オレンジ色の空
最新 最初 全
#1 [まなみ]
時はさかのぼり1991年。12月24日。
神奈川県横浜市陣来産婦人科で新しい命が誕生した…
名前はまなみ。
体重2945グラム。
そぅ…寒さも本格的になり恋人や家族が寄り添い街がイルミネーションで鮮やかな最中に私はこの世に過酷で残酷な人生を受け授かった。
私は、この時辛く残酷で愛という暖かさも分からずに14年間を過ごす事なんて知らずにただ産声を上げていた。
ひたすら泣いたんだ。
生きる為に。
:06/09/20 01:15 :D902i :☆☆☆
#2 [まなみ]
一番最初に記憶が残っているのは幼稚園の時‥
幼稚園の時間が終わる頃私以外の周りの子は親達が迎えにきていた。
そんな中で
私はたびたび先生の家に泊まる事があった
そしてある日‥
先生と母の会話を聞いてしまった。
忘れもしない‥あの言葉何で‥?私のお母さんだよね?
:06/09/20 01:36 :D902i :☆☆☆
#3 [まなみ]
その日は今でも忘れない。
私の気持ちとは裏腹に気候は春から夏模様えと変わり肌がジンジンと焼けるよう太陽が輝いていた。
私は保母さんに頭をナデナデしてもらいながら
「お母さんとお話してくるからお絵かきしててね」と優しい口調で言われた。
何時間も経ち太陽が沈みうっすらと月が滲み出始めた頃母親のとてつもない叫び声。かなぎり声が聞こえた。
「先生はうちの家庭に口をださないで下さい!!!!!!あの娘は産みたくて産まれてきた子ではありません。養子として迎えてもらえる一家を探して下さい!!!!私の人生から抹消してさせて下さい!!!」
。。。意味が分からなかった。。
凄く自分自身が空っぽになった。。
私はしばらくして保母さんに起こされた。
目が充血して泣後だったのがあからさまに分かった。。
この日は特に鮮明に覚えてます。。
そしてこの日から地獄が始まった。
もぅ地獄は始まっていたかもしれないが私はこの日までの人生の記憶を思い出せないでる。
:06/09/20 01:52 :D902i :☆☆☆
#4 [まなみ]
帰り際の空は今でも覚えている。川に反射した月の明かりが無謀に光っていた…
終始無言で母と歩いていると急に母が足を止めた
その時だった‥━
母が持っていた鞄で、私を川に突き落とした。
:06/09/20 02:15 :D902i :☆☆☆
#5 [まなみ]
川は冷たくは無かった。
母の行為に意味が分からなかった。
そこまで深くない川に私は必死に岸にあがり急いで母を追い掛けた。
結局家までの道のりをびしょ濡れになりながら走ったが母には追いつけず、家に着くと勿論入れてはもらえず庭の隅っこでその夜を明かした。
風邪をひいたのも言うまでも無かった。
:06/09/20 02:21 :D902i :☆☆☆
#6 [たま]
まなみサン
読んでます。頑張ってネ
:06/09/20 02:23 :D902i :☆☆☆
#7 [まなみ]
私は体に滴り落ちる冷たい水で目が覚めた。
この日は天気にも冷たい仕打ちを浴びせさせられた。
一輪の小さな花が私に優しく微笑みかけていた。
:06/09/20 02:30 :D902i :☆☆☆
#8 [まなみ]
たまさんありがとう。
少し時間が経つと酒に溺れた父が朝刊を取りに来た。
私は気づいてもらおうとわざと物音をたてた。
すると父親は凄い見幕で私に怒鳴りつけ新聞で叩きつけてきた。
父のサンダルで私に優しく微笑み掛けてきた花が潰されない様に必死に守った。
何で!?私はこんな痛くて辛い目に遭わなきゃいけないんだろ。。
髪を引っ張られ家に入った時は7時前だった。
家にいるのが嫌な私は早く通園バスが来てもらいたかった。。
:06/09/20 02:37 :D902i :☆☆☆
#9 [まなみ]
家の中に入った時には母の姿はなかった。
父の様子が明らかにいつもよりおかしかった。眉間にシワを寄せて新聞紙をバシバシ叩きつけながら煙草を吸っている‥
こーゆう時の父は危険だ。
:06/09/20 02:51 :D902i :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194