Love is...
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#271 []
5月23日 pm 21:40分


友梨はこっそり家を出て
真っ暗な坂道を歩いた。

怖くて些細な物音にも
過剰に反応してしまう。

たった20分の距離なのに
裕くんの家に着いた時は
疲れきっててヤバかった。



静かにシャッターん開けると
二階の裕くんの部屋の
戸を開けた。

⏰:07/08/21 14:39 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#272 []
裕くんのタバコの匂いが
全身を包み

『やっと着いたー!!』

ってでっかい独り言と同時に
ベッドにダイビングした。



裕くんの香りがする。



アタシはそれだけで
裕くんが側にいる気がして

思わず笑顔になる。

⏰:07/08/21 14:44 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#273 []
裕くんとの約束。



裕くんが帰ってくるまで


電気・コンポ・テレビは
つけちゃいけないって
言われてた。



だから真っ暗な部屋に1人
月明かりに照らされながら
眠りについた。

⏰:07/08/21 14:47 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#274 []
ふと目が覚めて時計をみた。

だいぶ眠てたつもりだったけど
一時間ほどしか経ってなくて
時計の針は11時を指してた。


『あと二時間かぁ・・・』


一生懸命働いてる裕くんを
待ってようと
眠い目をこすり起きてた。

持ってきたカバンから
プリ帳を出し
豆電球をつけた。

⏰:07/08/21 16:56 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#275 []
プリ帳に落書きして
時間を潰してた。

だんだん眠くなってきて
我慢できなくなって
裕くんに手紙を書いた。



―おいちゃんぇ―

お仕事お疲れさまです。
友梨ね,頑張っとったんやけど限界やから寝ます!!笑

1人でこの部屋におるの
すごい寂しいよー
早く帰ってきてね・・・

―友梨様より―

⏰:07/08/21 17:10 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#276 []
一枚破ると
テーブルの上に置き
また布団に戻った。

11時50分だった。

アタシは速攻
眠ってしまったらしく

うるさい物音で目が覚めた。


ガラガラガラッ――――


「友梨っ!!」


誰かが部屋に入ってきた。
友梨の名前を呼んで・・・

⏰:07/08/21 17:14 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#277 []
裕くんだ・・・

『あ・・・お帰り。』

体を起こしながら言う。

「ただいま。爆睡かよ(笑)」

裕くんはあの優しい笑顔を向け
テーブルの上の手紙に
目を通してた。

「おいちゃんって俺かよ!!しかも友梨様ってなんやねん(笑)」

『へへっ(笑)』

⏰:07/08/21 17:19 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#278 []
ベッドから降りると
裕くんが両手を広げて

「おいで」

って言った。

アタシは迷わず
裕くんの胸に飛び込むと

「寂しかったやろ?ごめんな」
って言って
ぎゅっと抱きしめてくれた。

『うん。めっちゃ』

裕くんは笑ってた。

⏰:07/08/21 17:43 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#279 []
「友梨ちゅーしていい?」

今まで裕くんと
普通にしてたのに

好きだって意識すると
緊張してしまう。


だけど・・・したい・・・


真っ赤な顔で
うん って言った。

優しい優しいキスを

深くはないけれど
幸せなキスを

何度も何度もした。

⏰:07/08/21 17:50 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#280 []
「いっしょに寝よ」

『うんっ』

いつもと変わりない
二人の会話。

変わったのは
友梨の気持ちで。


だけど・・・

だから・・・


確かめたかった
裕くんの気持ち。

⏰:07/08/21 17:53 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


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