2006,夏恋
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#64 [咲夜]
スゴク楽しいですょ



続きが楽しみですヾ(QεQ`*)
:07/01/08 10:48
:N700i
:iZGZmf8o
#65 [主]
:07/01/08 10:52
:N701i
:lomz9ptw
#66 [主]
─"なにやってんだ…"─
あたしは中村くんの帽子をとり、ため息をついた。
時計の針はもう8:30をしめしている。
グランドも廊下も、そして職員室も電気が消え
あたしと外で鳴いている蝉はおいてけぼり。
そのとき…
:07/01/08 11:43
:N701i
:lomz9ptw
#67 [主]
ガラッ
「ハァッ、ハァ…ごめん。」
中村くんだった。
制服で、大きなエナメルを持ち、顔からは汗がでている。
「えっ、あっナカムラくん?」
「もぅ学校しめるらしいよ。はやくしろだって」
あたしと中村くんは誰もいない廊下を走った。
静かに時が流れる中、あたしたちは暑さも体にまとわりつく汗も
なにも気にせず
誰もいない廊下を走りつづける。
そして、知らない間に笑っいてた。
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:07/01/08 11:52
:N701i
:lomz9ptw
#68 [主]
「…ッ、ギリギリセーフッ」
「ハァ‥ハァッ、間に合って、よかった…ね」
あたしたちがついたときは先生が校門を閉める前で、なんとか間に合った。
「白石たったあれだけで体力なくなってんの?おまえ一応運動部だろ〜?」
中村くんはあたしを見て笑った。あたしは
「うるさいなぁ〜」と一言いい、中村くんを見る。
─目が合った瞬間、何かを感じた─
中村くんはすぐ目をそらし、暑いと言って自分の顔に手で風をおくる。
あたしは恥ずかしさと、何か胸の奥にあるモヤモヤがとれなくて
中村くんから目がはなせなかった。
:07/01/08 12:11
:N701i
:lomz9ptw
#69 [主]
そのあと「いつまでみてんだよ」と、怒られ
あたしたちは小さな公園のブランコに腰をおろした。
中村くんは疲れてるにもかかわらず、あたしにたくさんのことを話してくれた。
部活のこと、クラスのこと、トモダチのこと…
あたしは、なんだか生まれて初めて話を聞く子供のようで
中村くんの口から出る一つ、一つのことばに目を輝かせていた。
:07/01/08 12:22
:N701i
:lomz9ptw
#70 [主]
でも、恋愛の話は一切してくれず
あたしは今、中村くんに彼女がいるのか気になった。
こんなにかっこよくて、しかも2年生なのにエースで…
まわりの女の子たちがほっとくはずない。
でも、今日まともに話したのにそんなの
あたしには聞く勇気すらなくて…
モヤモヤが残ったまま、中村くんとは手を振って別れた。
:07/01/08 12:31
:N701i
:lomz9ptw
#71 [アツシ]
:07/01/08 12:42
:N901iC
:2ZCWVo22
#72 [主]
家に帰り、シャワーも浴びないまま
あたしは眠りにつく。
公園で蚊にさされた足首を蒸し暑さが邪魔するなか
なかなか眠れずに
明後日から始まる、全国高校野球の夏の予選について考える。
あたしが中村くんに出会い、1年が過ぎようとしていた……。
:07/01/08 12:42
:N701i
:lomz9ptw
#73 [主]
アツシさん
ありがとうございます


ショボィですがこれからも読んでくれると嬉しいデス

:07/01/08 12:45
:N701i
:lomz9ptw
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