泣き虫ぴえろ
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#11 [КΛΖU]
エレベーターはすぐ6階に
店につき皆が入って行く。

「えっ、貸し切り!?」

店には誰もいない。

「今日お客さん誰も来なくて
もう来ないまま終わるかと
思っちゃいましたよ…。」

メイドさんの一人が言う。

BOX席に座り皆落ち着く中
私服の女の子は手慣れたように
おしぼりを一人一人に配る。

「来てくれてありがとう。」
「今日は楽しみましょう。」

そういい笑顔で配っていく。
最後に俺におしぼりを渡す時に

「ちょっと待っててね。」

そう言って笑顔で
店から出て行った。

⏰:12/03/29 15:19 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#12 [КΛΖU]
ドリンクを頼み二次会は始まる。
業務もご機嫌なのか女の子に
ドリンクを勧めだした。

(ガールズバーやキャバクラ、夜の店は
客が女の子にドリンクを提供
することが暗黙のルールです。)

場は一次会よりも盛り上がってて
メイドさんも場を盛り上げるため
全力で話をふってるようだった。
俺はまだかまだかと女の子を
ずっと待っていた。

「お待たせしました〜。」

⏰:12/03/29 21:34 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#13 [КΛΖU]
店の扉が開いて社員一同唖然
俺は口をあんぐりあけたまま。

黒のニーハイ編みタイツに
似合うぐらいの高いヒール。
長い髪は2つにくくられて
帽子を少し崩してつけた
白衣の天使がそこにいた。

どっからどう見ても

「AV女優やん!!!」

「失礼ですよ?」

心で叫んだつもりなのに
俺は口に出していた。

⏰:12/03/29 21:58 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#14 [КΛΖU]
ドストレートにタイプの女の子
心臓の鼓動が自分でもよくわかる
ぐらいにバクバクいうてる。

「お姉さんもドリンクのみや〜」

業務はナースにそう言うと
ナースはドリンクを持ってきた。

社員も女の子ももう席に座ってて
誰一人動く気配はない。
俺は椅子に置いた鞄を下に置き
ナースに目をやるとナースは
俺に笑顔を向けて近づいてきた。

「ありがとうございます」

「いえいえ。」

⏰:12/03/29 22:03 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#15 [КΛΖU]
隣座ってくれたのにかかわらず
何を話したらいいのかがまったく
わからんくて戸惑ってとき。

「お兄さん何歳ぐらい?」

「えっ、俺?」

「当てようか〜?うーんと…
23歳ぐらい!!!」

「やばっ。正解正解!
なんでわかったん?」

「直感かな〜♪じゃあ問題です。
あたしは何歳に見える?」

髪の毛は明るい茶色に
最近流行りのギャルメイク
客への対応は慣れきってる。

⏰:12/03/29 22:10 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#16 [КΛΖU]
「22歳くらいかな?」

「はい!ざんねーん!
あたし年まともに当てて
もらったことないねんな。」

ナースはぷいっと顔そらして
おしぼりを綺麗にたたみなおす。

「何歳なん?」

「18歳。」

18って若っ!!!しかも
俺と5個違いやん。
俺もおっさんか?(笑)

「高校生ちゃうよな?」

「大学生ですー!」

そういい俺たちは笑いあった。

⏰:12/03/29 22:14 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#17 [КΛΖU]
「君も頑張ってるねんな。」

「君じゃない・・・」

「えっ?」

「桜(サクラ)名前は桜」

急に顔を俺の方にやり目が合う。
ドキドキが止まらない。

「俺はカズ。」

「カズ君!覚えた覚えた♪
楽しい夜にしようね。カズ君」

桜はそういいドリンクを
ぐいっと飲み干した。

⏰:12/03/29 22:18 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#18 [КΛΖU]
「なんや?お前らなかなか
仲がええやないか〜♪
カズなかなかやるやないか〜」

業務が俺達の方を指さして
ちゃかしてきた。

「そんなんちゃいますよ。」

「こんまんま狙っちゃえ!」

「業務酔いすぎですよ。」

そういいながら業務は俺の隣に
無理矢理社員をどけ座る。

「この店アドレス交換できんの?」

⏰:12/03/30 14:34 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#19 [КΛΖU]
「うちの店は大丈夫ですよ?」

「めずらしいな〜♪」

「うちの店ラウンジも兼ねての
ガールズバーなんでね!」

※ガールズバーはアドレス交換NG
「おい。カズ携帯ださんかい!」

業務は酔っているにかかわらず
急に低いトーンで語り掛ける。
俺は業務の言う通り携帯を出す。

⏰:12/03/30 14:39 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#20 [КΛΖU]
桜はきょっとんと俺と業務を
見て固まっている。

「何してんねん。お姉さん
あんたも携帯だすんや!」

急にふられたことが桜はびくっと
なり携帯をすぐ取り出した。

「お前らアドレス交換しろよ。」

そう業務は言い放ってから
また元の位置に戻っていった。
俺と桜は携帯を持ったまま
固まってお互いみつめあう。

「あははっ」

桜は笑いかけてくれて
俺も笑ってしまった。

⏰:12/03/30 14:45 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


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