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#57 [なおみ]
公「俺ら、なおみたちに声かけたかったんだけどよ、先客がいっつもいたから声かけられなかったんだよ。」

私「えー!割り込んできて欲しかった。笑」

公「だから、寝込みを襲ったんだよ。笑」

そういうことだったのか。
私の中でいろいろ繋がった。

私「そのあと、きみちゃんとも亮とも連絡取ってたんだけど、やっぱりきみちゃんと仲良くしたかったから、亮とは連絡取らなくなっていったんだ。」

きみちゃんは頷いた。

このとき、きみちゃんが何を考えていたかは、今なら分かる。

⏰:12/07/21 15:08 📱:PC 🆔:AN54FmsE


#58 [なおみ]
ホットワインを飲み終えて、ご飯を食べに行った。
今回は私がお店の予約をしてた。

お洒落なお店で、前から行きたかったところだった。

席について、きみちゃんが周りを見渡して言った。

公「いい感じだな。」

私「うんっ!」

そのお店はご飯もおいしくて、お酒もお洒落なグラスで出てきて、一段とおいしく感じた。

⏰:12/07/21 20:49 📱:Android 🆔:Gb5RC116


#59 [なおみ]
公「俺さ...。」

きみちゃんはさっきまでとは違うトーンで話し始めた。
ちょっと沈黙したあと、続けた。

公「俺さ、仕事代えると思う。また介護やろうと思うんだよ。」

きみちゃんは自分に言い聞かせるように言った。

私「そうなんだ!いいと思う。急にどうしてそう思ったの?」

きみちゃんはちょっと言葉を選んでる感じだった。

公「やっぱり、今の仕事って不安定だし、会社自体あんまりしっかりしてねーかんな。」

きみちゃんはまた黙った。

⏰:12/07/21 21:01 📱:Android 🆔:Gb5RC116


#60 [なおみ]
公「あと...」

きみちゃんは私の目を見た。
何か迷ってるのを感じた。

私は黙ってきみちゃんの言葉を待った。

きみちゃんは私から視線を少し外して、テーブルに置いてあるキャンドルを見た。

公「まあ、そんな感じだよ!」

きみちゃんは明るく言った。

あと、の続きが気になったけど、きみちゃんから言ってくるのを待とうと思った。
特に聞きもせず、そのあとはまた他愛ない会話をしてた。

⏰:12/07/21 21:08 📱:Android 🆔:Gb5RC116


#61 [なおみ]
そのあとは、きみちゃんがハイペースで飲み始めた。
私が追い付けないくらいのペースだった。

3時間くらい飲んで、きみちゃんのロレツが回らなくなってきた。

私「きみちゃん!こんな飲んだの珍しいね!」

私も結構飲んだけど、意識はしっかりしてた。

公「俺ここまで来ると、もっと飲んじゃうようになるんだよ。今日は爆睡だな。」

きみちゃんはへへ、と笑った。

もういい時間だし、ホテルを探そうってなった。

⏰:12/07/21 21:15 📱:Android 🆔:Gb5RC116


#62 [なおみ]
お店を出て、外の空気をすーっと吸った。
冬の匂いがした。

私「きみちゃん!ここから渋谷まで歩こう♪」

公「えー?!結構あるぞ。笑」

私「いーの!きみちゃん飲みすぎちゃったし、ちょっと酔いを覚まそうよ!それに、気持ちくない?」

きみちゃんは渋々了解した。

きみちゃんの腕に私の腕を絡ませると、きみちゃんは私を抱き寄せた。

公「酔ったな。寒くねえか?」

寒かったけど、温かかった。

⏰:12/07/21 21:24 📱:Android 🆔:Gb5RC116


#63 [なおみ]
意外に渋谷までは長かった。

けど、2人で歩いたから楽しかった。

公「〜♪」

私「あ!その歌!きみちゃんのその歌大好き!」

それは、初めて2人でカラオケに行ったとき、きみちゃんが歌った中で1番好きな歌だった。
私はカラオケに行く度にきみちゃんに歌ってもらっていた。

公「この歌よ、俺はそんなに好きじゃなかったんだけどよ。なおみが気に入ってくれて、俺まで好きになったんだよ。」

私はなんだか嬉しかった。

そのあとは、2人でその歌を歌いながら歩いた。

⏰:12/07/22 21:22 📱:Android 🆔:eoKrtwUk


#64 [なおみ]
渋谷に着いて、適当なホテルに入った。

公「だあーっ!」

きみちゃんはベッドにコートのまま倒れこんだ。

私「ちょっと。笑 コートくらい脱いでよ。」

きみちゃんはうーんと言って枕に顔を埋めてた。
ハットは床に落ちてた。

私は自分のコートを脱いで、きみちゃんのハットを拾った。
ハットはテーブルに置いた。

⏰:12/07/22 21:48 📱:Android 🆔:eoKrtwUk


#65 [なおみ]
私「ほら、きみちゃーん!コートだけでも脱ごー?」

私はきみちゃんに呼び掛けた。

公「うーん...。」

きみちゃんは上半身を起こした。

私「はい、偉いねー!」

私はきみちゃんのコートのボタンを外した。
マフラーを取って、コートを脱がせた。

公「なおみ...。」

⏰:12/07/22 21:59 📱:Android 🆔:eoKrtwUk


#66 [なおみ]
きみちゃんは、私を抱き寄せてキスをした。

きみちゃんとの初めてのキスだった。

きみちゃんは私を抱き締めた。

公「ありがとな...。」

きみちゃんの表情は見えなかったけど、切ない声だった。

きみちゃんはまた私にキスをした。

今度は長い長いキスだった。

その日、私ときみちゃんは一つになった。

⏰:12/07/22 22:07 📱:Android 🆔:eoKrtwUk


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