僕しか知らない君へ
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#102 [太郎]
伊月はとゆうと、高1の後半くらいから、どんどん見た目が派手になっていった。
高校で出来た友達はギャルばっかりみたいで、プリクラを見せてもらったら俺とは住む世界の違う人間だ〜と、怖くなった。
って言っても、伊月のギャルレベルは、世間から見たら可愛い程度なんだろうが、もともとギャルな苦手な僕はルーズソックス、イコール、ギャル。だった。笑
どんどん化粧も濃くなって、髪型もコロコロかえて、付け毛…じゃなくてエクステつけたり、伊月はそのままのが絶対可愛いのに!
と、心底悔やんだ。父親の気分だった。
:14/03/14 00:50 :iPhone :iclR7c1M
#103 [太郎]
「どんだけ目の周り塗るの」
「髪の毛なんかきつい匂いするよ、シャンプーのいい匂いの伊月はどこいったんだい?」
「痛!爪なげぇよ。」
そんな姑並みの小言を毎日ぶつける俺。
最初の方は本当に嫌だった。
すっぴんのがほんとに可愛いと思ったし、そんな見た目してたら変な男が寄りつくって思った。
でも伊月はそこは譲らなかった。
若いうちしか出来ない事したいってひたすら説得された。
:14/03/14 00:54 :iPhone :iclR7c1M
#104 [太郎]
相変わらず嫉妬深く、小言はうるさい俺だったけど、伊月は伊月で、見た目は少しあか抜けたけど中身は変わらずに良い子そのもので、一緒に過ごす時間はすごく幸せだった。
学校で会えない分、デートがすごく楽しみになる。
あんなに嫌だった伊月の化粧や制服の着こなしも、だんだん見慣れてそれはそれですごく可愛いと思った。
「伊月は何しても可愛いなぁ〜、俺、今日の髪型好きだ!」
結局、激甘な僕。笑
:14/03/14 00:59 :iPhone :iclR7c1M
#105 [葵]
毎日チェックして読んでるので完成を楽しみにしです♪
:14/03/14 01:13 :SH-09D :3zFRWImQ
#106 [葵]
してますの間違いです(恥)
:14/03/14 01:15 :SH-09D :3zFRWImQ
#107 [太郎]
ありがとう!嬉しい!!
:14/03/14 10:56 :iPhone :iclR7c1M
#108 [太郎]
「これが真由で、これが亜弓〜、はい!覚えた?」
ある日、高校で撮ってきた写真を広げて高校で出来た友達を覚えさせようとする伊月。
「ん〜…みんな顔似てるな。」
「全然似てないよ!はい、じゃクイズね、これは?」
「真由!」
「違う!優香だよ!」
えっ、優香なんてはじめて聞きましたけど。笑
自分の連れを覚えて欲しがるのは彼女あるあるだよね?笑
:14/03/14 11:37 :iPhone :iclR7c1M
#109 [太郎]
そんな事をしながら、伊月の写真をパラパラ見てると、写真にうつる男子を何人か発見。
しかもみんな、イケイケな感じだ。笑
「おい、男とうつってんじゃん、これ!」
僕のヤキモチスタート!
「あ〜これは優香の彼氏だし、ここにうつってる子みんな彼女持ちだよ。」
いや、そうゆう問題じゃないんだ、僕の場合は。
伊月と仲良さげにうつってる時点で嫌なの!笑
:14/03/14 11:40 :iPhone :iclR7c1M
#110 [太郎]
でも、あまり強くは言えない僕。
実は高校になった時点で、お互いに異性の友達を作る為に、連絡先交換してもいいって約束をした。
俺も、器のでかい男になりたかったし、周りから俺はやりすぎだってすごい怒られたから、しぶしぶ了承した。
すると伊月の野郎はみるみる男友達を増やし、メモリにも男友達大量!←携帯は見ちゃう僕。笑、あっ、勝手には見たことないよ〜!
:14/03/14 12:02 :iPhone :iclR7c1M
#111 [太郎]
それに比べて俺は…。
女のメモリなんて、
伊月
母さん
親戚のおばちゃん
ばぁちゃん家
春田さん(中学時代の伊月の親友)
たったの5件だった。笑
学校でしゃべる女友達は、ロマンチスト松野のおかげで数人いたけど、わざわざ連絡先交換なんてしないし。
学校以外で関わろうとも思わないし。
強がりじゃないよ!笑
:14/03/14 12:06 :iPhone :iclR7c1M
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