〇ニ番目の四季〇
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#166 [ゆり]
やっぱり薬指には証が光っていた。
「高橋さんは変わらずかっこいーですね(笑)」
「まぁね〜」
「否定しないとこも変わってないし!笑
彼女さんとは仲良くやってる?」
「ん〜まぁ…」
彼女さんの話題になると言葉を濁すとこも、変わってないな。
そうやって少しは気遣ってくれてたんだよね。
:06/05/30 22:34 :V703SH :vYkyxf/c
#167 [ゆり]
他愛ない話しをしながら
軽くドライブをして
家の前に着いた。
「ありがとうございました☆」
シートベルトを外すと
同時に高橋さんも外した。
次の瞬間
抱き寄せられて唇が重なった。
:06/05/30 22:36 :V703SH :vYkyxf/c
#168 [ゆり]
本当に不意打ちだった。
あの頃と変わらないキスだった。
唇を離すと
下を向いて呟く様に高橋さんが言った。
「あー…やっぱ好きだわ…」
あたしは聞こえないフリをしてドアを開けて外に出た。
「おやすみなさい♪」
そう言って走ってマンションに入った。
また繰り返してしまいそう。
どこまであたしは馬鹿なんだろう。
:06/05/30 22:39 :V703SH :vYkyxf/c
#169 [ゆり]
次の日−
あたしは昨日の事を考えながら机にひじを付き、ボーッとしていた。
「ゆりちゃん?」
話し掛けてきたのは隼人だった。
「元気ないじゃん、何かあった?」
あたしは金髪ギャルの事がよぎった。
だから挑発する様に言った。
:06/05/30 22:42 :V703SH :vYkyxf/c
#170 [ゆり]
「昨日先輩に会った」
一瞬時間が止まった感じがした。
「え…?」
「偶然会って、傘なかったから送ってもらったの」
明らかに隼人が不機嫌になるのがわかった。
「ふーん、そうやって繰り返してなんか意味あんの?」
そう言って教室を出て行った。
今思えば
お互い想い合ってたから
傷付け合ってたんだ。
あの時は気付けなかった。
:06/05/30 22:45 :V703SH :vYkyxf/c
#171 [ケン]
電車男を読んだ時くらいワクAしてます(・∀・)
:06/05/30 22:45 :N900i :qGJlRvR.
#172 [ゆり]
ケンさん☆読んで貰えて嬉しいです(*´∪`*)本当にありがとデス☆★
:06/05/30 22:48 :V703SH :vYkyxf/c
#173 [ゆり]
だからあたしは
その夜かかってきた高橋さんからの電話に出てしまった。
「もしもし」
「あ、ゆりちゃん?今仕事終わったんだけど少し会えない?」
隼人の言葉が頭を回った。
繰り返す?
意味があるか?
でも、
だって、
あんただって女の子と遊んでるじゃん。
:06/05/30 22:51 :V703SH :vYkyxf/c
#174 [ケン]
マジハマったし(☆。☆)更新楽しみに待ってます♪♪
:06/05/30 22:52 :N900i :qGJlRvR.
#175 [ゆり]
「…うん、いいよ」
こうしてその夜、
高橋さんに会った。
後部座席でキスをして、
シートを倒した。
首筋を舌でなぞられた瞬間
高橋さんの伸びたえりあしが
隼人に見えた。
気付いたら高橋さんを拒んでた。
:06/05/30 22:53 :V703SH :vYkyxf/c
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