僕しか知らない君へ
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#132 [太郎]
それからまたしばらく経って、なんと松野に好きな人が出来た。

俺はこれはある意味里花が救われる気がした。

松野に好きな人が出来た事を言ったら、自然に諦められるかもしれない。

いや、傷つくかな。

ある意味、伊月以外の女の子に対してここまで頭を使ったのは初めてかもしれない。

とにかく里花の恋を最後まで見届けるつもりで、俺からも松野の話をふったりしてたんだけど、最近の里花は、なんだか様子がおかしい。

⏰:14/03/15 00:44 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#133 [太郎]
松野が好きな人相手に盛り上がれば盛り上がるほど、そろそろ里花に言わなきゃまずいなって思ったし、とりあえず話したかったんだけど、学校ではまず俺と話さなくなった。

それにはたからみててもいつもより明るくなくて、俺には何かに悩んでるように見えた。

なんだよ、あいつ。

基本的に自分から話しかけないタイプの俺が、ついに里花を誘った。

「売店にパン買いに行かね??」

⏰:14/03/15 00:47 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#134 [太郎]
結構久々に話しかけるし、変に緊張した。笑

「えー!どうせ奢れとか言うんでしょ?やだぁ〜」

案外いつもと変わらない接し方をしてきたけど、なんやかんやでお断りされた。笑

結局話すことは出来ずに、なんかモヤモヤしてた。

だって、毎日のように話しかけてきてあーだこーだ話してた奴が、いきなり俺の存在無視だぞ?ひどくね?笑

女はそうゆう生き物なのか?涙

⏰:14/03/15 00:51 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#135 [太郎]
絶対なんかあったな、と思って気になる俺は、ついに電話をかけることにした。←しつこいよね。笑

夜中だった。

最近じゃメールも電話もよこさない。

俺から用もなく電話するのははじめてだった。いや、用はあるか。

『はい。』

「おう、もしもし?なにしてんの?今いい?」

『あ〜うん。どうした?』

いつもと変わらない里花。

⏰:14/03/15 00:53 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#136 [太郎]
「どうしたーじゃねえよ。なんなの?最近のお前。俺なんかした?」

『え!そんな事で電話してきたの?何それ〜ウケる〜!』

何を聞いてもウケられるだけで、はっきり答えようとしない里花。

だんだん本気でイライラする俺。

「まぁ、じゃあその話は置いといて、お前松野はどうすんの?松野の話ばっかりしてたのに、急に音沙汰ないからよ〜」

こうなったら話を変えよう。

『う〜ん。なんかさ、もう好きなのかわかんなくなっちゃって。ごめん、もう頑張るのやめたぁ。』

「なるほどな。松野好きじゃなくなったらもう俺は用無しってやつ?」

⏰:14/03/15 00:58 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#137 [太郎]
『いや、そうゆうんじゃなくて…。』

「いや完全そうだろ、俺だって結構真剣にお前には頑張って欲しいって思ってたのに…」

『ねぇ!もうやめてよ!!!…もうやめて。』

俺のセリフに食い入るように里花が叫んだ。

「え?お前泣いてんの?」

もうわけがわからなくなってきた。

『相談に乗ってくれてたのは感謝してるけど…。純は私の気持ちなんて全然わかってないよ。』

⏰:14/03/15 01:02 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#138 [太郎]
里花の勢いに圧倒されて、黙って聞くことしか出来なくなる僕。

『もう本当は、松野くんの事なんて、ずっと前から気にならなくなってた。』

!!!!!
え〜!俺がお前の為に考えてた今までは一体。

「は?何それ。マジで言ってんの?」

若干キレ気味な僕。

『もう!なんで気付かないわけ!私は松野くんじゃなくて、どんどん純の事ばっか考えるようになっちゃってたの!』

えぇええええ!!!
これはすごい衝撃だった。

目ん玉が飛び出るとゆうのは、この時の俺のことを言うんだと思う。

⏰:14/03/15 01:11 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#139 [太郎]
「え?」

『ほんとに気付いてなかったの?私はもう気付いてるのかと思ってたよ。もちろん、彼女いるの知ってるし、私は伊月ちゃんをすっごく一途に想ってる純が好きだったから…。』

好き…。
うわぁ、里花の言葉から聞きたくなかった。

嬉しくないとかじゃなくて、これまでの楽しかった友情が壊れていく気がして。

「ちょ、ちょっと待って。ちょっと頭ん中こんがらがってる…」

どんな言葉を返せば良いのかわからなかった。

⏰:14/03/15 01:14 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#140 [太郎]
その後、冷静になった里花に、落ち着いて話をしてもらった。

はじめは本当に松野が気になって、俺に言ったみたいだけど、すぐに俺の事が気になって、里花的には態度で示してたつもりだったようだ。それに全く気付いていない俺にめちゃくちゃキレる里花。笑

いやでも、俺には松野の相談してきてたんだよ?わかるわけないよね。

その上、里花が言うには、俺はいくつも里花に思わせぶりな態度や発言をしていたらしい。

俺がどんな思わせぶりをしたのか問い詰めると、ただの優しいセリフだった。

⏰:14/03/15 01:18 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


#141 [太郎]
優しいセリフって言っても、普通の人間が常識的にかける言葉の程度。

でも、俺はなんせ毒舌キャラだから当たり前の言葉が里花に誤解を生んでいたみたいだった。

『純の事は本当に好き。でも、無理なのもわかってるし、付き合いたいとか願ってないの、なんか最近、純から伊月ちゃんの話とか聞くの辛くて…。純は松野くんの話しかふってこないし。笑 まぁ当然か。だからね、こんな風な伝え方になっちゃったけど、伝えれて良かった。ごめんね。』

里花がそう上手くまとめてくれた。

「いや、なんか、その、すまん。」

⏰:14/03/15 01:23 📱:iPhone 🆔:h2yuTCbc


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