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#22 [えり]
【メールありがとう!
私のこと覚えてる(>_<)?】
すかさず返事を返す。
何か意味があるわけじゃなくて
ただ暇やっただけ。
みんな、
みんなみんな暇潰し。
生きていくうえでの。
覚めない夢では暇潰し以外
何も要らん。
だって誰も信じてへんもん。
まっ、信じようとも思わへんけど。
夢で出会う人はみんな
偽装で固められてる。
そのお面の下にどんな顔を
隠してるかやなんて興味もないわ。
:12/08/16 02:24
:Android
:3ivo5ih.
#23 [えり]
その日からほんちゃんと
毎日メールをした。
学校も特に馴染めるわけでもないし
そうなりたいと
思っているわけでもない。
そうやねん、
ただの暇潰しやねんから。
「なぁ圭子〜。
今日帰りに買い物行きたいねん!
着いてきて〜っ!」
昼休み、お弁当を持って
私の席に来た圭子に唐突なお願い。
「えー。うち今日部活あるねん。」
少し申し訳なさそうな顔をして
前の席へ腰かけた。
「そっかぁ。ほなしゃーないな。」
:12/08/16 02:30
:Android
:3ivo5ih.
#24 [えり]
圭子に断られて仕方なく
真っ直ぐ帰宅した。
〜♪〜♪〜
着替えていると電話が鳴った。
着信:ツカサ
少し迷って結局出ないことにした。
最近ツカサのことが面倒くさく
なってきてん。
こんなん言ったら引かれるかも
しれへんけど、ツカサも
暇潰しの1つやねんもん。
最初から恋愛感情なんてないで。
そりゃ甘えてくる所とかは
可愛いけど、それとはまた別。
暫くして携帯が鳴りやんだ。
〜ブーブーブー〜
すぐ後にメールの着信を知らせる
バイブが鳴った。
ツカサかな?
しつこいなぁ。
送信者を確認もせずに
ベッドに潜り込んだ。
あー、この時間が一番幸せ!
:12/08/16 02:36
:Android
:3ivo5ih.
#25 [えり]
ウトウトして心地よい。
春なのにまだ肌寒いこの季節。
布団が暖まって寝るには最適。
ん〜。おやす‥
〜♪〜♪〜
この幸せは呆気なく破られた。
もーっ!!!!
いいとこやったのに誰なん?!
乱暴に携帯を手にすると
着信者も確認せずに電話にでた。
「‥もしもしっ!」
最高の一時を邪魔されて
かなり不機嫌な私。
「もしー?」
ん?この声は‥
「あれ?修平?どしたん?」
「あんな!頼みがあんねん!」
"頼み" の予想がつかない私は
身構えて聞いた。
「頼みって?」
「俺の部活の‥野球部の
マネージャーして欲しいねんっ!!」
:12/08/16 02:50
:Android
:3ivo5ih.
#26 [えり]
え?マネージャー!?;;;
「んー。マネージャーは興味あるけど
バイトとかもしたいし‥ごめん!」
彼の隣では「どんな感じ?いけそう?」
と言っている声が聞こえた。
「そっかー。また気変わったら
言うてーや!」
その言葉を聞いてか後を追うように
「えー。」
と言う声が聞こえた。
何か‥申し訳ないな(;_;)
深く考えずに答えを出してしまい
後から押し寄せる不甲斐なさが
何とも言えない。
「ほんまにごめん!」
「しゃーないことやし、また学校で!」
電話を切ったあと少し後悔した。
中学の部活もまともに
続けられていなかった私。
少しぐらいは迷ってもよかったんかな。
:12/08/17 08:35
:Android
:Rg6Xk4WA
#27 [えり]
携帯を開けたついでに
先程のメールを確認した。
メールはほんちゃんから。
特にコレという内容でもなく
適当に返信した。
これでゆっくり寝れる(*^^*)
ホッとした気持ちが
更に布団との相性をあげさせる。
そのせいか、すぐに眠りに落ちた。
:12/08/17 08:38
:Android
:Rg6Xk4WA
#28 [えり]
ガチャッ
部屋のドアが開く音と
射し込んだ光で目が覚めた。
「お、寝てたんか。ただいま。」
お父さんが顔をだしている。
「んー、お帰り。」
目を覚ましたと言うものの
眠気は直ぐには消えてくれない。
布団から出る気配もなく
眩しそうにする私を見た父は
「おやすみ」
と言って扉を閉めた。
うちの家は所謂父子家庭。
世間では母子家庭が多いけど
うちは父子家庭やねん。
中1から1年程はお母さんと
お姉ちゃんと住んでたけど
お母さんと大喧嘩して家出したのが
切っ掛けになってん。
:12/08/17 08:45
:Android
:Rg6Xk4WA
#29 [えり]
ご飯が出来たらお父さんが
起こしに来てご飯を食べる。
うちの家ではお父さんが
何でもしてくれた。
最近は家の手伝いすらも
せぇへんようになってた。
と言うか、家事ノイローゼみたいな(笑)
まだお母さん達と住んでた頃
幼いながらに殆どの家事をしていた。
別に家事は嫌いじゃなかったけど
お母さんは仕事から帰ったら酒、
お姉ちゃんは大学とバイトに
追われる日々、あの頃のうちらには
コミュニケーションが無かった。
中学に慣れていない頃から
家事をしてたから手伝ったり
してほしかった。
そりゃお姉ちゃんも大変やろうし
お母さんが大変なんも分かってた。
でもそーゆう時こそお互いが
気にかけ合いたかった。
幼い私に家事と学校の両立は
精神的にしんどかったんや。
:12/08/17 08:54
:Android
:Rg6Xk4WA
#30 [えり]
夜、ほんちゃんから電話の誘いがあった。
〜♪〜♪〜
【え、でも緊張するし(>_<)】
そう返事したはずなのに
いきなり鳴る電話。
しかも知らない番号からということは
ほんちゃんに違いないだろう。
恐る恐る電話に出てみた。
「もっ、もしもしっ」
緊張からか、声が少し上擦ってしまう。
「何が緊張するだよ!」
え。
どんな第一声やねん!!!!
心の中で思わず突っ込んでしまった。
「だって久しぶりやし‥。
彼女大丈夫なん?電話して。」
:12/08/17 08:59
:Android
:Rg6Xk4WA
#31 [えり]
「あー。大丈夫なんじゃねーの」
適当な口ぶりの彼。
「何それテキトー(笑)
状況変わってないとか?」
「そーなんだよねー、ハハ」
笑っているのに笑っていない、
口は笑っているのに
目が笑っていない、まさしくそんな感じ。
変に気を使ったことを後悔した。
それから他愛もない話をした。
過去の恋愛から高校の話、
好きなモノや家族のこと。
自然と話が弾んでいった。
いつもならこんなにペラペラ
話さへんのに、変なの。
:12/08/17 09:05
:Android
:Rg6Xk4WA
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