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#9 [えり]
何でそんなん言えへんかって?
だって‥
だってあたし
イイコチャン演じてるねん(´;ω;`)!
ほら、男って優しくされたら
弱い人多いやん。
だから優しい女演じてるねん。
素のあたしに優しさなんか
1つもないねんもん。
気もきかへんし、口悪いし
常に気遣わへんかったら
素の自分になっちゃうねん‥。
:12/08/15 18:59
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:LzVZmZOA
#10 [えり]
「ほんちゃんはイイ奴なんだよ。
彼女のことだし、ほら
俺らより女の子の方が女の子の
気持ちわかるじゃん?」
「ん〜。私なんかで力になれるん?」
「当たり前じゃん!変わるね!」
私は渋りながらも承諾した。
と言うよりせざるを得なかった。
:12/08/15 19:00
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:LzVZmZOA
#11 [えり]
「あ、もしもし?」
向こう側から少し遠慮がちな
"ほんちゃん"らしき人の声が聞こえた。
「もしもし‥」
「あっ、何かごめんね!
俺、そんなつもりなかったんだけど
ツカサに聞いてもらえって言われて
携帯渡されちゃってさ。」
「うっ、うぅん、大丈夫!
あたしが乗れる相談なら
いくらでも聞くしっ!!!!」
何ともこの言えないぎこちなさ!!!
あたしこーゆうの苦手やねん!!!!
ツカサのばかやろー!!!!!
:12/08/15 19:05
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:LzVZmZOA
#12 [えり]
「で!相談って?」
早く相談を終わらせたい。
でもツカサにはこんな気持ち
正直に言われへんし
友達に話を聞いてもらいたかった。
「あぁ、うん
俺付き合って2ヶ月ぐらいの
彼女がいるだけど
連絡とれなくなっちゃってさ。」
連絡がとれへんって‥それって‥!!
悪い方向にしか頭が回らない。
「でも今日いきなりとれなくなった
訳じゃなくて、ちょっと前からなんだ」
「ちょっと前ってどれぐらい?
連絡はしてんの?」
「んー。2週間ぐらい前だったかな。
俺からメールしても2、3通で
終わっちゃってて
最近は数日に一回程度で。」
取り敢えず事件性は無さそうで
安心したけど、この状況からすると
恐らく彼女が冷めてきたんやろな。
:12/08/15 19:12
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:LzVZmZOA
#13 [えり]
でも、これって
ハッキリ言われたらやっぱり
傷つくやろなー。
いや、私やったら絶対アウトやわ。
「んー。」
返事に困った。
どう言ったらいいんやろ?
「あのさ、俺は全然大丈夫なんだよ。」
「どーゆう意味?」
「俺は連絡が少なくても大丈夫なんだ。
でもあっちが大丈夫なのかなって。」
:12/08/15 19:19
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#14 [えり]
この時思った。
この人は‥最強の天然?笑
と同時に
ほんまに優しい人なんや、と。
今まで"作った優しさ"で
取り繕ってきた私には
この素直な優しさが不思議やった。
だって自分より人のこと考えるなんて
あたしには出来ひんことやもん。
でも素の優しさを持ってる人より
"作った優しさ"で自分を繕う
この私の方が求められていること、
これが何よりも不思議で仕方なかった。
結局相談には乗ったものの
「直接会って連絡が少ない理由を聞くよ」
とほんちゃんが自ら答えを出した。
ツカサとは適当に話して
電話を切ったが、この頃には
先程の怒りなど微塵もなかった。
:12/08/15 21:23
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:LzVZmZOA
#15 [えり]
それから少しして
高校の入学式を迎えた。
私は俗にいう特進クラスで
クラスを見渡す限りでは
仲良くなれそうな人が見当たらない。
「うち、馴染める自信ないわぁ」
隣に居た圭子がため息をつきながら
ボソッと言った。
圭子とは1年‥
いや、それ以下の付き合いながら
仲の良い友達。
入学したてのあたしにとっては
唯一の友達と言った方が正しいだろう。
〜ブーブーブー〜
マナーに設定した私の携帯が鳴った。
:12/08/15 21:29
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#16 [えり]
「あ、修平からメールや。
ちょっと来て言われたし
行ってくるわー。」
「えっ!うちも行く!!」
二人で隣のクラスにひょこっと
顔を覗かせると修平は気づいて
こちらに寄ってきた。
修平とは入学式前に出会った。
と言うか、顔をちゃんと合わせたのは
今回が初めて。
「おう」
修平は手をひらひらさせながら
こちらに近づいてきた。
「あ、こっちは圭子。
話してた子やで。わかる?」
「おー!分かるで!」
圭子は極度の人見知りのせいで
私の後ろからひょっこりと
顔を覗かせる程度だった。
「折角なんやし二人もアドレス
交換したらー?」
:12/08/15 21:37
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#17 [えり]
教室へ戻ってから圭子は
少しダルそうに言った。
「うち、修平苦手かもー。」
「え、何で?別に悪い子違うよ
多分(笑)」
こんなん言うてるけど
私もあんまり知らんからなっ(笑)
心の中でそっと呟いた。
「多分て何。意味深!」
そんな警戒する犬のような目で
私を見るなよー(;´д`)
「まあアドレス教えるから
連絡取ってから言いなさい。
そーゆう(嫌いという)事は。」
圭子はちょっとふて腐れながらも
修平のアドレスを登録した。
結局登録するんかいっ!笑
:12/08/15 21:43
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#18 [えり]
〜♪〜♪〜
いつものように携帯が鳴った。
ツカサとの電話は
遠距離恋愛の私たちからすれば
欠かせないのである。
「はいはーい♪」
楽しみに待っていたぶん
声は弱冠上がりぎみの私。
「もしもしー?
入学式どうだった?」
「んー、特に何もないで。
でも馴染めなさそうやし微妙。」
ため息混じりに呟いた。
「そっかぁ。俺はねー‥
あ、そう言えばさ、ほんちゃんに
アドレス教えておきたいんだけど」
自分の話をしてくれるのかと
していた期待を見事に裏切って
思い出したように話を変えた。
「えっ、何で?」
でもその話題が"ほんちゃん"?
しかもアドレス教える?
どーゆう意味なん??
:12/08/15 21:54
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