家族崩壊

俺＝ 26
嫁＝麻央 24

職場
ゴリ 26
キャリー 26
イケメン26
シンママ20→こいつに家庭崩壊された
彼氏持ち

26の時に麻央と出会った

照れくさいがお互い一目惚れ

背が小さくて可愛い女の子でした

その時すぐ付き合って

毎日メールしたり電話したりの日々だった

付き合って一年経った冬に転機が訪れた

麻央が毎日体調悪いと言っていた

まぁ心当たりもあったので病院勧めた

やっぱ出来ていた

写真を見て小さい命に喜んだ

男かな？女の子かな？名前どうしよう。

麻央は笑顔で毎日話してきた

一つだけ問題があった

麻央には話したが親と疎遠である

母親に捨てられ

父親には虐待され

高校卒業と同時に家を出た

それから連絡すらしていない

親になる不安もあった

麻央の親に会ったコトはあるが

それを理解してくれるのか？

麻央は笑いながら大丈夫って言ってくれた

二人で麻央の実家北海道へ

寒くて空気の冷たい街だった

駅までお母さんが迎えにきてくれた

終始笑顔だった

一人娘の初孫

きっと温かい家庭で大事に育てられたんだなと思った

自分とは正反対の環境に少し涙ぐんだ

家に着くとお父さんが出迎えてくれた

テーブルには

お寿司日本酒婚姻届姓名判断

めちゃくちゃ喜んでくれていた

余計言いづらい雰囲気になってしまった

お酒入ると寝てしまうので先に話した

お父さんは笑いながら

そんなコトかと言っていた

お母さんと笑いながら

旬君はもう家族で私達の息子なんだからって

一気に涙が溢れ出てしまった

横を見ると麻央も泣いていた

お母さんは二人とも親になるんだから

お母さんも泣きそうでした

お父さんがもう飲もうと言って

この話は終わりになりました

名前は決めてるのか？と聞かれ

男の子だったら真

女の子だったら遥

と答えました

どっちもいい名前と喜んでもらえて

婚姻届もその場で書いて東京戻ったら

二人で区役所に出しに行くことにしました

お父さんといい感じに酔っ払った時に

お母さんが一つだけお願いをされた

子供はこっちで産んで欲しい

確かにお母さんが近くにいる方が

麻央も安心だと思い了承した

これが破滅への第一歩だった

そのまま一泊して次の日に東京に戻った

一年間○ヶ月記念に入籍したいと麻央ら言ってきた

女の子ってそういうの好きだなって思った

ここから毎日が慌ただしくなった

家探し必要な家具産婦人科仕事

毎日があっという間でした

２LDKのちょっといいマンション

全てが赤ちゃん中心の準備が出来ました

産婦人科はも絶対付き添い

日々大きくなってく赤ちゃんに感動しました

五ヶ月目で性別が判明

待望の女の子でした

麻央は絶対パパ似の可愛い子産まれると

ずっと笑顔でした

この頃から転職を考え

一ヶ月後に自宅からも近い場所に勤め始めた

先輩のゴリ

人懐こいイケメン

不思議なキャリー

携帯ばかりいじるシンママ

何とも不思議な職場に入ったと思った

初日は歓迎会

サークルみたいなノリ

シンママはやたら飲ませてくる

飲ませ返したらトイレから戻って来なかった

ゴリ「多分寝たな」

キャリー「旬君見てきて」

イケメン「一緒に行くー」

一緒に行く意味がわからない

とりあえずトイレに行くと

寝てた…

呼んでも引っ叩いても揺らしても起きない…

とりあえず抱っこして戻ることにした

小さくてシャンプーのいい匂い

寝ぼけながら△○▲3☆＋<

もはや言葉になっていない

キャリー「やっぱ寝てたねwww」

そんな面白くもない

ゴリ「解散するか」

イケメン「もう帰るの？」

初対面でここまで人懐こいのも珍しい

明日は麻央を北海道まで送りに行かないといけないので解散した

おかえりー

笑顔で走って出迎えてくれた

妊婦は走らないでほしい

大きくなったお腹を撫でながら今日動いたと報告してくれた

帰る準備が出来ているのも複雑

麻央「明日から離れ離れだね、浮気しないでね…」

急にシュンとされたので笑ってしないと答えたら

何も言わずベットに向かっていった

あれ？と思いながら風呂に入った

ベットに入ったらぬいぐるみを抱きしめながら泣いていた

子供が二人になりそうと思った

次の日の朝何事もなかったかのように家を出た

マンションを出たら手を繋いできた

恥ずかしいから止めてと伝えた

麻央「しばらく会えないからいいじゃん」

まぁ確かにそうだと思い何も言わず手を繋いだ

マンションから電車

電車から飛行機

飛行機から実家まで

お母さんは笑って仲がいいのね

出迎えてくれた

お昼を三人で食べて夕方になって

東京に戻る為空港へ向かった

涙ぐむ麻央

手を離して、また来月ね？

黙って頷く麻央

カバンから手紙を出して

何も言わず車に戻っていった

お母さんにお願いしますと言い東京に戻った

次の日から一人の生活が始まった

仕事も順調赤ちゃんも順調

毎日のように麻央から連絡だった

気を使ったのかみんな家にやってくる

迷惑でならない…

キャリー「超広いー」

勝手に寝転ぶイケメン

これだけ自由な連中でよく店が回るな

あれ？子供は？

シンママ「大丈夫実家」

どの辺が大丈夫なんだろう

そんなこんなで飲み始めた

ゴリ「奥さんいなくて寂しいだろう？」

まぁそれなりにねー

キャリー「シンママちゃん慰めてあげたら？」

シンママ「うん、いいよ！」

なぜ真顔

こんな感じで日付変わる前まで飲んだ

イケメンとシンママが潰れた

キャリー「あー潰れたねー、ヤバイね」

いつも能天気なのは何故なのか

夜遅いから置いてっていいよ

ゴリ「悪いな、では」

キャリー「あたしも泊まる」

帰れるなら帰れよ

ションボリしたままゴリと帰宅

ソファーで寝るイケメン

まぁそのままでいいだろう

トイレで寝るシンママ

とりあえず布団までまた抱っこ…

珍しく起きた

シンママ「おはよ、みんなは？」

あそこで転がってるのと二人は帰ったよ

シンママ「そか、あたしも帰ろうかな」

布団あるし泊まれば？

シンママ「一緒に寝る？」

いや、別で大丈夫

シンママ「じゃ飲もう」

何言ってるかよくわからない

仕方ないから付き合った

シンママの理由

彼氏とは微妙

子育てに煮詰まる

大分重い話だな…

シンママ「ゴメンねこんな話。。。」

重い空気…

そろそろ寝よ？

シンママ「うん。。。」

翌日何もなかったかのように起こしにきた

買い物行こう？

笑顔でこう言ってきた

子供は？うん、大丈夫！！

だから何がry

仕方なく二人で横浜方面へ

久しぶりに女の子と二人で出掛けるな

色々なトコに引っ張られて

無邪気にはしゃいでた

こう見ると年相応の女の子だな～

あっという間に夕方

もうこんな時間だから迎えに行かないと

一緒に行く羽目になった

家の前でバイバイした

すれ違う車が妙に気になった

その日の夜メールがきた

今日はありがと(*^^*)とっても楽しかったよ❤️

こんなやり取りを一時間していた

風呂から出たらシンママから着信が三件

掛け直したら泣いていた

何を言っても返事がない

とりあえずタクシーで家おいで？

小さく、うん。。。

三十分後に来た

目を腫らしながらシンママが来た

どうやら一緒にいた所を見られ

大喧嘩したみたいで

どうしていいかわからなくなったみたいだ

俺の胸で泣くシンママを思わず抱きしめてしまった

アタシ旬君が好きなの