スーパースター、スーパーヒロイン
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#5 [Gibson]
「飯島くん!このレポート、誤字脱字だらけだったよ!」

「は、はい!申し訳ございません…。」

私の名前は、飯島紗世子。21歳。

都内で暮らす、ごくごくフツーのOL…と言いたいところだけど、少々人よりドジや失敗が多いのが難点。

今日も会社の先輩に注意を受け、へこへこと頭を下げる。

⏰:09/02/03 00:39 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#6 [Gibson]
目の前の課長の、指摘を含む説教は続く。
私のお茶の入れ方や、挨拶の仕方までに話は至った。
「…という訳だよ!分かったかね!?」

お決まり"シメ"の言葉で、やっとのことで解放される。
10分か、今日は短い方だ。

重い足取りで、自分の席まで戻る。

「ハァ、また怒られちゃった…。」

「フフフ。次に生かせばいいだけよ!」

⏰:09/02/03 00:55 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#7 [Gibson]
隣に座る女子社員が、フォローの言葉を掛けてきてくれた。

彼女の名前は、小川ちひろ。
私の同僚でもあり、よき理解者である。

失敗ばかりの私とは違って、彼女は何でも卒にこなす。

でも、誰に対しても優しくて、私も彼女の言葉に何度も励まされた。

私、彼女がいなかったら、今頃会社に辞表出してたのかな…うん、出してた!

⏰:09/02/03 01:03 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#8 [Gibson]
昼の12時過ぎ。

「ファァ〜。やっとお昼だぁー!今日何食べる?」

体を大きく伸ばしながら、隣のちひろに確認する。
会社で一番楽しみな時間がやって来た。

「うーん、昨日は唐揚げ定食だったでしょー。
脂っこいものは避けたいわよねぇ。」

「ちひろはもっと食べなきゃって位、痩せてるからいいじゃん!
いいわ、今日はパスタにしよう!」

「えーっ。炭水化物。」

⏰:09/02/03 01:14 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#9 [Gibson]
カバンを持って、ちひろとオフィスを出ようとした時だった。

「あっ、二人とも…。」

後ろから、私たちを呼び止める声がする。

そこにいたのは、部の先輩の本田正彦さんだった。

かっこよくて、誠実で、仕事も出来て…
まさに白馬に乗った王子様みたい!

私が密かに憧れている人物。
そんな彼から話しかけられるなんて、今日はなんていい日だろう!

⏰:09/02/03 01:30 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#10 [Gibson]
「今からお昼?
良かったら、俺の行きつけのそば屋さんがあるんだけど、一緒にどうかな?」

「私たち、これからパス…っ」

マズイ!と思った私は、ちひろの言葉を遮るように、前に乗り出した。

「え〜!いいんですかぁ!?行きます行きます!是非ご一緒させて下さい!」

本田先輩に話し掛けられるだけじゃなく、お昼の時間を一緒に過ごせるなんて!

これがあるから、日々上司からのお説教にも耐えて生きてるのよ!

⏰:09/02/03 01:41 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#11 [Gibson]
「飯島さん、今日も元気いいねぇ!」

本田先輩の隣で、クスクスと笑う男がいる。

(ゲッ、小橋夏生…。)

同僚の男だった。
こんな風に、いちいち私に突っ掛かってくる所がキライ!

「あっ、彼も一緒だから。」

「よろしく〜!」

(あーん、本田先輩とのお昼ご飯に、とんだ邪魔が…。)

それから、会社近くのそば屋に4人で向かった。

⏰:09/02/03 01:54 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#12 [Gibson]
そば屋に着き、男性陣と女性陣が対立するように座る。

店内を見回す私。
老朽化がだいぶ進んでいて、壁の汚れが傷が目立つ。

先輩って、こういうこじんまりとした感じの店が好きなんだ。
要メモしとかなくっちゃ!

「…続きましては、次のニュースです。」

それぞれ注文を取り終えた所で、何気なく店内にあるテレビに目を向ける。

⏰:09/02/03 02:09 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#13 [Gibson]
「大手食品メーカー社長、九井信坊氏が、今朝未明、会社近くの川で水死体となって発見されました…」

ニュースの内容に、釘づけになる一同。

「うわー、またかー!」

「最近多いですよね、大企業のお偉いさんたちが、謎の死を遂げるの…。」

「うちの社長は大丈夫かな!?」

「うちは中小企業だから、その心配はないよ!(笑)」

⏰:09/02/03 02:22 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


#14 [Gibson]
4人で真剣に話し込んでいると、人数分のざるそばがやって来た。

「…しかし、トップの人たちにこうも先立たれると、日本の未来が心配だな。」
先輩が、つゆに浸けたそばを勢いよく啜る。

「その辺は大丈夫でしょう!
有望な人材は、次から次に出て来ますから…。」

「それにしても、この不吉な連鎖、早くどこかでピリオドを打って欲しいわ…。」

⏰:09/02/03 04:43 📱:SH705i 🆔:PmbMsxN.


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