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#41 [なおみ]
普段はこんなことしないんだけど、お茶を入れてみた。
なんか寝れなくて。

顔を洗って歯磨きして、軽く化粧をした。
髪が若干うねってるけど、まあいっか。

そんなこんなしてたら、6時ちょっと前になった。

私「きみちゃん、コーヒーとお茶、どっち飲む?」

公「コーヒー...」

そう言ってきみちゃんは起きた。

私「おはよ。笑」

公「おはよう。悪いな。ありがとな。」

きみちゃんはちょっと照れたように言った。
そんな感じがすごく可愛かった。

きみちゃんがコーヒーを飲み終わって、歯磨きしてる間に私が精算を済ませた。

公「あ!」

きみちゃんは泡だらけの口で叫んだ。
慌てて口をゆすいで、お財布から1万を取り出して私に渡してきた。

私「いーの!あたしが誘ったんだから!それにもうお財布しまっちゃった!」

公「いやいや悪いからよ。」

私「いーの!笑」

私は部屋を飛び出した。

⏰:12/07/18 21:29 📱:Android 🆔:kW0vHGxc


#42 [なおみ]
きみちゃんは笑いながら部屋を出てきた。
私はエレベーターまでダッシュ。

このときから、お会計奪い合い戦争が始まったっけ。

エレベーターが来たのと同時にきみちゃんも私に追い付いた。

公「なおみ、ありがとな。」

そんな何回も言わないでー!って感じだった。

私「ぐっすり寝れた?」

公「ぐっすりだよ!なおみのお陰だな。」

ほんとに。おだて上手なんだから!

私たちは駅に向かった。
本数は少なかったけど、電車は動き始めてた。

私「きみちゃん、昨日今日ありがと!ちょー楽しかった!お仕事頑張ってね!」

私は抱きつきたかった衝動を抑えて、両手を出した。
きみちゃんも両手を出して、私の手を強く握ってくれた。

公「こちらこそありがとな!また連絡するからよ!」

私はすっごく名残惜しかったけどゆっくり手を放した。

きみちゃんは違う改札だったから、私が改札に入るのを見届けてくれた。

見えなくなる直前に手を振った。
きみちゃんも振ってくれた。

⏰:12/07/18 22:03 📱:Android 🆔:kW0vHGxc


#43 [なおみ]
私ははあ〜っとうっとりしたため息をついた。

電車に乗ったとき、きみちゃんからメールがきた。

公『今日はありがとな。ちゃんと電車乗れたか?』

そのメールを読んだら、急に寂しくなった。

はあ。
ちょー好きになっちゃった。

⏰:12/07/18 22:05 📱:Android 🆔:kW0vHGxc


#44 [なおみ]
その後も、きみちゃんとは何回かデートした。

相変わらず、お会計争奪戦は続いてた。

私たちはカラオケが大好きで、行きたい場所が決まらなかったらカラオケに行ってた。

きみちゃんは見た目とは違い、甘い声を出す。
歌が上手でとっても聞き心地がいい。
私はきみちゃんの歌が大好きだった。

いっつも聞き入っちゃって、私の番なのに予約を入れ忘れることが多々あった。

公「なおみは何歌っても上手えかんなー。」

きみちゃんのがよっぽど上手いよ!
素直に言えない。

きみちゃんのそういうところ、すごく尊敬した。
素直に人を誉められるとこ。
相手の気持ちを理解していること。
さりげない気遣いができるとこ。

人として、私は本当に尊敬してた。

⏰:12/07/19 08:31 📱:Android 🆔:f79CnVIs


#45 [なおみ]
月2回くらいのペースで会っていて、メールは毎日してた。

そんなある日、ぱったりメールが来なくなった。

携帯が鳴る度にきみちゃんかもと思って、授業中だろうがバイト中だろうが即効確認してた。

けど、やっぱり来ない。

そんな中、久しぶりにまりと遊んだ。

まり「久しぶり〜!」

まりは相変わらずテンションが高かった。

私「久しぶりだね!あれ?痩せた?」

まり「痩せたよー!最近忙しくてさ〜!」

まりは更に小顔になってた。
まりとはあのとし○えんのプール以来、会ってなかった。
メールとかではちょいちょいきみちゃんに関する話をしてた。

⏰:12/07/19 08:44 📱:Android 🆔:f79CnVIs


#46 [なおみ]
まり「それで、きみちゃんからどれくらい連絡来てないの?」

お買い物中に一通り話して、2人でカフェに落ち着いてた。

私「もうすぐ一週間〜。」

私はため息をついた。
まりはそんな私を見て笑った。

まり「怒らせちゃったとか、思い当たることないんでしょ?だったらきみちゃんになんかあったのかもじゃん!連絡してみれば?」

私「そうですよね〜。...今連絡してみよっと!」

私はその場で携帯を出してメールを打ち始めた。

『久しぶり!元気?
なんか連絡ないから心配だよ!
大丈夫?』

送信したら、少しだけすっきりした。
そのあとはまりの近況報告を聞いて、またお買い物をして解散した。

丁度、家に着いた頃携帯が鳴った。
きみちゃんからだった。

なぜか返事を読むことに緊張した。

⏰:12/07/20 08:21 📱:Android 🆔:XrHQvwVs


#47 [なおみ]
公『連絡しなくて悪いな!
風邪で寝込んでてよ、連絡できなかった!
でも、もう治ったから心配すんなよ?
なおみは元気か?』

すごく安心した。
そのあとはいつも通りメールは続き、また会う約束をした。

11月下旬辺りで、イルミネーションが始まる時期だった。
私が行きたい場所を優先して、いつも連れて行ってくれる。

その日はお昼から会う約束をしていた。
前日に服選びも、あれこれの準備も、完璧にしていた。

待ち合わせ場所にぴったりくらいに着くと、きみちゃんがいた。

私「ごめん!待った?」

公「いや、俺も今着いた!」

きみちゃんは濃いグレーのロングコートに、ワインレッドのマフラーを流してて、黒のハットを被ってた。

私「えー!何ー!ちょーお洒落じゃん!」

私はテンションが上がった。

公「いやいや、おじさん系♪なおみこそ、もこもこしてて可愛いな。」

きみちゃんの照れた顔が大好き。

⏰:12/07/20 08:40 📱:Android 🆔:XrHQvwVs


#48 [なおみ]
公「じゃあ行くか!」

⏰:12/07/20 08:43 📱:Android 🆔:XrHQvwVs


#49 [なおみ]
↑ごめんなさい、失敗しました(;-;)

公「じゃあ、行くか!」

そう言うと、きみちゃんは手を私に差し出した。

え!!
私はテンションが上がって、その手を迷いなく繋いだ。

その頃、デートは10回くらいしていたが、私たちはお互いに触れたこともなかった。
手を繋ぐなんてなかったし、このときが初めてだった。

きみちゃんは手袋を片方外して手を繋いでくれた。
きみちゃんの体温が、温かくて、全身が温まっていくように感じた。

⏰:12/07/21 13:29 📱:PC 🆔:AN54FmsE


#50 [なおみ]
まずは2人でランチをした。
そのときも他愛ない会話で盛り上がっていた。

私「でも、風邪ってそんなにひどかったの?」

私は連絡が取れなかった一週間のことを聞いた。

公「ああ。やばくてよ、仕事中倒れたんだよ。平気と思って我慢してたのが悪かったんだな。」

私はあからさまに心配顔をしたんだと思う。
きみちゃんはそんな私を見て笑った。

公「そのあと点滴打って元気になったから大丈夫だよ。心配すんな。」

きみちゃんはちょっと悲しそうな笑顔だった。
その理由はよく分からなかった。

⏰:12/07/21 13:37 📱:PC 🆔:AN54FmsE


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