」
俺は上から下へ、下から上へとジロジロ見られて変な汗をかいていた。
(なんなんだよコイツ…)
:09/02/22 00:05 :P906i :qGF02hmg
#353 [ちか]
「……………こんな奴のどこがいいんだか。」
「え?」
今なんて…?
「お待ちどーさま。」
「あ、おかえり!」
テーブルにトレーがゴトンと言う音を鳴らして置かれ、見上げると透が居た。
「ありがと!持ってきてもらって悪いな。」
その声を辿って目線を元に戻すと、冷ややかな表情はまたもや爽やかな笑顔に変わっていた。
:09/02/22 00:14 :P906i :qGF02hmg
#354 [ちか]
さっきのは聞き違い…?
考えれば考えるほど
分からなくなっていった
「冥?」
「ほへ?!」
「クスッ何が“ほへ”だよ、ばーか。早く食え。」
「っな、馬鹿って言った方が…「はいはい、いいから食えっつーの。」
パクっ
言葉を遮られて、唐揚げを口に放り込まれた。
:09/02/22 00:21 :P906i :qGF02hmg
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