漆黒の夜に君と。[BL]
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#508 [ちか]
がっちりと掴まれたドア
いつになく必死な顔
なに、お前、それ‥‥
「本気‥‥?」
:09/03/09 21:15 :P906i :QJ4p4rAQ
#509 [ちか]
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥わりぃかよ…。」
俯く優里。
唖然とした顔の俺。
「ぷっ、「笑うなっ!!!!//」
だって…
あんな偉そうな態度で
実は寂しがりとかさあ…
ギャ、ギャップが…ぷっ
:09/03/09 21:27 :P906i :QJ4p4rAQ
#510 [ちか]
「いいから入れろよノロマ!!!///」
「おわっ!!」
バタンっ!!
ブラコン寂しがり屋豹変野郎は強引なようです。
ぷっあはははは!!!!
「笑うなっつってんだろーがあ!!!!///」
:09/03/09 21:38 :P906i :QJ4p4rAQ
#511 [ちか]
俺は真っ赤な優里を見ながら必死で笑いをこらえた。
「お、お前さあ…そのギャップどうにかなんない?!」
「うるせえっ!!!///」
「いてっ!!!殴んなよ!!」
照れ隠しに暴力かよ。
:09/03/09 21:52 :P906i :QJ4p4rAQ
#512 [ちか]
頭を擦りながら言う俺をよそに、優里はドカッとソファーに腰かけた。
やっぱりその偉そうな態度とさっきの態度が一致しない。
あ、やべ笑い堪えられなくなってきたかも。
「だ、だいたい、なんでお前家に住んでんだよ!!!」
うん、それはいい質問だ。
でも簡単に言うと、お前の兄貴に半強制的に住まされてんだよ。
:09/03/09 22:13 :P906i :QJ4p4rAQ
#513 [ちか]
とは、さすがに言えない
「‥‥‥‥‥‥。」
なんて言おうか。
俺が言い訳を探していると、痺れを切らした優里は俺の言葉を聞く前に口を開いた。
「やっぱり、アレか。」
:09/03/09 22:19 :P906i :QJ4p4rAQ
#514 [ちか]
「お前…まさか気づいてたのか‥‥?」
恭弥と俺が“そう言う関係”だと言うことを。
「当たり前だろーが。」
ま、まじで‥‥‥?
:09/03/09 22:28 :P906i :QJ4p4rAQ
#515 [ちか]
言われて見れば、
昨日だって一つ屋根の下で“あんな事”してたワケだし…。
もしかして、恭弥の態度とか俺の態度見て気づいたのかも…。
家じゃ学校より気抜いてたし、関係がバレてもおかしくない…。
:09/03/09 22:49 :P906i :QJ4p4rAQ
#516 [ちか]
「ご、ごめん俺…っ「ウチの財産が目当てなんだろ」
はい?
:09/03/09 22:51 :P906i :QJ4p4rAQ
#517 [ちか]
「は?」
「とぼけんな。兄貴にどうやって取り入ったのかは知らねーけど、俺まで誤魔化せると思うなよ?」
いやいや。
誤魔化すもなにも…
俺は思ってもみなかった言葉にただ呆然とした顔で立ち尽くした。
「否定しねーとこを見ると図星みたいだな。」
:09/03/09 22:57 :P906i :QJ4p4rAQ
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