泣き虫ぴえろ
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#1 [КΛΖU]
君はいつも笑ってる。
誰に対してもどんな時でも
ピエロのように笑ってる。
でも君は本当はすごく
泣き虫なことを知っている。
だから俺は君にこう名付けた。

『泣き虫ぴえろ』と…


感想板
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⏰:12/03/29 13:34 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#2 [КΛΖU]
8月ももう終わりに近づく。
俺の大好きな季節が終わる前
やっと君に出逢えたんだ。

その日は会社の宴会だった。
俺は営業、トラックで
関西を回る仕事やった。

宴会好きの上司のせいか
月に1回宴会がある。
若手の俺はよくつれ回されてた。

⏰:12/03/29 14:03 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#3 [КΛΖU]
そんな感じで話は戻り

「おいカズ。今日は呑めよ?」

上司が俺の肩を抱き抱えて言う。

「何言うてんすか…飲み会もう
終わったばっかりっすよ?」

「ばかやろう!二次会や!
女おる店でぱぁーとな!
こんなむさ苦しい男7人と
呑んで何が楽しいねん」

お前が一番楽しんでます(笑)

⏰:12/03/29 14:11 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#4 [КΛΖU]
「業務、前に行ったガールズバー
行ったらどうですか!?」

「せやな。ガールズバーや!」

帰りたい…。俺酒弱いし
めんどくさいやん。絶対に…

「業務!メイドさんがいます!」

おる訳ないぞ。秋葉でもないし
いくら大阪やいうても
日本橋ちゃうんやから…

⏰:12/03/29 14:17 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#5 [КΛΖU]
社員が指さす方にいる人は
黒のメイド服に純白のエプロン
可愛いカチューシャした
紛れもないメイドさん2人。

「えっ…イベントですかね?
って業務早っ、!!!」

さっきまで隣にいてたはずの
業務はもう隣にいるはずはなく
気づいた時にはメイドの隣に

「もう少し安くしてや?」

「いや…2名様で4500円が
限界なんですよ・・・。」

⏰:12/03/29 14:23 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#6 [КΛΖU]
業務とメイドさんは交渉してる。
俺メイドは趣味ちゃうで…

「高い!高すぎるわ・・・!」

業務の声が響くガールズバー
ビルの前でエレベーターから
私服の女の子がおりてくる。

「あれー?お兄さん達!!!
行ってあげて下さいよ?」

⏰:12/03/29 14:28 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#7 [КΛΖU]
私服の女の子は業務にかけより
業務の持つチラシに手をとる。

「おんなじ店の子なん?」

「そうですよ。」

女の子はすかさず笑顔で返す。
ちょっと待って…この子…
めっちゃ俺のタイプやん!!

俺はすかさず業務と女の子の間に
かけより女の子の腰に手を当てる
「なんで君はメイド違うん?」

「系列が同じなんです。
今日は1個下の階で働いてて
普段はメイドさんですよ?」

⏰:12/03/29 14:33 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#8 [КΛΖU]
「そうなんや…お姉さん
可愛いけどちょっと高い!
値段が可愛くないわ〜」

業務はただのケチ。
めっちゃ値下げをする。

「じゃあ…4000円!」

「いや!3000円!」

「じゃあ、お兄さん
ちょっと待ってね。
マネージャーに交渉するね。」

そういう業務と俺の肩を叩き
俺のシャツのポケットに
店のチラシを入れれ
電話をかける女の子。

メイドさん2人はというと
社員に囲まれて盛り上がってる。

⏰:12/03/29 14:38 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#9 [КΛΖU]
かけおわったのか携帯をパカンと
勢いよく折り業務に目をやる女。

「これ以上はもう下げれない。
2500円でどーうだ??」

「乗った!さぁー行くでー!」

上司はガッツポーズと共に
社員達がいる方に向かって
呼びかけに行った。

残った俺は女の子と話す。

「君はキャッチ行くん?」

「う〜ん…どうしよっかな…。
どうして欲しい?」

上目遣いで俺を見る。

「せっかくやし一緒に呑もうや?」

「そう言ってくれてよかった。
じゃあ、お兄さん今日は一緒に
楽しもうねっ♪」

そういいながら俺を手招きして
エレベーターに乗り込んでいく。

⏰:12/03/29 14:50 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#10 [КΛΖU]
エレベーターにのる俺と上司と
女の子と社員。

「お姉さんお姉さん…。」

「はぁ〜い?」

「お姉さんはメイド着ないの?」

一人の社員が私服の女の子に
問い掛ける。

「えっ、着ましょうか?
何なら制服とかナースでも」

俺はその言葉を聞いた瞬間に
声を張り上げ言った。

「ナース!!!」

俺の言葉に周りは一瞬静かなる。
俺は戸惑いながらあたり見回し
女の子に目をやると女の子は
笑ってオッケーと手でポーズ。
不覚ながら俺はちょっと
ときめきを隠しきれなかった。

⏰:12/03/29 15:07 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#11 [КΛΖU]
エレベーターはすぐ6階に
店につき皆が入って行く。

「えっ、貸し切り!?」

店には誰もいない。

「今日お客さん誰も来なくて
もう来ないまま終わるかと
思っちゃいましたよ…。」

メイドさんの一人が言う。

BOX席に座り皆落ち着く中
私服の女の子は手慣れたように
おしぼりを一人一人に配る。

「来てくれてありがとう。」
「今日は楽しみましょう。」

そういい笑顔で配っていく。
最後に俺におしぼりを渡す時に

「ちょっと待っててね。」

そう言って笑顔で
店から出て行った。

⏰:12/03/29 15:19 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#12 [КΛΖU]
ドリンクを頼み二次会は始まる。
業務もご機嫌なのか女の子に
ドリンクを勧めだした。

(ガールズバーやキャバクラ、夜の店は
客が女の子にドリンクを提供
することが暗黙のルールです。)

場は一次会よりも盛り上がってて
メイドさんも場を盛り上げるため
全力で話をふってるようだった。
俺はまだかまだかと女の子を
ずっと待っていた。

「お待たせしました〜。」

⏰:12/03/29 21:34 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#13 [КΛΖU]
店の扉が開いて社員一同唖然
俺は口をあんぐりあけたまま。

黒のニーハイ編みタイツに
似合うぐらいの高いヒール。
長い髪は2つにくくられて
帽子を少し崩してつけた
白衣の天使がそこにいた。

どっからどう見ても

「AV女優やん!!!」

「失礼ですよ?」

心で叫んだつもりなのに
俺は口に出していた。

⏰:12/03/29 21:58 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#14 [КΛΖU]
ドストレートにタイプの女の子
心臓の鼓動が自分でもよくわかる
ぐらいにバクバクいうてる。

「お姉さんもドリンクのみや〜」

業務はナースにそう言うと
ナースはドリンクを持ってきた。

社員も女の子ももう席に座ってて
誰一人動く気配はない。
俺は椅子に置いた鞄を下に置き
ナースに目をやるとナースは
俺に笑顔を向けて近づいてきた。

「ありがとうございます」

「いえいえ。」

⏰:12/03/29 22:03 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#15 [КΛΖU]
隣座ってくれたのにかかわらず
何を話したらいいのかがまったく
わからんくて戸惑ってとき。

「お兄さん何歳ぐらい?」

「えっ、俺?」

「当てようか〜?うーんと…
23歳ぐらい!!!」

「やばっ。正解正解!
なんでわかったん?」

「直感かな〜♪じゃあ問題です。
あたしは何歳に見える?」

髪の毛は明るい茶色に
最近流行りのギャルメイク
客への対応は慣れきってる。

⏰:12/03/29 22:10 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#16 [КΛΖU]
「22歳くらいかな?」

「はい!ざんねーん!
あたし年まともに当てて
もらったことないねんな。」

ナースはぷいっと顔そらして
おしぼりを綺麗にたたみなおす。

「何歳なん?」

「18歳。」

18って若っ!!!しかも
俺と5個違いやん。
俺もおっさんか?(笑)

「高校生ちゃうよな?」

「大学生ですー!」

そういい俺たちは笑いあった。

⏰:12/03/29 22:14 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#17 [КΛΖU]
「君も頑張ってるねんな。」

「君じゃない・・・」

「えっ?」

「桜(サクラ)名前は桜」

急に顔を俺の方にやり目が合う。
ドキドキが止まらない。

「俺はカズ。」

「カズ君!覚えた覚えた♪
楽しい夜にしようね。カズ君」

桜はそういいドリンクを
ぐいっと飲み干した。

⏰:12/03/29 22:18 📱:N01A 🆔:xY1Q.dQw


#18 [КΛΖU]
「なんや?お前らなかなか
仲がええやないか〜♪
カズなかなかやるやないか〜」

業務が俺達の方を指さして
ちゃかしてきた。

「そんなんちゃいますよ。」

「こんまんま狙っちゃえ!」

「業務酔いすぎですよ。」

そういいながら業務は俺の隣に
無理矢理社員をどけ座る。

「この店アドレス交換できんの?」

⏰:12/03/30 14:34 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#19 [КΛΖU]
「うちの店は大丈夫ですよ?」

「めずらしいな〜♪」

「うちの店ラウンジも兼ねての
ガールズバーなんでね!」

※ガールズバーはアドレス交換NG
「おい。カズ携帯ださんかい!」

業務は酔っているにかかわらず
急に低いトーンで語り掛ける。
俺は業務の言う通り携帯を出す。

⏰:12/03/30 14:39 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#20 [КΛΖU]
桜はきょっとんと俺と業務を
見て固まっている。

「何してんねん。お姉さん
あんたも携帯だすんや!」

急にふられたことが桜はびくっと
なり携帯をすぐ取り出した。

「お前らアドレス交換しろよ。」

そう業務は言い放ってから
また元の位置に戻っていった。
俺と桜は携帯を持ったまま
固まってお互いみつめあう。

「あははっ」

桜は笑いかけてくれて
俺も笑ってしまった。

⏰:12/03/30 14:45 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#21 [КΛΖU]
「アドレス交換する?」

俺はこのチャンスにかけた。
多分ここで何もしなかったら
このまんま何もないやろうし。

「いいよ。じゃああたしが送るね」

そういわれて俺はすばやく
携帯の赤外線に切り替えた。
桜の番号が入ると何度も
保存ボタンを連打した。

アドレスを交換したあとすぐに
店の扉が開いて入ってきたのは
太った気持ち悪い60すぎの男

「あっ、ゆうちゃん〜!」

桜は携帯をすぐポケットに入れ
立ち上がり俺にごめんと告げ
男のところに近寄った。

⏰:12/03/30 14:51 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#22 [КΛΖU]
「あれ?今日おそかったね。」

俺達に向けるのと変わらない笑顔
で男をカウンターに誘導する桜

「桜さんが気になりますか?」

メイドのリンが話しかけてきた。

「そんなんちゃいますよ。」

「桜ちゃんすごい人気なんです。
あのお客様だって桜ちゃんの
出勤日のたび来てるんですよ?」

すごい人気な子なんやな…。

俺は桜の番号を見つめて
とりあえずメールに電話番号と
名前を入力して送った。

BOX席から少し離れた
カウンターで頑張る桜が
俺にジェスチャーする。

親指と小指をたて耳に手を当てる
そんなポーズをして笑ってる。

・・・・・・電話?

⏰:12/03/30 15:07 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#23 [КΛΖU]
携帯を見ると桜からメール。

件名:桜だよ。
本文:席離れちゃってごめんね。
カズ君これからよろしくね。
よかったら仲良くして?(笑)
今日は楽しむぞ〜!
30分で席戻るから待っててね


そんなメールだった。
接客中なのにメールくれて
なんかうれしくなって
俺は酒をぐいぐい呑んだ。

「お兄さんいきなりペース
上げましたね〜!」

リンが俺の方を見て言う。

「じゃあ、今からのみ比べや!」

業務は声をあげると酔ってる
社員一同立ち上がりのみだした。

⏰:12/03/30 15:13 📱:N01A 🆔:hxO/WVk2


#24 [我輩は匿名である]
ごめん、気にならずにはいられなくて。
業務って人なの?もしかしてとは思うけど、常務の間違い?
違ったらごめんなさい

⏰:12/04/02 23:20 📱:iPhone 🆔:V/xaEyV6


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