漆黒の夜に君と。[BL]
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#760 [ちか]
>>759└→knjさま*
ありがとうございます!!
嬉しくて涙が(´;ω;`)
感動してもらえて、書いてる側としてもほんま嬉しい限りです*´∀`*
これからも楽しんでもらえるように一生懸命頑張りますっ★
:09/03/23 21:50 :P906i :O6X.h/Hk
#761 [ちか]
>>758「むかつく…。」
手加減してるつもりかも知れないけど威力はある
赤くなるおでこを擦りながら涙目で先生を睨んだ
「ラッキーだと思え。
俺のデコピンを受けると頭良くなるんだから。」
「じゃあ俺はとっくに天才少年ですよ。」
「それもそうだな。」
そんな他愛のない冗談にお互い笑みを溢しながら、放課後の居残り補習は進んでいった。
:09/03/23 22:03 :P906i :O6X.h/Hk
#762 [ちか]
「じゃ、今日はここまでにするか。」
窓の外はいつの間にか青かった空は夕焼けで綺麗なオレンジに染まっていた。
「今日はってことは明日もか〜。」
「嫌だったらさっさと賢くなれ。」
そんな無理言われても…
「でもちょっと出来るようになりましたよ、俺。」
「“ちょっと”な。」
皮肉混じりの言葉が頭にくるけど先生らしいよな
:09/03/24 00:11 :P906i :niXsekkY
#763 [ちか]
俺は教科書やらプリントを鞄の中に詰め込んで立ち上がった。
「気をつけて帰れよー。」
「はいはーい。」
そんな淡白な会話をして教室をあとにする。
階段を降りて玄関まで行くと、校門の方に白く長い車が見えた。
:09/03/24 17:59 :P906i :niXsekkY
#764 [ちか]
「目立つから校門の前には来ないでって言ったのに…。」
誰も居ない玄関でため息混じりの独り言を呟く俺
しかし珍しいな。
いつも車は黒なのに…
白い車を見るのは今日が初めてだった。
:09/03/24 18:04 :P906i :niXsekkY
#765 [ちか]
しかし、まぁそんな日もあるんだろうと、あまり深く考えず俺は校門へと足を運んだ。
車の前まで来てみたものの、やっぱり何か違和感がある‥
腰を曲げて窓に顔を近づけると、閉まっていた窓が静かに開いた。
:09/03/24 21:51 :P906i :niXsekkY
#766 [ちか]
黒くて外からは見えないよう加工された窓がゆっくりと降りていく。
それを辿るように目で追っていく俺。
だんだんと露になるその見覚えのある顔。
「神楽さん?!?!」
ピタリと止まった窓の中から顔を見せたのはまさしく神楽さんだった。
:09/03/25 00:21 :P906i :sBuzbL7s
#767 [ちか]
「昨日はお世話になりました。」
神楽さんはにっこり笑ってそう言うと、軽く頭を下げた。
「や、お世話なんて全然!!
あの‥体調はもう大丈夫なんですか?」
「はい、もう大丈夫です。ご心配おかけしました。
恭くんが連絡したのか今朝実家に連れ戻されましたが‥」
「あ、じゃあこの車は‥」
「うちのものです。」
だから白いのか。
:09/03/25 12:14 :P906i :sBuzbL7s
#768 [ちか]
俺は一人納得したように、頭を縦に小さく振った
「あ、恭弥ならもう帰ってますよ?」
「いえ、今日は冥さんとお話したくて参りましたので。」
「俺に‥?」
笑顔でそう言う神楽さんを見て、俺は自分を指差しながら言った。
普段勘が冴えない俺だけど、なぜかこの時は身の危険を感じた。
:09/03/25 13:10 :P906i :sBuzbL7s
#769 [ちか]
「はい。
立ち話もなんですので、どうぞ中へ。」
神楽さんがそう言うや否や、運転手と思われる人が降りてきて、ドアを開けた。
「や、でも‥」
何か嫌な予感がする。
「遠慮なさらずに。」
結局俺は神楽さんの押しに負けて車内へと入った
:09/03/25 14:16 :P906i :sBuzbL7s
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