私が恋をしたのは……恋しちゃいけない人でした……
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#21 [知慧]
ピーンポーン
ガチャッ
「チエ?遅かったな……?」
ジュンは、玄関に立つあたしの姿を見て呆然とした。
あたしは、髪や服は乱れ、血や精液で汚れていて、ひどい格好だったのだ。
「どうしたんだよ!?とりあえず、中入れよ」
あたしは、ジュンに言われるままにフラフラと部屋の中に入った。
深く傷ついたあたしは、ショックで声も出なくなっていた。
「ほら、これでも飲んで落ち着け」
ジュンは、あったかいミルクをいれてくれた。
:13/03/13 17:42
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#22 [知慧]
ミルクを一口飲むと、安心したのかポロポロと涙が流れてくる。
ドンッ!
ジュンが、机に拳を叩きつけた。
「クッソ…!!一体、誰がこんなこと…!!」
ジュンは、一緒に泣いてくれた。
守れなくってゴメンって、何度も何度も謝った。
「謝らなくていいから…その代わり…」
あたしは、ジュンにそっとキスをした。
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#23 [知慧]
「ねぇ、ジュン…あたしのカラダを、ジュンでキレイにして…」
「チエ…」
「お願い…」
ジュンは、何度も何度もあたしを抱いてくれた。
いつになく、ジュンは激しくあたしを抱いた。
「ああっ!やっ…ジュン、もっとぉ…!アッー!ジュン、もっジュン、もっとぉ…!アッー!とジュン、あああ…もっとぉ…!やアッジュン、もっとぉ…!やアッジュン、あああ…もっとぉ…ー!ぉ…!やアッー!」
「チエ…!」
いまわしいあの出来事を、忘れさせるように、何度も…。
:13/03/13 17:45
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#24 [知慧]
次の日、あたしは学校へ行った。
「チーエちゃん♪昨日は楽しかったぁ??」
下駄箱で、マナがニヤニヤと笑いながら近づいてきた。後ろにはカナもいる。
「マナカナ…楽しかったって…?」
「じゃーん♪♪」
マナが見せてきたのは、あたしがレイプされている写真だった。
「!!!なんでそれ…!!」
「だってぇ、これ撮らせたのマナだもーん」
お約束の通り、真の犯人はあたしの友達のはずのマナだったのだ。
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#25 [知慧]
「どうして!?あたしたち、トモダチでしょ!?なんでそんな…」
「トモダチ?トモダチが、トモダチのカレシ奪っちゃダメでしょー?」
「は…?」
マナの言っていることが、まったく理解できなかった。
「何言って…」
「この裏切り者!!純情に見せかけて、ほんとは男好きのビッチだったんでしょ!?」
カナまでもが、あたしに罵倒を浴びせる。
「マナの彼氏盗ったんだもん、これくらい当然よねぇ??」
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#26 [知慧]
「待ってよ!あたしは、マナの彼氏なんて知らないし、そんなことしない!!」
「とぼける気?カレシが自分で言ったんだから!!」
「信じてよ…!」
「うるさい!!」
あたしは、女子トイレに連れ込まれた。
ホースで水をかけられ、汚いモップで顔をつつかれる。
過酷ないじめの始まりだった。
チャイムが鳴って、やっとあたしはモップ地獄から解放された。
マナは去り際、あたしにこう言った。
「あんたはマナのおもちゃなんだから」
:13/03/13 17:47
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#27 [知慧]
びしょ濡れのこんな姿じゃ、とても教室には行けなくて、あたしはなんとなく屋上へ向かった。
ガチャッ
屋上の扉を開けると、そこには大の字になって寝転ぶジュンがいた。
「ジュン…」
「チエ…おまえ、その格好…」
かくかくしかじかと理由を説明すると、ジュンは着ていた学ランをあたしの肩にかけてくれた。
その温かさに、あたしはまたジュンに甘えてしまう。
「ジュン…あたしには、もうジュンしかないの…」
「チエ…俺は同じ学校なのに何もできないけど、慰めることくらいならしてやれるから」
「じゃあ、今ここで、あたしを慰めて…」
あたしたちはまた愛し合った。
:13/03/13 17:47
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#28 [知慧]
そんな過酷な学校ライフでも、ジュンがいる。
ジュンが慰めてくれたから、あたしは耐えれた。
あたしには、ジュンさえいればいい…。
ジュンが、ずっとずっと、あたしを守ってくれる…。
でも、それは間違いだった。
:13/03/13 17:48
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#29 [知慧]
「チエ、俺と別れてくれ…」
あたしは、その言葉をすぐには理解できなかった。
ううん、理解したくなかったのかもしれない。
「え?俺と和歌詠んでくれ??」
「違う!俺と…別れてくれ」
「え…!?」
信じれなかった。
だって、あたしたちはラブラブで、順調で…。
どうして急に!?
「どうしてそんなこというの!?あたし何か悪いことした!?」
「もう、うんざりなんだよ!!」
すがるあたしの手を、ジュンは振り払った。
:13/03/13 17:49
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#30 [知慧]
嫌…嫌だ嫌だ!!
ジュンと別れるなんて、絶対嫌だ!!
「嫌だよっ!!悪いところがあるなら直すから、だから…」
「そういうところがウゼーんだよ!!」
あたしの目から、涙がこぼれた。
「重いんだよ。セックスも大したことねーし…それに、俺、他に女いるから」
ウソ…。
ウソデショ…?
「そういうわけだから…もう俺の前から消えてくれ」
ジュンは立ち去った。
:13/03/13 17:50
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