もう二度と・・・
最新 最初 全
#172 [我輩は匿名である]
:07/04/29 18:44 :SH903iTV :☆☆☆
#173 [我輩は匿名である]
:07/04/30 00:12 :D902iS :☆☆☆
#174 [林奈]
「どこに行こうが関係ないやん。ほんとはどうでもいいくせに」
父は少し寂しい顔して寝室に帰ってた。あの顔は“本当の父の顔”だった。
うちは父の顔を思い出すだけで今も切なくなる・・。
:07/04/30 09:32 :W43CA :☆☆☆
#175 [林奈]
次の日、うちは何食わぬ顔でサオリとマサに会った。
いつもの自分。
うちは昨日の事は考えないようにしてたのに、うちの変化をマサは気づいてた。
「なんかあった?」
「何もないよ」
マサは不思議な顔をした。
:07/04/30 12:12 :W43CA :☆☆☆
#176 [林奈]
けどその場のノリで作り笑い。
精一杯の作り方で、あの時マサは何を思ったんだろう。
悲惨な“運命”を聞いてからうちは親から縛られる事をあきらめた。何を言われたっていい。むしろこんな娘なんて追い出してくれ。
そんな気持ちを抱えて生きてくと決めた15歳の春だった。
:07/04/30 12:47 :W43CA :☆☆☆
#177 [林奈]
うちは学校終わりにバイトをしようと思った。
情報誌で見つけたバイトは、オシャレなカフェ。
うちとかけ離れたようなオシャレさだけど、時給高いしまぁいいやと思った。
:07/04/30 13:08 :W43CA :☆☆☆
#178 [林奈]
面接に行ったら即採用。
次の日からもうバイトを始めた。
うちに指導してくれると言う怖そうなお姉さんの、“ノリコ”さん。そしてもう一人バイトをしてた“トモミ”。ノリコさんはうちより4つ上の大学生。トモミは2つ上の高3。
接客業なのに最初、二人は無愛想で怖がった。
:07/04/30 13:15 :W43CA :☆☆☆
#179 [林奈]
↑↑『怖がった』
じゃなくて『怖かった』です!ごめんなさい。
続き↓↓
怖かろうがうちは仕事を早く覚えて、時給を上げて欲しかった。毎日バイトをして、お金を貯めようと思ったんだ。
そのために、サオリとマサと遊べなくて、でも二人はバイトをしてるうちを応援してくれてた。
:07/04/30 13:34 :W43CA :☆☆☆
#180 [林奈]
二人は週に何回もカフェに来てくれて、店長も二人を可愛がってた。
見た目はチャラチャラしてそうに見えるけど、二人の素直さに店長は気付いてた。
ノリコさんも次第に優しくなり、うちにとって店は安らぎだった。
:07/04/30 13:46 :W43CA :☆☆☆
#181 [林奈]
トモミとも仲良くなり、バイト帰りによくご飯を食べに行くようになった。
そしてトモミは急にうちに聞いてきた。
「変な事聞くけど、林奈は援交したことある?」
「ないよ」
「うちはあるよ!簡単にお金稼げるし。今も時々してるんだよね」
以外だった。
真面目そうなのに、以外過ぎて言葉が出なかった。
:07/04/30 13:56 :W43CA :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194