スーパースター、スーパーヒロイン
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#75 [Gibson]
「爆発する時間は、正午ジャストなの?」
「ああ。それは間違いない。奴らは太陽が最も上昇した時に、計画を実行する。」
ナナが腕組みをしたまま言った。
「ふーん…。
ねえ、ダン。この建物全体の見取り図とか持ってる?」
「ん?これがそうだが…。」
彼が、小さな電子ノートのようなものをを渡す。
:09/02/07 22:45
:SH705i
:jBtSb0nA
#76 [Gibson]
「…やっぱり。」
「どうかしたのか!?」
ナナが私のぼやきに反応する。
「この建物は、15階から上の階は、実験室や保管所で覆いつくされているの。
つまり、人の出入りがあまりないって言う訳。
この階だって、私たち以外に人の気配はなかったし。
彼らは爆弾で人間を始末することが目的なのよね!?
だったら、もっと下の階を狙うんじゃない!?」
:09/02/07 22:55
:SH705i
:jBtSb0nA
#77 [Gibson]
「「なるほど…。」」
ナナとダンの声が重なる。
「…とまあ、ここまでは予測できても、肝心なのは爆弾のありかよねー。
昼の12時でしょー…。
ご飯時に狙われちゃしゃーないよねー。」
ん、まてよ…!?―
:09/02/07 23:00
:SH705i
:jBtSb0nA
#78 [Gibson]
「分かったよ!爆弾の設置場所!」
「本当か!?」
無我夢中で、実験室を勢いよく飛び出す私。
17階まで上りつめた階段を、全力疾走で一気に駆け降りる。
ナナとダンが、それを必死に後ろから着いていく。
1階まで下りず、とある階にたどり着くと、通路を右に曲がる。
:09/02/07 23:08
:SH705i
:jBtSb0nA
#79 [Gibson]
「…ここよ!」
「…厨房?」
私たちがやって来たのは、5階にある、主に調理が行われている場所であった。
それは、社内食堂と隣り合わせになっている。
「お昼になると、社員が昼食を求めて、食堂にどっと押し寄せる。
大勢の人を爆死させるなら、うってつけの場所じゃないかしら?」
「見事な推測だ、紗世子。」
:09/02/07 23:23
:SH705i
:jBtSb0nA
#80 [Gibson]
「そして、尚且つ人目につきにくい所…。」
私たちは裏側へと回って、食糧庫の前に着いた。
「11時15分…。急がなきゃ…。
」
腕時計に目をやる。
ここだと確信を持ち、一旦乱れた呼吸を落ち着かせる。
その時、自分がドアノブを回す前に、扉が開いた感覚があった。
:09/02/07 23:31
:SH705i
:jBtSb0nA
#81 [Gibson]
ドンッ!―
ドアが開いた瞬間、私の体が背後へと吹き飛んだ。
そのまま数メートル後ろへと、急ブレーキをかけたように地面へと滑り込む。
「痛ッ…。」
動きが完全に止まった後、防御に優れたモビルスーツを着ているというのに、腹部に激痛が走る。
そして食糧庫から、覆面を被った男が出てきた。
:09/02/07 23:42
:SH705i
:jBtSb0nA
#82 [Gibson]
「ククク。お前ら、まだ我々を追っていたのか…。」
男の、この世のものとは思えない、まがまがしい声が響き渡る。
どうやら私は、この男に咄嗟に腹部を殴られたらしい。
「"カラス"!貴様らの方こそ、まさか復活を遂げていたとはな!」
"カラス"?
それが組織の名称…!?―
攻撃のダメージでぼんやりとする意識の中、ナナと男の会話を聞く。
:09/02/07 23:52
:SH705i
:jBtSb0nA
#83 [Gibson]
「フン。70年前、お前らが雇ったっていう千葉瑠璃子は、随分甘かったよ。
当時の組織の子供らだけは、見逃してやろうって言うんだからな。
まあそのお陰で、俺もこうして存在しているのだがね。ククク。
そして我々は、長らく復讐のチャンスを待った!
そして時を経て、組織の数を増やし、今こうして計画を実行しているのだ!」
男が拳を握りながら、不気味に声高らかに笑う。
:09/02/07 23:59
:SH705i
:jBtSb0nA
#84 [Gibson]
「そしてまた、こんな人間の小娘をアテにしているのか。
たった一撃で、立ち上がれないほどダメージをくらうとは…とんだ使えない奴だ。」
「っ…!」
男が、私の髪の毛を引っ張り、顔を上げる。
「我々は相手が誰であろうと、決して容赦はしない!
自然界を破壊し続け、その痛みすら感じない貴様ら人間など、苦しみもがきながら滅びるといい!」
男が一発、二発と、拳に強く力を入れて、私の顔面を殴る。
:09/02/08 00:08
:SH705i
:KdpEsNy2
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