漆黒の夜に君と。[BL]
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#151 [ちか]
「・・・・・。」

恭弥は小難しい顔をして、俯いていた。


この期に及んでまだ俺を無視すんのか!!!


俺は睨んでいた目をさらにキツくする。


しかし、あまりにも美しいソレに段々目を奪われてしまった。

⏰:09/02/05 22:34 📱:P906i 🆔:3G19hwBE


#152 [ちか]
「・・・、さっき僕を狡(ズル)いって言ったよね?」


沈黙を破ったその声で、自分が恭弥に見とれていた事に気づいた。


「え、うん..」

なんだ、ちゃんと聞こえてはいたのか。
ならなんで反応してくれないんだよ。
なんで解ってくれないんだよ。――――‥‥

俺はぎこちない返答をする。

⏰:09/02/05 22:56 📱:P906i 🆔:3G19hwBE


#153 [ちか]
「‥‥、そうかもしれない。」


眉間にシワを寄せ、ため息を吐いて呟いた恭弥のその言葉の意図が分からなくて、俺はただただそいつを見上げた。


少しして、また恭弥は俺を見据えて口を開く。


「さっき、お前があんまり可愛い顔をするから・・・
独り占めしたくなった。」


そう言って恭弥は視線を俺から斜め下へ落とすと、自分の前髪をクシャリと握った。

⏰:09/02/05 23:41 📱:P906i 🆔:3G19hwBE


#154 [ちか]
全身が一瞬で熱くなるのがわかった。



心臓が五月蝿い位
高鳴っている事も。






そして、悔しいほどときめいてしまった事も。

⏰:09/02/05 23:58 📱:P906i 🆔:3G19hwBE


#155 [ちか]
「だから早くココに着いてほしかったんだ。
あの場所じゃ、みんながお前の顔を見れただろ?
それがたまらなく嫌で‥。」


恭弥はそう続けて、また俺の方に向き直った。


顔は少し赤らんでいて、それを隠す為なのか片手は口元を隠していた。

⏰:09/02/06 00:21 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#156 [ちか]
なんで。
なんでそんな顔をするんだよ。




そんな目で見られたら、
剃らせなくなる。



そんなこと言われたら、
抑えてた気持ちも
膨らむばっかりで・・――っ

⏰:09/02/06 00:36 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#157 [ちか]
「やっぱりズルいよ‥―」



今自分がどんな表情(カオ)を痛い程分かるから、出来るだけ俯いてそう呟いた。


どう伝えたらいいんだろう。

少しのことですごく胸が苦しくなって、だけどほんの少しのことでときめいてしまうこの感情を。

⏰:09/02/06 21:39 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#158 [ちか]
>>157訂正
今自分がどんな表情を痛い程分かるから
└→×
今自分がどんな表情をしているか痛い程分かるから
└→○

すいません><

⏰:09/02/06 22:00 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#159 [ちか]
恭弥はゆっくり俺の方に歩いてくると、俺の身長に合わせるように床に膝をつけた。


「それから、さっきの‥無視が云々てやつも。
したつもりはないけど、お前がそれで傷ついたなら謝る。
だから顔あげてよ、冥。」



そう言って俺の頬に優しく触れた。

⏰:09/02/06 22:16 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#160 [ちか]
コイツの声はまるで魔法みたいだ。



甘く囁かれると、勝手に
身体が動いてしまう。


神経の全てがその声を
もっと求めてしまう。


  

⏰:09/02/06 22:27 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#161 [ちか]
俺はゆっくりと顔をあげた。



目の前には漆黒のきみが俺を真っ直ぐに見つめてる。




それだけで全身は更に熱くなった。

⏰:09/02/06 22:41 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#162 [ちか]
「機嫌は治ったかな?」



そう言って恭弥は悪戯に笑う。


「うるさ・・‥、んン..//」



言い返そうとしたけど遮られて唇を奪われた。

⏰:09/02/06 22:59 📱:P906i 🆔:ched2wCU


#163 [ミカン]
ハマりました
頑張って下さいッ

⏰:09/02/06 23:42 📱:P905i 🆔:BoKt1Qyc


#164 [ちか]
>>163
└→ミカンさま*

ハマってもらえたとか嬉しすぎです´∀`
良ければ感想板にも来てくださいね
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/

⏰:09/02/07 00:18 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#165 [ちか]
そのキスは俺の思考回路の全てを停止させる。




神経を完全に奪って離さないソレが、俺を狂わせていく。



なんて狡いんだろう、この人は。

⏰:09/02/07 16:31 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#166 [ちか]
その甘さと気持ちよさに、俺は心を奪われる。



もっと、
もっと、と求めてしまう。




恭弥はそんな俺を解っていて、わざとあっさり唇を離した。

⏰:09/02/07 16:35 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#167 [ちか]
クチュッと音を鳴らして唇を離すと、恭弥は自分の唇を舐めた。


その顔も仕草も色っぽくて、目を奪われてしまう。


あっさりと離された俺は物足りなくて、ほのかに残った熱と感触を確かめるように指で唇をなぞった。

⏰:09/02/07 16:43 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#168 [ちか]
「クスッ‥もっとしてほしかった?」


恭弥はそう言って意地悪く笑う。


その質問があまりにも確信をはっきりと突いていて、俺は顔を赤らめた。

⏰:09/02/07 17:30 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#169 [ちか]
「う‥るさい‥っ//」


弱々しく言い返す俺。

本当はもっとしてほしい。
もっと触れてほしい。



だけど、そんな事言えない。
それを口にしてしまったら、恥ずかしくてコイツを睨めそうにもないから。

⏰:09/02/07 17:38 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#170 [ちか]
「クスッ、素直じゃないんだから。」


見透かしたようにそう言うと、また唇を塞いだ。

「ッ・・ハァ‥ンッ!!・・ぅっ‥///」

さっきよりもさらに濃くて、優しいキス。

離れたくなくなるほどに。

⏰:09/02/07 17:50 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#171 [ちか]
その気持ちよさに、俺の目はだんだんとまどろんでいく。


「クスッ・・冥、可愛い。」

「‥―!!あ‥ッ・・ん///」


甘く囁かれて突然耳を甘噛みされた俺は熱っぽい声をあげた。

 

⏰:09/02/07 18:11 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#172 [ちか]
「耳、感じるの‥?」

恭弥は俺のツボを知っているかのように、甘く低い声で囁く。

「・・ッハァ‥からかうな‥ぁッ!!!///」


途切れ途切れに言い返しながら肩で息をする俺を見て、恭弥は満足げに微笑んだ。

⏰:09/02/07 18:17 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#173 [ちか]
耳から首筋へ、首筋から鎖骨へと舌を這わされて、俺はその快楽によって出そうになる声を噛み殺す。



その唇に、
その舌に、
その指に感じていることを知られたくなかった。



俺の小さなプライドがそれを許さなかった。

⏰:09/02/07 20:17 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#174 [ちか]
「なんで我慢するの?」


恭弥は舌を這わしながらも、その合間に俺の微妙な行動を察して、的確な問いを投げかける。


まるで、お前の頭の中なんてお見通しだ、と言うような余裕の笑みで俺を見つめる。


俺はそれが悔しくて、今にも出そうな声を必死に飲み込んだ。

⏰:09/02/07 20:28 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#175 [ちか]
「へえ‥―
冥は頑固だね。
でも・・いつまで我慢出来るかなあ?」


その瞬間、恭弥は今まで見せたことのないような表情(カオ)をした。

俺はそれに思わず気をとられて、

「‥―ッ!!!!?///んぁ‥ハァッ!!//」


恭弥に隙を与えてしまった。

恭弥その一瞬を逃さず、ズボン越しから俺のモノを鷲掴みにした。

⏰:09/02/07 20:49 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#176 [ちか]
「クスッ・・こんなに膨らんで‥―。ここ、狭そうだね?」

「ハァッ‥んン!!///やめっ・・//」


細長い指先が、円を描くように俺の堅くなったモノをなぞる。


俺は身体をよじってその手から逃れようとするが、それが余計に恭弥を本気にさせてしまった。

⏰:09/02/07 21:06 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#177 [ちか]
「んぁッ!!//ハァッ‥―!!//」


突然胸の突起に吸い付かれた俺はあっけなく吐息混じりの声をあげてしまった。


俺の小さなプライドはコイツにいとも簡単に崩されていく。


いつの間に剥ぎ取られたのか、俺は上半身に何も纏(マト)っていなかった。

「厭らしい格好だね。クスッ
相当我慢してたでしょ?」

耳元で囁き、
胸の突起を弄び、
左手で俺のきわどい部分をなぞっていく。

⏰:09/02/07 21:21 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#178 [ちか]
その気持ちよさと、恥ずかしさに俺は両手で顔を覆った。


「も‥ぅ‥ンッ//やぁ‥っ」


嫌になる。
恭弥に触れられる度に、身体がピクッと反応してしまう自分が。


腰を浮かせて、もっと強い刺激を望んでる身体が。

⏰:09/02/07 21:37 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#179 [ちか]
吐息混じりの卑猥な声は、広い部屋によく響いた。



自分がこんなにも厭らしい声を出しているんだと改めて実感して、余計に恥ずかしくなる。


「そろそろかな。」

その声と共に俺はズボンと下着を剥ぎ取られた。

⏰:09/02/07 21:42 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#180 [ちか]
照明が、そそり勃つソレを照らしてる。


「我慢汁まで垂らして‥」

「いっ‥んゃあッ!!///」


恭弥は我慢汁をすくいとるようにソレをなぞった。


今までにない快楽が俺を容赦なく襲う。


「ふ・・ぁ‥ハァッ‥―!//」

裏筋を舐めあげられ、身体がビクンと跳ねた。

⏰:09/02/07 21:49 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#181 [ちか]
恭弥に弄ばれることによって、ソレはさらに大きさを増した。



俺の敏感な場所を容赦なく責める。


「だっ・・め‥!!///
な‥ハァ..ッん、ぁッ//おかし・・くな・・りそ‥―!!//」


途切れ途切れだが、それでも必死に訴えた。
初めての感覚に俺は不安で仕方なくて、恭弥の服を握った。

⏰:09/02/07 21:57 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#182 [ちか]
「おかしくなれば?」


一番甘く低く、そして妖艶な声でそう囁かれ、尖端を強く吸い上げられた瞬間、


「ンあぁッ‥――!!!!///」



激しく脈打ちながら、
白く濁ったものを恭弥の口内に放った。

⏰:09/02/07 22:05 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#183 [ちか]
「ハァ‥‥ハァッ‥―//」


肩で大きく息をしながら、恭弥を見た。


ゴクン..

俺の出したモノを呑み込んで、怪しく微笑んだ。

そして口の端についた液体を指で絡めとって舐める


「いっぱい出たね..」

恥ずかしくて顔から火が出そうだ。

⏰:09/02/07 22:11 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#184 [ちか]
「‥でもね、これだけじゃ終わらないんだよ?」


「え・・?ハァ・・ッひゃあッ!!//」


恭弥は突然俺を四つん這いにしてアナルを舐めだした。


「なっ・・ハァッ//!!にす‥―ぁあッ、・・!!//」

「ちょっと下準備を‥ね」


ピチャッ
クチュ・・

「あんッ‥‥んンあ‥!//」


部屋には俺の喘ぎ声と
厭らしい音が響く。

⏰:09/02/07 22:19 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#185 [ちか]
指を入れられて、俺のその声はさらに大きくなった。



指は一本、また一本と増えていき、俺の気持ちいい処だけを責めていく。


「こんなもんかな。」


もう少しでイキそうな俺を知ってか知らずか、恭弥は指を抜いて呟いた。

⏰:09/02/07 22:23 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#186 [ちか]
と、すぐに別のモノが俺の穴に触れた。


その感じたことのない感覚に俺は咄嗟に振り返った


「‥‥――っ!!?//」


そこには俺のより、遥かに大きく、そして反った恭弥のモノがあった。


「最初は痛いかもしれないけど‥、優しくするから」

そう言う囁く恭弥の声は、とても優しくて暖かかった。

⏰:09/02/07 22:29 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#187 [ちか]
>>186訂正
そう言う囁く
└→×
そう囁く
└→○
すいません´`

⏰:09/02/07 22:31 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#188 [ちか]
「んっ‥ハァッ!!いた‥ぁ‥ッぃ..ッ!!」


あまりの痛さに俺の瞳(メ)からは自然に涙が零れた。

全身が燃えるように熱い。


俺は耐えるようにベッドのシーツを握りしめた。

⏰:09/02/07 22:34 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#189 [ちか]
「冥‥泣かないで。もう少しだから・・――」

そう言って恭弥は俺の涙を優しく拭った。

痛さのあまり声が出せない俺は小さく頷いた。


「ん・・っあッ‥!!ハァッ・・//」


痛みも徐々に和らいだ瞬間、それと入れ代わるように快楽が俺を襲った。

⏰:09/02/07 22:39 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#190 [ちか]
「ンんぁ‥―ッ//あ‥ッひゃあ!!///」

ある一定の部分に恭弥のモノが当たった時、俺は情けない声を部屋中に響かせた。


「ここが気持ちいいんだ?」

その瞬間、恭弥は連続的にそこを突いた。

「ひゃッあッ・・んぁ//!!!」

突かれる度にその声は大きさを増してゆく。

恭弥の気持ちのよさそうな吐息と声が俺の耳に届いた。

⏰:09/02/07 22:45 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#191 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200

失礼しました(・ω・`)

⏰:09/02/07 22:49 📱:W61P 🆔:Mw4xHTo.


#192 [ちか]
「だ・・めっ・・あぁッ―!!」

一番強く突かれた瞬間、快楽の波が俺を襲って2回目の頂点に達した。


体内にドクドクと何かが入ってきたのが分かった。


きっとこれはさっき俺が出した液体と同じ・・


息遣いの荒らさから恭弥も頂点に達したことに気づいた。

⏰:09/02/07 22:50 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#193 [ちか]
「ハァッ‥―ハァッ‥―」

息をするのがやっとだった。


「ごめんね、冥。」

恭弥は少し申し訳なさそうに俺の隣で呟いた。

「‥‥?」

その言葉の意味がいまいち分からなくて、どうして?と言うような顔で俺は恭弥を見つめた。

それを察したかのように、

「泣かせるつもりはなかったんだ‥。ごめん。」

と俺を抱き締めた。

⏰:09/02/07 22:55 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#194 [ちか]
「べ‥べつに泣い‥てないし・・//大丈夫だから//」


強がって嘘をつく俺を恭弥は優しい笑顔で、「ウソつき」と囁いた。

「嘘じゃな・・//」

抱き締められながら目を瞑ると、急に睡魔が襲ってきた。


「ス―‥ス―‥」

寝息をたてて眠る俺の髪を、クスッと笑って優しく撫でた。

⏰:09/02/07 23:03 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#195 [ちか]
夢におちるように、




俺はきみにおちていく。



優しくて意地悪な、
漆黒のきみに‥‥―――


  ― 第一話 e n d ―
 

⏰:09/02/07 23:06 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#196 [ちか]
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

第一話 漆黒のきみ
>>3-195

やっと第一話完結しました><★
読み直すと、誤字・脱字だらけで恥ずかしい(;ω;`)

感想・ご意見など頂けると嬉しいです*∩^ω^∩
感想板↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

⏰:09/02/07 23:13 📱:P906i 🆔:HBpMrMsU


#197 [我輩は匿名である]
第2話楽しみにしています

⏰:09/02/07 23:21 📱:F703i 🆔:akYlTQ8g


#198 [ちか]
>>191
└→我輩は匿名さま*

アンカーありがとうございます∩^ω^∩★

>>197
└→我輩は匿名さま*

第2話も楽しんで頂けるように頑張りますね
感想板にもぜひ遊びにきてください

⏰:09/02/08 18:15 📱:P906i 🆔:qI2htTWA


#199 [ちか]
`


第二話 比例する気持ち


 

⏰:09/02/08 18:27 📱:P906i 🆔:qI2htTWA


#200 [我輩は匿名である]
次の日、シャンプーのような、どこかで嗅いだことのあるほのかな香りで俺は目を覚ました。



「ん‥――、」



意識はまだ朦朧していて、目が完全に開くまで数分の時間がかかった。

⏰:09/02/08 18:39 📱:P906i 🆔:qI2htTWA


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