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#151 [なおみ]
私「初めまして...。すみません、なんか、あたし...こんな...。」
夏樹さんは少し笑って私を撫でた。
夏「ありがとう、公貴のためにそんなに泣いてくれて。」
夏樹さんは、線が細くて、大人な女性って感じだった。
イメージと少し違った。
夏「公貴もね、きっと喜んでる。」
眠っているようなきみちゃんを、夏樹さんは見つめてた。
:12/08/09 10:13
:Android
:GbTiD2/k
#152 [なおみ]
夏「亮にね、なおみちゃんを呼んでって言ったのは私なの。」
私「え...?」
私は亮の顔を見た。
亮も私を見つめ返した。
夏「公貴が危篤状態のとき、公貴の携帯から色んな人に連絡取ったの。そしたら、なおみちゃんのメールを見て。」
私はそのときまっすぐ夏樹さんを見ることができなかった。
夏「最初は、哀しみしかなかった。」
私は俯いた。
:12/08/09 10:34
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:GbTiD2/k
#153 [なおみ]
夏「それで、亮なら何か知ってると思って、私が亮に聞いたの。」
私はいたたまれなかった。
亮「なおみ、ちょっと外出るか。」
亮は私を起き上がらせて、外に連れ出した。
中庭みたいなところに出て、ちょっと歩いてた。
亮「悪いな。夏樹、今情緒不安定でさ。別になおみを責めるつもりで呼んだんじゃねんだよ。」
私は頷いた。
夏樹さんの精神が安定していないのは、目を見て分かった。
けど、申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまっていた。
:12/08/09 10:58
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:GbTiD2/k
#154 [なおみ]
亮「なあ。泣くなよ?」
亮はにかっと笑って言った。
亮「俺さ、なおみのこと気に入ってたんだよ。」
亮は照れた感じで笑ってた。
亮「でも、なおみが公貴のこと気に入ってたのは、とし○えんのときに既に気付いてた。ちょっと頑張ってみようと思ったけど、なおみのメールの返事で脈なしだってすぐ分かった。」
亮は爽やかに話してた。
:12/08/09 22:32
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:GbTiD2/k
#155 [なおみ]
亮「公貴からなおみのこと聞いたのは、その年の暮れだった。おいおい!いつの間にそんなんなってたんだよー!って感じだった。笑」
私はちょっと笑った。
亮「そのときは、公貴も色々悩んでてさ。まあ、なおみのことでさ。」
私は胸がぎゅうってなった。
亮「なおみに中途半端なことしたってさ。でも一緒にいられないって。」
私「ふ...。」
私は案の定泣いた。
:12/08/10 08:13
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:rbofEMRk
#156 [なおみ]
亮「おい。泣くなって言っただろ?笑」
亮はポケットティッシュをくれた。
亮「言っとくけど、公貴はマジだったからね!なおみに。」
私「あ、あたしだって、まぢだったもん〜。」
一気に涙が出た。
亮「夏樹と結婚するってなったあとも連絡取ったりしてたの?」
私「たまに...。」
亮はそっかあってどこかを見てた。
:12/08/10 08:20
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:rbofEMRk
#157 [なおみ]
亮「夏樹がなおみを呼んだ理由はさ、少しでも公貴に何か刺激を与えたくてさ。それで意識戻るんじゃないかってさ。言い方微妙だけど、ちょっとした賭けだったんだよ。」
私は納得した。
それと同時に、夏樹さんは本当にきみちゃんのことが大事なんだなあと思った。
もし私が夏樹さんの立場だったら、プライドが邪魔して呼べない。
亮が私ときみちゃんのことを、どこまで知ってて、夏樹さんにどこまで話したのかは分からない。
けど、女の勘ってやっぱりすごいから、夏樹さんは分かってると思う。
:12/08/10 08:43
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:rbofEMRk
#158 [なおみ]
私が泣き止むのを見て、亮が戻ろうと言った。
部屋に近づくと、女の人の泣き叫ぶ声が聞こえた。
亮がそれに気付いて、部屋まで走った。
私もそれにつられて走った。
ドアを開けると、夏樹さんの泣き叫ぶ声が一気に廊下に響いた。
亮「夏樹っ...!夏樹落ち着いて!」
私は呆然として亮が夏樹さんを抱え込む姿を見てた。
:12/08/13 23:30
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:01ohklBo
#159 [なおみ]
夏「なんでっ...起きないのっ!!あたしっ...あたしがあー!!!」
夏樹さんはきみちゃんの腕に跡がつくくらい強く掴んでいた。
するとどこからか看護師さんが来て、夏樹さんに話しかけてた。
しばらくするともう1人看護師さんが来て夏樹さんに何かを注射してた。
夏樹さんは嗚咽混じりに私を見た。
そうすると大粒の涙を流して私に言った。
夏「なおみちゃん...ごめんなさいっ...、あたし、なおみちゃんに悲しい思いをさせた...。」
:12/08/13 23:39
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:01ohklBo
#160 [なおみ]
私は恐くて動けずにいた。
夏「ごめんなさっ...。」
泣き崩れる夏樹さんを見て、少しお腹が大きいように感じた。
この人、妊娠してる?
私は咄嗟に、本当に無意識に、夏樹さんを抱き締めた。
私の腕の中で泣く夏樹さんを、やけに細く、小さく感じた。
:12/08/13 23:45
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